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大井浩明 All'Italiana 2015 + 関連公演
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サロンの中からベリオを練習する音が漏れてきて、ロビーのスピーカーからはモーツァルトのヴァイオリンソナタが流れてくるという、何とも言えない環境。
2015-06-14 17:34:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
終演後に軽く皆さんと飲んで帰る。相変わらず、ここで呟けないようなディープな楽屋話ばかり。話を聞いて、膝を打つことが何度もおましたわ。
2015-06-14 22:13:03![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ベリオのピアノ曲はベリオのメインストリームではないんやろか、という話をした。作風に取りとめがないですな。クラスターあれば、『水の音楽』みたいな和声感たっぷりの曲もおま。
2015-06-14 22:42:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ベリオのピアノ曲、どれを聴いても、メランコリック?「眉毛八の字」成分?疲れた男のため息?とでも言えばいいのか、ある種のやり切れなさが含まれているのは何故?腐ってもブーレーズ、腐ってもシュトックハウゼン、腐ってもメシアンみたいな我の強さ・アイデンティティーは感じなかったわ。
2015-06-15 21:03:11![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
(承前)ピアニスト志望だった割には作曲家としてピアノ作品は主戦場ではないのかな? そう思ってしまうのは、私が他の作品を知らないから、作品間のエコーとかレゾナンスを感じられないせいかも。解説文を読んで、代表作を聴いてみなくては。ooipiano.exblog.jp/24225321/
2015-06-15 21:07:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
昨日の「大井浩明・連続リサイタルシリーズ《All'Italiana 2015》 【 第1回 】ルチアーノ・ベリオ 全ピアノ作品(生誕90周年)」。気にはなってたけれども来なかった人は地団太踏んで口惜しがっていただきたい(笑 pic.twitter.com/Ab2qvP2Mys
2015-06-16 01:26:10![](https://pbs.twimg.com/media/CHjfda1VEAADZEB.jpg:medium)
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ベリオは20世紀にヴェルディ、プッチーニを継ぐイタリアの作曲家だった。大井浩明さんの奏でる抜けきった音色の美しさ!ベリオは突き抜けた青空の光のなかでこそ生きる。 pic.twitter.com/N2MByt6L5Q
2015-06-16 01:26:34![](https://pbs.twimg.com/media/CHjfjUjUEAAVQ4f.jpg:medium)
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.@kenmochi なんとなく《渚のバルコニー》っぽいなあ、とは感じていましたが、演奏直後の休憩時間に、これは例の連続テレビドラマだと思い至りました。正直におっしゃい。
2015-06-16 11:45:54![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【6/14公演】ルチアーノ・ベリオ:全ピアノ作品 + 剣持秀紀:ピアノ独奏のための《ピンチェ》(2015、委嘱新作初演) /アンコール 三輪眞弘:《虹機械 公案-001》(2015、関西初演) ooipiano.exblog.jp/24225321/
2015-06-28 00:49:35![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ベリオ22歳のデビュー作である《小組曲》(1947)は、同齢のブーレーズが同年に作曲していた初期ソナタなどとは比べ物にならない学生習作だが、亡命前のリゲティ程度には書き込まれている。イギリス組曲を下敷きにしたジーグ後半に現れる連打パッセージは、最晩年の《ソナタ》を早くも予言。
2015-06-28 01:24:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
今回のイタリア物特集では、ペトラッシとダラピッコラはスルーさせて頂きました。師ダラピッコラのオペラ《囚われ人》に基づき師に献呈された《五つの変奏》(1953)は、まだまだブーレーズの後姿さえ見えてない旧式の作風ながら、「政治ネタ」としての側面に注目されれば演奏頻度もあがるのかも。
2015-06-28 01:33:05![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
アントワネッテ・ヴィッシャー(1909-1973)は、スイス・バーゼルに生まれ同地に没した女流チェンバロ奏者で、最晩年にベリオ《ラウンズ》、ケージ《HPSCD》、尹伊桑《小陽陰》、リゲティ《コンティヌウム》等を次々に委嘱初演した。ヴィッシャーとランドフスカあってのホイナツカ。
2015-06-28 01:41:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ベリオ《セクエンツァ第4番》を初演したジョシー・デ・オリヴェイラは、指揮者エレアザル・デ・カルヴァリョの元妻。7/12に初演予定のシェーンベルクOp.31ピアノ独奏版の編曲者ダンテ・アンゾリーニはカルヴァリョ門下。当時カルヴァリョ夫妻の委嘱で書かれたのがクセナキス《シナファイ》。
2015-06-28 01:47:56![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
《6つのアンコール》に関する、チェントロ・ストゥーディ・ベリオならびにウニヴェルザル出版の情報が混乱を来たしている。《水のピアノ》では、ブラームスOp.117とシューベルトD935の「モチーフが使われている」と書かれているが意味不明。別ソースではOp.119とD940への随想と。
2015-06-28 01:54:40![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
《空気のピアノ》の初演者は、あらゆる記録で「P.Nardi」と略記されているが、正確にはグレゴリオ・ナルディである。ナルディ氏の知人いわく、「彼がベリオ作品の世界初演をしていたとは知らなかった」。経歴にも曲名まではっきりとは言及していないので、言わでもの経緯があったのかもしれない
2015-06-28 01:58:50![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
《Brin 塵》(1990)は、「早世した仏人ピアニスト、ミシェル・ウダルを讃えた、告別の音楽」などと書かれているが、ウダルの死去は作曲の3年後であり、そもそもウダル自身の録音が残っているので、追悼作品では無い。
2015-06-28 02:02:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ベリオ《土のピアノ》(1969)は、ちょいと不規則な音階と音価とデュナーミクなので、あとは上半身をくねくねしながら「音楽と一体になってるボク」「力が抜けてるボク」をアピールしながら弾けば、グル作品一丁あがりである。タイトルもそれっぽい。
2015-06-28 02:08:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ベリオ弟子(アンドリーセン)編曲、ベリオ元夫人(バーベリアン)とカニーノ師匠による《チケット・トゥ・ライド》 youtube.com/watch?v=LVFsJK…
2015-06-28 04:07:22![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
近藤譲氏激賞の《Durch dich so selig》(Beethoven/Silcher) youtu.be/IIOM927YbDg?t=… 《猫の二重唱》(ロッシーニ)youtu.be/IIOM927YbDg?t=…〔C.バーベリアン(声)+B.カニーノ(ピアノ/声)〕
2015-06-28 04:15:13![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
(承前)日本のムック本で「ナポリ出身の生まれながらの役者」などと形容されていたカニーノ師匠であったが、「プログラムの最後が近づくにつれて足がガタガタ」したそうで(生来の俳優はバリスタとの事)、こういう事をしーしー引き受けた挙句、1970年代の豊かな頭髪が失われていったのだなあ。
2015-06-28 04:21:48![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
フルート独奏のための《セクエンツァ第1番》(1958)が1992年に改訂されたように、ピアノ独奏のための《セクエンツァ第4番》(1965/66)も1993年にこまかく全面的改訂が施されているが、これは楽譜には明記されていない。シューマンの初版と改訂版くらいの注意が必要。
2015-06-28 10:14:25![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
《セクエンツァ第4番》の譜面が横長から縦長へリライトされたのと同様に、《六つのアンコール》も縦長に統一された(多言語表記の追加)。単に不効率としか思えない《ソナタ》の横長記譜も、そのうち縦長になるかもしれないね。ゆっくりした連打音は、b1だけは絶対に避けて欲しかった。
2015-06-28 10:19:08