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青江百物語
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angelcrown
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公式のにっかりさんから目を離すと脳内でどんどん年齢が巻き戻って少女のようになっていくけど、ブロマイドを眺めると20前後の青年に見えます 目を離すとまた巻き戻ります にっかりさんは少女…青年… 美少女(男性)…
2015-04-09 21:54:26![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@angelcrown 分かる それにくわえて本丸の立ち絵を見る度に「あっよかったこいつ男だ!」ってなるけど恐怖に目を反らしながら観察していく内に五分くらい経ってくると何故か段々「あれ…?なんかこいつ…少女っぽくない…?」ってなってくる現象ありませんか?
2015-04-09 21:59:05![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@m_ob38 ありますあります 目を逸らして声だけ聴くと男なんですけどね、でもたまにハスキーボイスの少女の声に聞こえて「…はぁ!?」って思って聞き直すと男の声なんですよ… にっかりさんが二次元のひとでよかった、三次元で同じ電車の車両とかにいたら気が狂うかもしれない
2015-04-09 22:01:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@angelcrown 電車でドアの近くにもたれて立ってる青江に直感的に「うわっなんだあいつ!?」って多分男なのは男なんだろうけど何故か女性っぽくも見えるし長身の女性で押し通せなくも無いような…とかチラチラ観察してしまう浅ましい自分が想像出来すぎてしまう 死にたい
2015-04-09 22:09:16![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@m_ob38 毎日帰りの電車で一緒になるにっかりさんが気になって気になって仕方ないので、そのうちどの駅で降りるのか覚えたり、同じ駅でこっそり降りて後をつけて何か落とし物をしないか観察したり、家を突き止めようと尾行してそのまま異世界に迷い込んで二度と出られなくなって飢え死にしそう
2015-04-09 22:11:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
田舎の食料品店で働いてる僕が、にっかりさんのおうちに米や酒を届けているうちににっかりさんに懸想して、ある日矢も盾もたまらなくなって無理矢理押し倒してにっかりさんに必死に腰を打ち付けて、ふと我に返ったら交番の前で木に向かって腰を振ってて、おまわりさんに肩を叩かれる話
2015-04-09 22:24:11![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
大学に入って一人暮らしを始めたら、隣の部屋に同日入居してきたにっかりさんと挨拶するようになり、ほどなくして毎晩彼を殺す夢を見るようになる。ある日ついに隣の部屋に侵入して首を締めて締めてついに折ってしまう。翌朝僕が部屋で絞殺死体になって見つかり、ちょっとした騒ぎになった #青江怪談
2015-04-09 22:31:51![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
隣のクラスのにっかりさんから合同授業で消しゴムを借りてから、意識するようになってしまい、毎日目で追うようになり、体操着を盗んだり、隠し撮りをするようになる。隠し撮り写真をプリントアウトしてアルバムに綴じて眺めてみたら、にっかりさんの目線が、何故か全て僕を見ていた。 #青江怪談
2015-04-09 22:51:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
バーでにっかりさんに声をかけて、ホテル街に向かおうと手を引いたら、曖昧な笑みでついてきてくれた。一晩楽しみ、翌朝彼は既におらず、とりあえず家に帰ろうとしたが、辿り着けない。交番で道を聞いてもそんな住所は無いと言われる。身分証も何故か持っておらず自分の名前も思い出せない。#青江怪談
2015-04-09 22:43:14![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
にっかりさんと付き合って、遊園地に行き、山登りして、その度にツーショットの写真を撮って、小さなアルバムを作って持ち歩いていた。同僚にそのアルバムを見せると、軽蔑したように「何股だよ」と言われた。返されたアルバムを開くと、色々な知らない人たちが、僕の隣で微笑んでいた。 #青江怪談
2015-04-09 23:03:27![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
人通りのない夜の道端に座り込んでいたので、声をかけて車の助手席に乗せてあげた。具合が悪くなって困っていたらしい。名前を聞いたら「青江」と言った。大きな通りまで送った帰り、車の調子が悪くなったので、ボンネットを開いたら、内部にびっしりと青緑色の髪の毛が絡み付いていた。 #青江怪談
2015-04-09 23:11:20![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
近所に住むにっかりさんは、僕に時々プレゼントをくれる。どれもどこかに数字の入っているデザインのものばかりだ。僕は彼が結構好きだったので、全て専用の箱に入れて取っておいた。僕はある日大事故に遭い、死んだ。箱の中の品を貰った順に並べたら、僕の命日になったのは偶然だろうか。 #青江怪談
2015-04-09 23:19:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
にっかりさんに「月が綺麗ですね」と告白したら「目が離せないくらい、ね」と気がなさそうに言われた。振られたのだと思い、彼の方を向こうとしたが、月から目が離せない。それどころか、その場から動けない。夜も明けず、誰も通らず、助けもない。僕はそのままずっとここで月を見ている。 #青江怪談
2015-04-09 23:34:13![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
時々電車で一緒になる、髪が長い男の人が気になっていた。ある日彼がハンカチを落としたので、僕はそれを拾い、そのまま黙って貰ってしまった。夜、風呂から上がって部屋に戻ると、鏡から白い手がぬるりと出てきて、ハンカチを掴んで戻っていった。翌日彼に「返して貰ったよ」と囁かれた。 #青江怪談
2015-04-09 23:47:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
同じ会社の青江さんは、足音の静かな人だ。昨日も、今日も、彼は洗面台で鏡を見ている僕の後ろを通って、隣の洗面台を使い始めたけど、彼が水を使い始めるまで気付かなかったんだ。 #青江怪談
2015-04-10 00:03:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
青江怪談、最強のオチはワタシ達がこうして散々あいつから感じる恐怖を言葉で表現してから本丸で美しい庭を背にたたずんでいるあいつを見た瞬間、これまでに語られてきた恐怖の全てを飲み込みより圧倒的な怖れとしてあいつが笑いかけてくる所じゃないかな
2015-04-10 00:02:40![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
僕は青江を殺した。情事中の事故だった。死体の処理に困ったので、枯れ井戸に投げ捨てた。彼は身寄りがいなかったので、神隠しということで騒ぎにもならなかった。その冬、村は疫病に見舞われ、村人はもう誰もいない。時々旅人が辿り着くが、生きたまま出て行けた人は一人もいないのだ。 #青江怪談
2015-04-10 00:20:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
通学路の一本先の道に建っている、古いアパートの最上階。窓から顔を出している長髪の男の人と、時々目が合う。彼も僕のことを覚えたようで、時々手を振ってくれるようになった。ある日思い立ち、あのアパートの近くまで行こうと道を探したら、アパートの建っているはずの道は、川だった。 #青江怪談
2015-04-10 00:41:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「電車で乗り合わせた髪の長い男の子に、誘われるようにふらふらと手を伸ばして体を触った。そうしたら彼はこっちを向いて、自分の右目を指し示しながら、何かを小声で言ったんだ。とたんに僕の右目が急に痛み出して、目の前のガラスを覗き込んだんだ。するとガラスの向こうで、彼が手を振っていた。」
2015-04-10 01:40:19