「アニメーション制作者実態調査 報告書 2015」に目を通してみてⅡ

It happens sometimes @ElementaryGard

そうなったら自分たちの足元が揺らいでしまう。それで今度は「苦しいといっても長く続けていればちゃんと生活できるようになるんですよ」とフォローを始める。

It happens sometimes @ElementaryGard

報告書には離職率が言及されていない。どんなひとがどのくらい毎年去っていくのか、これが見事にスルーされている。

It happens sometimes @ElementaryGard

「長く続けていればちゃんと食べていけるようになる」　嘘だ！　正しくは「食べていける者しか残っていない」じゃないか！

It happens sometimes @ElementaryGard

pic.twitter.com/Hh5g46lB3J

拡大

It happens sometimes @ElementaryGard

godo-shuppan.co.jp/img/kokai/kais… しつこく宣伝します。昨年上梓した拙訳『ミッキーマウスのストライキ！アメリカアニメ労働運動１００年史』のために書き下ろした訳者解説「アニメーションという原罪」。

It happens sometimes @ElementaryGard

新人が入ってくる。信じられないような少ない報酬、それも歩合制で働かされる。労働基準法違反なのに「この子たちはうちの社員ではありません。フリーランスです。うちは机を貸しているだけです」と合理化される。

It happens sometimes @ElementaryGard

「これも修行だ」と説教する。される側も「そうか修行か」と自分を言い聞かせる。働く。

It happens sometimes @ElementaryGard

食べていけないぶんは、自分の貯金を崩すか、親からの仕送りで補い続ける。

It happens sometimes @ElementaryGard

一本３０００万円かかるところが１０００万で作れてしまう日本のアニメの魔法。そのトリックがここです。２０００万円ぶんは若者の過重労働で埋め合わせしている。

It happens sometimes @ElementaryGard

修行の名のもとに。

It happens sometimes @ElementaryGard

業界ぐるみで、新人たちの親のすねをかじっているのです。

It happens sometimes @ElementaryGard

もうやっていけないと思った者から去っていく。それも織り込み済みで若者を業界に呼び込む。

It happens sometimes @ElementaryGard

戦争と同じです。兵の消耗率を事前に織り込んで「突撃！」と叫ぶ。 pic.twitter.com/RGBge6Xuda

拡大

It happens sometimes @ElementaryGard

「アニメーション制作者実態調査 報告書 2015」に欠けているのがこの視点。新人、準新人たちの消耗率については何も書かれない。

It happens sometimes @ElementaryGard

「ずっと駆け出しのままの年収110万なわけでは無いということ。」　ヤマサキさん本気でこんなことをラジオで語ったのですか？そりゃ敵の弾に運よく当たらなければ二〇三高地の山頂に立てますよ。当たらなければ。 pic.twitter.com/ZNsqzb4lsD

拡大

It happens sometimes @ElementaryGard

「都内に戸建てを持ち子供を何人も育て幸せに暮らしてる人がいるかと思えば、独身貴族を貫き海外旅行や趣味を楽しむ人もいる」その下に、一体どれだけの戦死者がいるのか、数えたことはおありですか。 pic.twitter.com/5ylAzf92TU

拡大

It happens sometimes @ElementaryGard

「脱落したのは才能がなかったからだ。努力も足りなかったからだ」　それは芸術家の話。労働者ではないのですかアニメ絵描きは。

It happens sometimes @ElementaryGard

ブラック企業の理屈そのもの。「あいつが潰れたのは根性がなかったからだ」　適者生存の理屈。生き残った者は正義だから生き残ったという循環論法。