《作詞家の「ブーム」の終わらせ方について 試論》

大学生時代に書いていた「接近戦論考」(発表してない、私的文章)の続きになりそうな気がする文章の一部。 基本、アイドル、嫌いじゃありません。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ちょっと以上、恥ずかしいことを書くと、 若い頃、「オールナイトフジ」とか「夕焼けニャンニャン」とか、 見てたんだよ。 秋元康氏のあざとい売り方も、あざといと分かっていて、 それなりに楽しんで見てたんだ。 女子大生ブームとか女子高生ブームとか、 マーケティングと理解して乗っかった。

2015-04-05 17:58:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

歌詞に関しても、秋元康氏の作詞は、わりと好きなほうだった。 ただ、「これは良いな」って感じる秋元氏の詩は、 終わりそうな恋を振り返るとか、 過ぎた青春を思い出すとか、そういう内容だった。 稲垣潤一の歌う秋元氏が作詞した歌が好きだ。

2015-04-05 18:02:08
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「おニャン子クラブ」の歌でも、 卒業ソングとか、夏休みの終わりを歌う曲だったら、 ある程度しっくりきて、聞いていた。 で。 AKBは、 シングルで発売される歌が殆ど、「前向きソング」なので、しっくり来ない。

2015-04-05 18:09:52
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

過去にシングル発売されたAKBの曲だと、 毎年出る「桜ソング」の中にいくつか、 振り返る歌詞のものもあるんだけれど、 それでも、この先の再会とか、未来とかの方にウェイトが置かれている。

2015-04-05 18:14:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

何が言いたいのかというと、 秋元康氏は、AKBのシングル曲のような歌詞しか書けない作詞家ではない、という事だ。 角度を変えて言うと、秋元康氏は、AKBのシングル用に作詞するときには、一定の枠を自らに課しているのだろう、と考えられる。

2015-04-05 18:21:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

自らが選んだ結果なのか、 「大人の事情」の影響なのかは、 私にはわからない。 ただ、AKBもまた、「オールナイターズ」や「おニャン子クラブ」と同じような、 何らかの制約のもとで作られたイメージなのだろう、ということは言えるだろう。 つまり、AKBは秋元氏の思想の具現化ではない。

2015-04-05 18:26:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

そろそろ、AKBにも、「賞味期限切れ」が来たのだろうと感じる。 「商法」は、ブームを作ることはできるし、 何らかの理由でブームが長引くこともあるだろう。 今回のAKB商法のブームは、いくつかの要素が重なって、 比較的長いものになった、と言えるだろう。 でも、ピークは過ぎた。

2015-04-05 18:30:34
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

CDが、売れなくなっている。 その中でAKBは 「CDに付加価値を付けることで爆発的なセールス結果を獲得する」ということに成功した。 AKBブームが始まる頃には、 日本国内で明確に見えていたCDの売り上げ低下の顕在化を 先延ばしする効果があった。 が、それも限界が近い。

2015-04-05 18:35:18
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

いずれにしても、 AKBブームが終わりつつあることについては、 メンバーの女性達には何の責任もない。 ブームはいずれ終わる。 ブーム、つまり「好景気」は、必ず終わるものだ。 それが資本主義社会の鉄則だから。 そして、好景気から不況に転じるときには、 少なからぬ混乱が発生するものだ

2015-04-05 18:38:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

気になるのは、そこで起きる混乱に、 誰がどこまで巻き込まれるのか、ということ。 商売をしている成人が、ある程度割を食うのは、避けられない。 できれば、未成年が、あまり傷つかない決着になれば良いな、と思う。 私に思いつくのは、その程度のことだ。

2015-04-05 18:42:39