【グランクレスト大戦】ティーグレＶＳボルドウィン

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@Eiru_Sin #グランクレスト大戦 ボルドウィン＠条約／ロード ツイートは明日23時以降になると思いますが、それで良ければ《決闘の果たし状》お受けしましょう。 ウィンダム領に攻めてきた連合軍の迎撃にでたボルドウィン＠条約は、その中に手ごわいアーティストの姿を認めた。

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@SamakataTrshow ありがとうございます。承知致しました。それでは、果たし状をボルドウィンさんに使用させていただきます。 「……」今は無言のまま。両腕は虎のそれ。背後には一人の女騎士が剣を携え控えている。アーティスト……ティーグレは、ゆっくりとあなたに視線を向けた。

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@Eiru_Sin ボルドウィン＠条約 お待たせしました。まずはお詫びとお礼を。返信が遅くなって申し訳ありません。それと融通をきかせていただいてありがとうございます。 それではお互いに楽しみましょう。

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@SamakataTrshow いえいえ、どうぞお気になさらず！　むしろ、２３時ほぼちょうどにいらしていただけてありがたいです。どういたしまして、それではお互いに楽しみましょうっ。

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ボルドウィン＠条約を筆頭にした騎馬隊を先陣に、その後ろには弓兵隊と装甲兵、左側には精鋭兵隊が続いている。騎馬隊が身に着ける鎧の羽根飾りの反響音が、一騎でも大軍と錯覚させる程の轟音を響かせるのに、軍団として進軍するのでド・ド・ド・ドと腹にずっしりとくる音を響かせて威圧してくる。

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「……条約のロードか」アタシは呟く。「大軍団だな。まだ戦えるか、シズ」「……はい。ティーグレ様……」女騎士が、剣を掲げる。「行くぜ」アタシは地を蹴る。「はい……！」アタシの後から、女騎士が続く。

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@Eiru_Sin ボルドウィン＠条約 「私はウィンダム国の君主、ショウ・ボルドウィン。そこのものはアーティストとお見受けする。相手になろうというのか？君主の代理とみなしてよいのか？」

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@SamakataTrshow 「アタシはティーグレだ」短く名乗る。「ああ、そうだな……相手になるよ。君主か、君主ね……」両手を掲げて、見せる。条約の兵士達の血に塗れた、獣の手を。「……そういう理由が、戦うのに必要かい？」笑う。

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@Eiru_Sin 「ふん、君主の理を知らぬ者に説いてもしかたなかろう。それよりもティーグレといったか？どう切り抜けるつもりだ。アーティストらしく一騎打ちでカタをつけるか？それとも我らが流儀で軍団でぶつかるか？」ボルドウィンは辺りに油断なく視線を走らせたまま問うた。

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@SamakataTrshow 「まあな、アタシ頭悪いからな。そうだな……」視線は眼前のボルドウィンから外さぬまま。「……軍団はアタシの騎士が相手をして、アタシがアンタと一騎討ちってのはどうだい」

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@Eiru_Sin 「よかろう。一騎打ちというのも悪くはない。名誉は騎士の本懐ゆえ。それでは始めようではないか」ボルドウィンは剣を抜き、盾を構えゆっくりと馬を進ませてきた。（先に宣言しておきます。当方、HP：１５点消費するつもりでおります）

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@SamakataTrshow 「そうだな、それじゃあ……シズ、軍団の方は頼んだ」女騎士に言葉を投げる。「……はい」「死ぬなよ」「はい……！」駆けてゆく女騎士。「待たせたな。じゃあ……始めようぜ！」地を蹴り、一気に距離を詰め、右腕を振りかぶる。（同じく、１５点消費のつもりです）

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@Eiru_Sin 「むうっ」思ったよりも早い飛び込みにボルドウィンは盾をかざしながらうなった。しかしそれでも剣で薙ぎ払うのを忘れない。

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@SamakataTrshow ガキン、と音。盾と爪が、ぶつかり合う音。素早くバック転で回避、剣は腹部を浅くかすめるに留まる。「まだまだ、こっからだぜ！」体勢を低くし、胴体を下から爪でえぐらんとする一撃を放つ。

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@Eiru_Sin 慌てて盾でかばおうとするも、ガッ！爪が鎧に包んだ体をえぐらんと食い込んでくる。幸い致命傷にはほど遠い。その一撃でボルドウィンの顔つきが変わった。先程までのどことなく小馬鹿にしたような、人を見下すような視線から真剣な表情に変わる。そして一旦、距離を取った。

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@SamakataTrshow 表情の変化を見て取り、目を細める。「……本気になってくれたのかい？　嬉しいねぇ。なら」めきり。「アタシも、本気で行く」めき、めき……異音。両腕のみならず、女の全身が、変化していく……両足で地に立つ、虎人のそれへと。

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@Eiru_Sin ボルドウィンは静かに呼吸を整えると、剣を構えると気合の声と共に駆け出した。「突撃！」ド・ド・ド！重低音が一体となってティーグレに向かってくる。セイバーの一撃である。片手剣といえど、当たれば無傷ではいられまい。

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@SamakataTrshow タン！　横に素早く転がる。ざ、と脇腹から血飛沫――急所からは逸らした。「グルルルルルル！！」獣の唸りを上げながら、真っ直ぐに虎人は突っ込んでくる。巨大な爪を振り上げ……「ガァッ！」高く跳躍。頭上から振り下ろす。

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@Eiru_Sin 「甘いわ！」素早く盾をかざし、剣を振りかざし、そのまま突き刺そうとしてくる。剣を持つ手からはクレストが輝きを放っていた。

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@SamakataTrshow 虎人が、にやりと笑ったように見えた。ドッ――確かな手応え。虎人の右胸を剣が貫いた。だが……落下の勢いのまま、爪は振り下ろされる！　かざされる盾によって防がれるものの、凄まじい衝撃がびりびりと身体に伝わる。びき、と盾から音がしたのは気のせいだろうか。

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@Eiru_Sin 衝撃で落馬しかける。なんとか態勢を立て直して盾を見ると、亀裂が入っていた。君主として失態をさらしかけたことでボルドウィンの顔が怒りで赤く染まる。

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@SamakataTrshow 着地……体勢を崩す。喀血。だが、すぐに顔を上げる。（怒ったのかい？　なら、来いよ……アタシが、その首もらってやるよ！）内心でそう思って、獣は立つ。「グアアァァ！！」爪。右から、左から。連撃。

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@Eiru_Sin 絶え間ない連撃がボルドウィンの体を地で赤く染めていく。鎧の重装甲がなければ絶命していたかもしれない。苦痛に耐えながらもボルドウィンはさらに一撃を繰り出した。

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@SamakataTrshow 獣はとっさに左手をかざす。掌を剣が貫く。そのまま握り込み……手を振る。剣を遠くに投げ捨てる。（これで、アタシの）右腕を振りかぶる。（勝――）……爪が、ボルドウィンの首を薙ぎ払う直前で止まった。

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@Eiru_Sin ふっとボルドウィンは笑った。ティーグレの腹にはもう一本の剣が突きつけられている。予備に下げていた剣をクレストの力を使い、抜き放ったのだ。ボルドウィンはそのままティーグレを振り払い、また距離をとった。