《2015年4月6日『琉球新報』社説とコラムの紹介。個人的な感想付き》

翁長沖縄県知事と菅官房長官の初会談の翌日の、『琉球新報』の社説とコラムの引用、紹介に、わずかな感想の自己ツイートを付け加え、まとめました。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

琉球新報<社説> 翁長・菅会談 自治の抑圧 即時やめよ 辺野古移設の断念を 2015年4月6日 ryukyushimpo.jp/news/storyid-2… 以下引用)

2015-04-06 21:18:08
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用)  「キャラウェイ高等弁務官の姿が思い出される」  就任以来ようやく実現した菅義偉官房長官との会談で、翁長雄志知事が言い放った。

2015-04-06 21:18:29
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)かつて米国の軍事植民地に置かれた沖縄に君臨したキャラウェイは「(沖縄住民の)自治は神話でしかなく、存在しないものだ」と語り、強権を振るった。翁長知事はキャラウェイに重ねて安倍政権を批判した。沖縄の戦後政治史の中で、これほど強い言葉はないだろう。

2015-04-06 21:18:46
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続) 名護市長選、知事選、衆院選で示された辺野古移設反対の民意が存在しなかったかのように振る舞うことは「自治は神話」で日本は独裁国家と言うに等しい。

2015-04-06 21:18:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続) 「政治の堕落」  それにしても来県した菅官房長官が知事に語った言葉は軽すぎる。「辺野古(移設)を断念することは普天間の固定化につながる」と述べ、移設作業を「粛々と進めている」と語った。

2015-04-06 21:19:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  辺野古移設を「唯一の解決策」と言い張ることは、県外に移設先を求めない日本政府の怠慢でしかない。第3次安倍内閣で防衛相に就任した中谷元氏が2014年3月、県外での反対や抵抗によって沖縄の基地の分散は難しいとの認識を示した。

2015-04-06 21:19:28
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)中谷氏は「分散しようと思えば九州でも分散できるが、抵抗が大きくてできない」「理解してくれる自治体があれば移転できるが『米軍反対』という所が多くて進まないことが、沖縄に(基地が)集中している現実だ」などと答えている。

2015-04-06 21:19:48
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  民主党政権の最後の防衛相だった森本敏氏も海兵隊の普天間飛行場の移設先について「軍事的には沖縄でなくてもよいが、政治的に考えると沖縄が最適」と発言している。知事が指摘するように県民は「粛々」という言葉に決して脅かされないだろう。

2015-04-06 21:20:02
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  看過できないのは、なぜ知事にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)沖縄誘致の話を持ち出すのか。USJは民間企業である。まるで国営企業のようではないか。勘違いも甚だしい。あまりにも露骨な懐柔策だ。

2015-04-06 21:20:17
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  知事は普天間飛行場が沖縄戦の最中に住民から土地を奪って建設された史実を語った。戦争中に民間地の奪取を禁じるハーグ陸戦条約に違反する行為であり、日本が降伏した時に、返されるべき施設である。それを70年もの長きにわたって占拠し続ける米国の異常さを認識すべきである。

2015-04-06 21:20:32
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  代替の新基地を求めること自体もっての外だ。日本政府が米国の不当行為に加担して、普天間の危険性除去のために沖縄が負担しろというのは、知事が主張するように「日本の政治の堕落」でしかない。

2015-04-06 21:20:45
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続) 「弊履」のような扱い  キャラウェイの圧政に屈せず、沖縄県民は自らの代表を自ら選ぶ「主席公選」を勝ち取った。当選した屋良朝苗氏は、日本復帰に際して基地のない平和な沖縄県を目指した。

2015-04-06 21:20:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)1971年「復帰措置に関する建議書」を抱えて羽田空港に降り立ったとき、衆院沖縄返還協定特別委員会は、与党自民党が数の力で返還協定を強行採決していた。復帰後も米軍による基地の自由使用が決まった。

2015-04-06 21:21:17
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  このとき屋良氏は破れた草履を意味する「へいり(弊履)」という言葉を使い「沖縄県民の気持ちと云(い)うのはまったくへいりの様にふみにじられる」(11月17日付日記)と憤激した。安倍政権の沖縄に対する姿勢はこの言葉と重なる。

2015-04-06 21:21:31
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  翁長知事は菅氏に、安倍政権は辺野古が唯一の解決策のように国民を「洗脳」していると批判した。政府が基地の縮小を持ち出すことについて見掛け倒しで実現しない「話のごちそう」と突き放した。

2015-04-06 21:21:45
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  県民の民意を体現して知事が繰り出す言葉は非常に重みがある。菅氏はその重みを受け止め、辺野古移設が不可能だと認識すべきだ。

2015-04-06 21:21:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  そうでなければ、菅氏の来県は元知事の平良幸市氏が沖縄を訪問した国会議員団の主体性を疑問視し非難した「何のかんばせ(顔)あって相まみえんや」となる。 (以上、『琉球新報』2015年4月6日社説 引用終了)

2015-04-06 21:22:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

(続いて、『琉球新報』コラムを引用、紹介) <金口木舌>思いに寄り添う2015年4月6日 goo.gl/PViOOr

2015-04-06 21:24:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

(以下引用)  参加者はさまざまな思いで海を見詰めていた。3月21日、名護市瀬嵩の浜で行われた新基地建設に反対する県民集会。愛する海や親しんだ風景が失われることを悲しむ素直な思いに胸を打たれた

2015-04-06 21:24:45
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)▼瀬嵩出身の女性は浮具(フロート)で囲われた海を見るのがつらく、涙を流した。辺野古の女性は息子の釣り場を守りたかった。基地前での座り込みにも参加していることを、子どもたちから感謝されたその女性は目元を拭った

2015-04-06 21:24:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)▼一週間働いた疲れを癒やしたいだろう週末。那覇から車で2時間以上かかる会場だ。自分の時間を犠牲にしてまで基地を造らせたくないと、会場に足を運ぶ県民には頭が下がる

2015-04-06 21:25:13
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)▼自民党県連会長の島尻安伊子参院議員が4日、「反対運動は責任ない市民運動だ」と発言した。責任がなければ声を上げていけないと考えるなら言論の自由をはき違えている。県民の思いを「反対運動」とひとくくりにするのも乱暴だ

2015-04-06 21:25:25
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)▼島尻氏は県選出の国会議員で沖縄の自民党の「代表」でもある。その立場の国会議員が新基地を造らせたくないという県民の思いに対抗すると宣言した。公約を信じて投票した人はどう思うだろう

2015-04-06 21:25:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)▼菅義偉官房長官は翁長雄志知事から県民の思いを直接聞き、何を感じ、何を官邸に持ち帰るのか。6日から「春の新聞週間」。県民の思いに寄り添う報道を心掛けようとあらためて誓う。(以上、終了)

2015-04-06 21:25:57
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

(以下、感想など) 琉球新報の社説やコラムを読むたびに、本土の新聞との違いの大きさを感じる。 私は今、『北海道新聞』を朝夕刊購読していて、以前購読していた福島県内地元新聞や、全国紙と比較する事が多い。『北海道新聞』の紙面には、報道機関であろうとする強い意志のようなものがある。

2015-04-06 21:33:11