hack:midnight story

えーや @Eiya0

@sousakuTL 銀嶺：未来都市に住む男。以前はとある世界で冒険者として活動していたらしい。『次』があるまではバグ処理班として活動している。この世界では派遣役、一種の傭兵の扱いを受けている。 pic.twitter.com/Focaz4mvpU

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えーや @Eiya0

@sousakuTL オペレーター：文字通りの役割を持ち、銀嶺との通信を担当しているバディ。名前が無く、呼び名がないと困るということで銀嶺から『オペ子』と称されている。なおオペ子は銀嶺を傭兵としての登録名『シルバー』と称している pic.twitter.com/yDAdmTcIJx

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えーや @Eiya0

@sousakuTL 「えーっと、あなたが新しく配属されたギンレイ？」 「あァ、よろしく頼む」 「よろしく。私はバディのオペレーターよ。この界隈人は幾らいても足りないから、いてくれると助かるわ。せいぜい死なないようにね」 「死ななきゃ安い。仕事の報酬はたんまりだからなァ」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「んで名前は？」 「オペレーター」 「本名」 「無いわよ。名前だけ未記入で届出出されたの」 「ザルすぎねぇかそれ」 「マシンの計測されてて、数万分の1の誤差に当たったって」 「名前がないと不便だろ」 「あだ名とか特徴があればそれで済むし」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「体付きはそれなりだしな」 「初対面の3分でセクハラされるとは思わなかったわ。ほら、何か隣の兵士凄くにらんでるし。ほかの女の子にもそんなこと言うの？」 「ァー……気をつけてるようにはしてる」 「……まぁ良いけど。とにかく、あなたと私はバディとして働くわ」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「何か質問はある？」 「寝床は貸し与えられるらしいが食事をどうしようかってな」 「そんなの外のポータルでピザかバーガーを頼めば」 「カネ、まじでねェんだよ」 「呆れた。じゃあ一ヶ月だけ、2食用意してあげるわ」 「アンタ将来苦労するぞ？」 「オペレーターよ」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「そのオペレーターってのも言いづらいからさ。あんたみたいな役職他にもいるだろ？　面倒くさいから識別するために勝手に呼んでイイか？」 「いいわ。なんて呼んでくれるの？」 「オペ子」 「却下」 「良いっていったじゃねェか」 「安直過ぎる」 「いいじゃねェかよ」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「……分かった。分かったわよ。オペ子でいい」 「30分も粘りやがって。隣の兵士も飽きてるじゃねェか」 「あ、ごめんキミ。のどが沸いたからコーヒー買ってきて」 「しかもパシんのかよ」 「ギンレイは？」 「じゃあ同じの」 「ほら面倒くさがらないでいったいった」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「あー、ギンレイ。ギンレイ聞こえてる？」 「聞こえてるっての。マイクうるせぇからもっと音量調節しろ」 「ＯＫ　なら今日のミッションの説明をするね」 『其の前に言いたいことがあるんだけどよォ」 「なぁに？」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「俺、電子空間にいるんだよな」 「そうそう。今日は調査のためにバグつぶしをしてもらうの」 「そりゃ良いんだけど、この服どうにかならなかったのか？」 「あぁいつもの？だって服かえるの面倒だし」 「もっとこう、電子世界っぽい服装ってあるんじゃねェか？」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「ほら、〇ックマン程度とは言わねェけど傭兵みたいなスニーキングスーツとかマッスルスーツとか、ぶちゃけ言えばト〇ンみたいに光るあのかっけぇの」 「戦場に行くのに防弾チョッキをつけていくのといないのがいるよね。つまりギンレイはそういうこと」 「納得いかねェよ」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「丸腰で行って死んだらドウすんだ」 「ギンレイの言葉を借りるならフンコロガシみたいな雑魚だから大丈夫」 「フンコロガシだってマシンガン持ってきてアブねぇじゃねェか。お前最高難易度の奴らの攻撃を受けると死ぬんだぞ」 「この任務はeasyだから大丈夫」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「やっほー、ギンレイお帰り、そしておはよう。やっぱり無事だったじゃない」 「いやバグ共が撃ってきたレーザーが当たったけどな。結構痛かったんだけど」 「現実にはダメージが無いから大丈夫」 「夢見てて死ぬ事だってあるンだぞ」 「夢見がちなわけじゃないでしょ」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「ギンレイ、聞こえる？」 「All right 良好だ」 「OKじゃあ次のミッションだけど」 「それはイイんだがいい加減俺にもスーツ支給してくれね？」 「それは自前で用意してね。傭兵なんだから」 「派遣は辛ェな」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「ギンレイ、エネミー反応多数。雑魚集団みたいだけど」 「なら任せとけ。ディナーには間に合いそうだな」 「……あ、待ってギンレイ戻って！　敵性反応が急速に変貌してる。バグが進化してる。進行性のバグよ」 「はァ！？　もう遅ェから突っ切るぞ」 「戻ってきてよ！」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「状態異常について説明していなかったわね」 「あァ、えらくゲームみたいなステイタスだな」 「まず体の中に侵入してくる邪毒。ゲームでいうなら毒状態そのものよ」 「ふつーそれ食らっただけで死ぬけどな」 「でもギンレイは毒無効持ちだから気にしなくて良いわね」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「ならチュートリアルはこれくらいかしら」 「あ、なら最後に良いか？」 「なにかしら」 「メシ」 「いいけど」 「アンタを持ち帰ってデザートを頼むのは」 「今この場で消去するわよ」 「殴られるよりましだ」 「ならなぐってあげるから戻りなさい」 「へいへい」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「あなたたちはデータの塊として存在するからそれを逆手にとられた異常もあるわ。勿論対策はあるけど。例えば放心、狼狽、萎縮、制止、洗脳、怒り諸々。外傷より精神的に揺るがせるもののほうが強いから気を付けて」 「それ、ようは全部ハッキングだよな」 「そうだけど」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「じゃあ今捕まえたこれをこうして、と」 「？　なにを」 「ハッキング」 「…………」 「こんなものだろ」 「洗脳……驚いた。特殊な技術も学んでいないのに使えるなんて。適性反応もないわ」 「内側でやったらどやされるがな」 「許可なくやったからね。黙ってるけど」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「オペ子、聞こえるか」 「なぁにギンレイ…じゃなくて…えっと、シルバー」 「報酬でボディスーツを購入したんだが、少しきつい」 「シルバーが扱えるhack:の電子分解効率も高くできるし、衝撃への耐性も高いからそれが丁度いいの。あとは電磁攻撃を防ぐためよ」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「シルバー、コーヒー買ってきて」 「使いっぱしりかよ」 「どうせヒマでしょ」 「メンドイ」 「そんな口利かないでよ、おねがい」 「じゃあ今度アソんでくれよ」 「へんなことには付き合わないわよ」 「どの辺までならイイワケ？」 「ツイスターゲームくらい？」

えーや @Eiya0

@sousakuTL 「へぇ」 「何よ。結構柔軟性や伸縮性に自信あるわよ」 「ほーぅ」 「だから何よ」 「なんでもねェよ」 「とにかくコーヒー買ってきてよ」 「じゃあツイスターゲームで買ったらな」 「なんでよ。……もうわかった、やってあげるわよ」 「………（にや）」