「なんでも鑑定団」に出てくる中島誠之助の語り。ああいうのがなんというか、本来の「商売人の語り」なんだとは思う。

「なんでも鑑定団」に出てくる中島誠之助の語りが好きだ。いかがわしさと人当たりのよさと、矛盾が見事に同居しているようなしゃべりかた
medtoolz 中島誠之助 なんでも鑑定団
lucifer_af 82991view 18コメント
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  • @medtoolz 2010-12-20 10:08:15
    「なんでも鑑定団」に出てくる中島誠之助の語りが好きだ。いかがわしさと人当たりのよさと、矛盾が見事に同居しているようなしゃべりかた
  • @medtoolz 2010-12-20 10:09:49
    あの舞台に「本物」が出てきたときに、他の鑑定士はたいてい、最初のほうに「本物です」と宣言する。依頼人はみんな、「ありがとうございます」と鑑定士に頭を下げる。本当にえらいのは、本物を持ち込んだ依頼人のほうなのに。中島誠之助が鑑定するときは、そのあたりの関係を上手に作る
  • @medtoolz 2010-12-20 10:10:42
    偽物が出品されたときには、他の鑑定士の人たちは、「この出品物にはここが欠けている」と、本物に比べて、足りないものを指摘して、最終的に、これは本物でない、という結論を出す。依頼した人は、たぶん本物でないその依頼品のことを嫌いになる
  • @medtoolz 2010-12-20 10:12:01
    中島誠之助が偽物を鑑定するときには、まず「もしも」から入る。「もしも本物だったら」ではじめて、それが素晴らしい価値を持つこと、当時人気があったこと、現存していればすごい発見であることを語って、「この依頼品は、本物にしてはよく出来すぎている」とつなぐ
  • @medtoolz 2010-12-20 10:12:48
    贋作を作った人の熱意というか、本物を目指して、力を入れすぎたあまりに「本物を超えてしまった」から、これは偽物なんだと持っていって、「あえて欠点を上げるとすれば」なんて、そこからはじめて欠けたところをいくつか指摘する
  • @medtoolz 2010-12-20 10:14:09
    で、最後は決まり文句の「言い仕事をしていますねぇ」と結んで、「これを大切にして下さい」なんて依頼者に返す。あれは上手に使えば最高のもてなしだし、逆に価値あるものを買い叩くときには、「いい品だから、この値段でどうです?」なんて安い値段吹っかけてもいける
  • @medtoolz 2010-12-20 10:15:27
    あの語りはたしかに業界人の芸であって、芸というのはたいてい、いい方向にも悪い方向にも応用できる。そのあたりは話芸も武芸も同じ
  • @medtoolz 2010-12-20 10:17:08
    博物館方面の鑑定士の人たちも、時々「いい仕事をしてる」を使おうとする。でもあの言葉は、依頼者を持ち上げて、依頼品を持ち上げて、はじめて意味を持つ。「ここが欠けている」と指摘されてから「いい仕事」といわれても、あまりうれしくない
  • @medtoolz 2010-12-20 10:18:09
    中島誠之助の「いい仕事してますねぇ」は、あの言葉が見事なのはもちろんなんだけれど、そこにたどり着くまでの話の組み立てかたが上手だからこそ、言葉が生きてるんだと思う。じゃあとっかかりはどこかといえば、「いきなり歴史から入る」というあのへんなんだと思う
  • @medtoolz 2010-12-20 10:23:34
    ああいうのがなんというか、本来の「商売人の語り」なんだとは思う。「これだけ買うからこれだけ値引いて下さい。それが御社の利益です。win-winです」みたいなのは何か違う。実は騙されてすごく安く買い叩かれても、何故か気分がいい、というのが商売人の話術であって
  • @medtoolz 2010-12-20 10:24:53
    再現性を持った技術という意味では、大量購買、大量値引きを力尽くで押し進めるやりかたのほうが正義で、芸に頼ったやりかたというのは、最後は物量に押し切られてしまうのだろうけれど。仲買人に中島誠之助を雇おうものなら、人件費だけで会社傾くだろうし
  • @sarustar 2010-12-20 10:30:46
    @medtoolz 商売人の語りっていうのは、ジョブズや高田社長のプレゼンとかもそうですよね。
  • @medtoolz 2010-12-20 10:35:17
    @sarustar 高田社長の語りは、「いかがわしさ」成分が多めで、あれはあれで、それを見るためにテレビを付ける人がいるから、あれでいいのでしょうね。。
  • @zyesuta 2010-12-20 10:28:12
    口上がうますぎると木戸銭のつもりで払ってしまう、というのはありますね。寅さんではないけど。中くらいの人気をもつ観光地に、たまにそういう芸をもった人がいる。
  • @medtoolz 2010-12-20 10:30:52
    @zyesuta ああいうのをじゃあ、技術として体系化して、学校みたいな場所を作って教えられるのかといえばきっと相当に難しくて、芸というのはいつまでも芸なのですかね。。
  • @zyesuta 2010-12-20 10:36:43
    @medtoolz 俳優の演技はある程度までメソッド化して教育できるそうですが、ああいう芸は…どうでしょうね。当人の身体に左右されるところが大きすぎるのかもしれません。多少とも継承できるとしたら徒弟制にして、師匠の身体を写し取らせてから守破離、という流れでしょうか。
  • @medtoolz 2010-12-20 10:39:29
    @zyesuta 中島誠之助の語りなんかも、言葉を棒読みするだけだと、面白くも何ともないと思うのです。。声の調子やあの人の立ち居振る舞いまで含めてまねないといけないし、結局それは「写し取る」、修行の工程が欠かせないですよね。。
  • @zyesuta 2010-12-20 10:41:12
    @medtoolz そうなんですよね。佇まいからマネるような修行になるんだと思います。で、自分のキャラに合った話風を開発していくと。
  • @zyesuta 2010-12-20 10:43:53
    歌舞伎なんかだと、ある程度動きがメソッド化されて、鼻に手ぬぐいをやると男が泣いている、手のひらを見せると女が泣いている、とか型になってるとそうで。他の演劇でも悲しそうな歩き方とかメソッド化して学校で教えられる部分はあるけど、でもそれ以上のものはキャラ依存、身体依存。
  • @medtoolz 2010-12-20 10:37:33
    やっぱりこう、話芸天下一武道界みたいなのを見てみたい。何でもありありのディベートみたいな奴。人質交渉人や心理学者、口上に長けた香具師、警察の取調官、中島誠之助は相当上位に行くと思う。政治家の人はどうなのか。

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