#スニーカー文庫 「新人賞ブログ」の裏話 ～高橋祐一先生の場合～

スニーカー文庫＠毎月1日発売!! @kadokawasneaker

【新人賞ブログ】第20回の受賞者の方の新人賞ブログも始まりました。三萩せんやさんと丹羽春信さんのお二人はデビューに向けて改稿作業をがんばり中です。刊行に向けてお知らせできるように準備を進めております。応援よろしくお願いいたします！　sneakerbunko.jp/rookieaward/

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

スニーカー大賞の新人賞ブログに新しい方々が登場ということで、僕がブログを書き始めた当初の裏話を少し。

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

あのブログは新人作家と編集者が綿密に打ち合わせて書かれたものだと思われているかもしれないけど、実際は「内容は任せるからとりあえず書いてみて！　締め切りは３日後！」みたいな感じでした。無茶ぶりひどいｗ

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

で、書いてはみたものの、ブログの方向性がまだ全く分からなかったので、第１回が掲載されるときはかなりドキドキしました。「他の二人とテンションが違ってて滑っていたらどうしよう」とか思ってました。

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

実は最初の難敵は、字数。当初「字数はマックス1000字で」と言われてて、これを律儀に守ろうとしたばっかりにかなり苦戦しましたね。「たった1000字で、読者が求めている情報やギャグを盛り込みつつ話の山を作り、さらに次回予告まで入れるなんて無理だあ！」って頭を抱えてた。

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

ところがある時、岬かつみさんの記事を読んでて、「あれ？　この記事、明らかに1000字超えてね？」ってなって、どうやら「1000字」というのはあくまでも単なる目安で、別に絶対遵守のルールでも何でもないということにようやく気付いたｗ

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

なので、途中からは字数をあまり気にせずに書いたんだけど、最初の数回はどうにか1000字に納めるために文章を極限まで削っていたので、ちょっと言葉足らずで読みにくい記事になっていたかと思います。すみません。

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

ほぼ週刊ペースでブログを更新していたけど、これはブログ名が「デビューへの道」だったので、当然デビュー作が出たら引退だと思い込んでて、それまでの辛抱だ！　と思って頑張っていたため。

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

最終回のつもりの原稿を担当さんにお渡ししたら「え？　別にデビューしたら終わりなんて決まってないよ？」って言われてあばばばばってなりました。

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

最初のころは一発で担当さんにOKもらうことはあんまりなくて、だいたい１回は書き直してますね。「これ書いちゃダメ！」って。後半になると慣れてきて、ほぼ一発OKでした。

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

実は僕、デビューしても自分語りとか担当さんいじりみたいなネタは封印するつもりでいたんですよ。内輪ネタくさいし、どうなのかな、と。ところがこのようなコンセプトのブログをすることになったため、デビュー前からその封印を破ることになってしまったというｗ

高橋 祐一 @Yu1_Takahashi

でも、書いてて自分でも勉強になったことはたくさんあったし、デビュー当時の自分の心境や悪戦苦闘ぶりをこうして文章の形で残すことができたのは、とてもよかったと思います。いい機会をいただいたと編集部さまに感謝しています。