僕と倶利ちゃん

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

@tos .｡oO(僕は誰かの特別にはなりたくない。誰かを特別に思いたくない。いつ終わりを迎えるのかもわからないのに、誰かを特別に思うだなんて、誰かの特別になるだなんて…。もう、あんな思いをするなんて……僕は嫌だよ、　　　　……)

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

光｢貞ちゃん…｣ 倶｢……｣ 光｢貞ちゃ｣ 倶｢うるさい｣ 光｢さd｣ 倶｢お前は貞宗以外言えないのか｣ 光｢貞ちゃんに会いたいのに情報が無いんだよ！？大包平さんだって来年に来るんでしょ！？貞ちゃんは！？｣ 倶｢きっとそのうち来るだろ｣ 光｢そのうちっていつ…｣ 倶｢わからない｣

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

主｢そういえば光忠って貞ちゃんのことは聞いてくるのに倶利ちゃんのことは聞いてこないよね。何で？｣ 光｢あー……それ、どうしても聞きたい？｣ 主｢いや、言いたくないならいい。少し気になっただけだから｣ 光｢そっか。ごめんね、今は言いたくないかな…｣ 主｢…わかった｣

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

光(倶利ちゃんがいるのにそんなの話せるわけないのに何で聞いてきたんだろう…) 主(倶利ちゃんを気にしてるのか…？何だろうすごく気になってきた…) 倶｢………今日の仕事はもう終わってるから俺は戻るぞ｣ 主｢うん、ありがとう、お疲れ様。あ、そうだ倶利ちゃんにお土産、光忠のステッカー｣

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶｢…！！(可愛い…)……ﾊｯ｣ 主｢可愛いでしょ。たまたま見つけたんだけど、残念なことに倶利ちゃんのはなかったんだよね。それにあったとしても、自分のをもらっても仕方ないでしょ？だから、倶利ちゃんには光忠をあげる。……あ、もしかしていらなかった？それなら｣ 倶｢……もらっておく｣

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

主「本当は自分用だったんだけど、今日は倶利ちゃんに仕事頼んじゃったからご褒美ってことで……」 倶「…そうか」 光「倶利ちゃん嬉しそうだね」 倶「…！？そ、そんなことはない。気のせいだ」 光「ふーん…そう？まぁ、そういうことにしておくよ。昨日今日と仕事ありがとう」 倶「…あぁ」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

主「あっ」 光「どうしたの？」 主「光忠の缶バッジも買ってたんだった」 倶「…！」 主「どっちがいい？」 倶「両方もらっておく」 主「それはダメずるい」 倶「………」 主「ちなみにステッカーどこに貼るつもり？」 倶「本体」 光「本体！？」 主「……じゃあバッジあげる」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶「ステッカー」 主「返して」 倶「嫌だ」 主「本体に貼るなんていくら何でも許せません！！！！」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶「……」 主「返してくれないとバッジあげない」 倶「………わかった……」 光(すごいしょんぼりしてる…) 主「代わりにいつかきっと何かあげるから」 光(すごく曖昧…) 倶「……わかった」 主「よろしい」 倶「じゃあ俺は戻るからな」 主「うん、お疲れ様」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

主「…で？さっきの話の続きだけど。倶利ちゃんがいたから言わなかったんじゃないの？」 光「言いたくなかったらいいって言ったの主なのに」 主「焦らされたら余計に気になるじゃん！！！！」 光「ふざけてるの？」 主「真面目に聞けば教えてくれるの？」 光「教えないと思う」 主「だろうね」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

主「まぁ無理に聞こうとは思わないけどさぁ…倶利ちゃん傷つけるようならいくら光忠でも許さないからね？」 光「そんなの、主に言われなくたってわかってるよ」 主「ふーん…ならいいけど。言いたくなったら言ってね。いつでも待ってるから」 光「はいはい。じゃあ僕もそろそろ戻るね」 主「うい」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

光忠「ねぇ、倶利ちゃん……貞ちゃんっていつになったら来てくれるんだろうね…」 倶利「…どうせお前が貞宗のことを言っているうちは来ないだろ」 光忠「じゃあうちには来ないかもしれないね…」 倶利「そんなに言い続けるつもりなのか…」 光忠「だって…貞ちゃんに会いたいじゃないか…」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶利「そんなに貞宗に会いたいのか」 光忠「そりゃあ昔馴染みの刀が来るのに会いたくないわけないじゃないか！倶利ちゃんだって貞ちゃんに会いたいでしょ？」 倶利「俺は…………別に…」 光忠「…そっか…い、今いない子のこと話なんてしても仕方ないよね！ごめんね！」 倶利「……別に……」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶利.｡oO(貞宗貞宗って、詳細がわかるまで黙っていればいいものを…。だが昨日の審神者の話だと俺の話はしないんだな…。あいつにとっての俺はその程度なのか？貞宗が来たら………いや、それならそれでいい。また失うくらいなら…最初からある程度の距離を保っていればいいんだ…)

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶「おい、光忠」 光「うん？どうしたの？」 倶「夕方ぐらいからおかしいぞ」 光「！？な、何言ってるの…！？いつも通りだよ！？」 倶「何故そんなに動揺している(…絶対何かあっただろ)」 光「どっ、どど動揺なんてし、してないよ！」 倶「……」(じー) 光「く…倶利ちゃん…？」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶「………まぁいい(絶対何かあっただろ…わかりやすすぎる…)」 光「(あ、あんなこと倶利ちゃんに言えるわけないじゃないか…！)」 倶「本当に何もなかったんだな？」 光「い…いつの間にか寝ちゃってたみたいで…おかしな夢を見ただけだよ…(あれは夢だ、うん、きっと夢だ)」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶「夢って…昼寝なんてしてなかったような…」 光「いつの間にか寝ちゃってたみたいなんだ！かっこ悪いよね！」 倶「寝てなかっただろ…」 光「ね、寝てたんだよ…あれは夢だったんだ…だって…そうじゃないと…おかしいじゃないか……」(ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ) 倶「光忠？」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

光「ﾊｯ……と、とにかく何でもないから！大丈夫だよ、いつも通り！」 倶「……じゃあ聞くが、何故そんなに赤くなってる？」 光「…！？あ…赤くなんてなってないよ…！？」 倶「鏡も見ずに何故言いきれる」 光「自分の事だからね…！」 倶「ほら」(鏡を向ける) 光「ほ、ほら！いつも通り！」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶「………本気で言っているのか？」 光「…………」 倶「…何があったんだ？」 光「……長谷部くん……す……た(ﾎﾞｿｯ)」 倶「…？長谷部と何かあったのか？」 光「…ゆ、夢の話だからね！？……は、長谷部くんにキスされた…(ﾎﾞｿｯ)」 倶「……は？」 光「だから…長谷部くんが…」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶「どこの長谷部だ。うちのじゃないだろ」 光「えっ」 倶「うちのはお前の仕事をしていた。違うやつだってことはわかってる。誰だ。斬ってやる」 光「ま、待ってよ！確かに他所の長谷部くんだけど斬るのはさすがにだめだよ！？」 倶「何故」 光「だ、だから夢の話なんだって！何もないから！」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶「夢だったとしてもだ。警戒するに越したことはないだろう。誰だ、教えろ」 光「じゃあ何で本体を持ってるのかな！？教えたら斬りに行くよね！？」 倶「………」 光「何で黙るかな！」 倶「…………」 光「だから君には言いたくなかったのに！不意打ちだったんだから仕方ないだろう！？」

料理が苦手な燭台切光忠 @mesimazu_ccp

倶「…夢なんじゃないのか」 光「えっ？ゆ、夢だよ！きっと！」 倶「どっちなんだ」 光「え？何が？」 倶「夢なのか、現実なのか」 光「僕が聞きたいよ！」 倶「………はぁ……」 光「ぼ、僕だって…望んでしたわけじゃないのに……そ…そんなことされるなんて…思ってなかったのに……」