【転生現パロ設定】バックパッカー鶴丸国永+古民家暮らし三日月宗近 その2

※特殊設定注意※ 前記事「銀の砂時計」 http://togetter.com/li/794655 から派生した、刀剣乱舞・鶴丸国永+三日月宗近の二次創作転生現パロのつぶやきまとめ この設定での創作はご自由にどうぞ その1:http://togetter.com/li/804815 続きを読む
ログ
35

バックパッカーとして鶴丸国永が旅立つ前のふたりについて
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
古民家暮らし三日月宗近の移動手段は村営の巡回バス。一時間に一本だけなのに、彼は最寄りのバス停の到着時間に家を出る。バス停までは徒歩十分。三日月宗近がバス停に到着する前に巡回バスが来たら、運転手と世間話をして引き止めるのが鶴丸国永の役目だった。ふたりで出かける時はいつもそうだった。
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
三日月宗近がバス停に来ると鶴丸国永は「またきみはバスの到着時間に家を出たな」と非難して三日月宗近の鼻をきゅっと摘む。鼻の頭が赤くなる強さで。三日月宗近は「痛い痛い」と言いながら鶴丸国永が引き止めてくれていたバスに乗り込む。
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
バスの車中の彼らには会話がない。窓側に座る三日月宗近の鼻の赤が段々と薄くなる様を、窓越しの陽光で白く輝く横顔の産毛を、鶴丸国永は見つめている。時折、三日月宗近が顔を動かしふたりの視線が絡み合う。そういう時間をふたりは過ごしてきた。そういう時間の重ね方しか、ふたりにはできなかった。
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
つらつらと考え事をしてるとずっと包丁を動かしてしまう三日月宗近…(人間・古民家暮らし) 「こんなに切るやつがいるか、きみの思索に付き合うのはうんざりだ」と驚き呆れながら毎度ぽりぽりとキュウリの輪切りを咀嚼する鶴丸国永…(人間)
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
「思索に付き合うと言うが、おまえが内容を聞いた試しなどないぞ」「だが、キュウリの輪切りをボウルに山盛りにして出てきたんだ。もうきみ自身の中で整理がついたんだろ」「鶴丸は俺のことよく知ってるなあ」「宿世の縁だからな」「おまえは刀の頃より優しい」「仕方あるまい、情とは人の持つもんだ」
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
情の深い鶴丸国永(人間)と、愛の深い三日月宗近(人間)… いつだってきみのことを考えてるから世界中のどこからだって手紙を書ける。いつまでだっておまえのことを待てるからずっと変わらずこの家にいられる…

三日月宗近の暮らす古民家について
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
鶴丸国永(人間)はiPhone持ってるけど、三日月宗近の住む古民家には電話機がないから電話できない…
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
電話機はないけど扇風機も掃除機も電子レンジも炊飯器もある三日月宗近の古民家…扇風機はタイマー機能駆使して夜寝てるし、炊飯器も予約機能使いこなして朝に炊きたてご飯食べてる…
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
電話機がないのは電話するほど親しい間柄が鶴丸国永しかいないから。でも彼と電話で世間話したり、待ち合わせ場所を決めたりする必要なんて今更ないし、彼はいつも唐突に来訪し、古民家の空気をぱっと明るくして去っていく…それで充分な三日月宗近…
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
異国で、三日月宗近の声を唐突に聴きたくなったら両手で左右の耳を塞ぐ鶴丸国永…身の内に残る声を聴く…その後にその日の綴るモレスキンの手記は、普段よりも少しばかり字が小さくて、内容もとりとめなく冗長
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
古民家暮らし三日月宗近が普段使ってるお部屋は台所と居間と寝室だけであとは閉ざされたきりだけど、一室だけたくさんのポストカードで埋まってる。他の部屋ががらんどうな分、襖を開けた瞬間のポストカードのあざやかな色彩と情報量の洪水に、家主である彼にも毎回息を呑んでほしい
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
ポストカードを送り続けることで直接会わずとも、鶴丸国永は自身の消息とちいさな驚きを三日月宗近に届け続ける。驚いた瞬間の、心がぱっと真っ白になる感覚。古民家で暮らす三日月宗近にとってその感覚は鶴丸国永と紐づけられている。そして彼の心の一番白い部分に、鶴丸国永は息づいている
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
古民家暮らしの三日月宗近は、明け方雨戸を開ける。台風一過の朝日の透きとおった光、うるおった空気にそっと目を細めて手を伸べる。その仕草は、彼が鶴丸国永の話を聞く様に似ている。そして台風で地面に散らばった草木の奔放さは、唐突に来訪しては去って行く鶴丸国永の佇まいに、似ている。

各国で人々の印象に残るバックパッカー鶴丸国永について
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
バックパッカー鶴丸国永にはあちこちで赤ん坊抱いて欲しいし、赤ん坊に泣かれてほとほと困り果ててる様子が見たいし、古民家暮らし三日月宗近には幼女を膝に乗せて昔語りをして欲しい
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
ロンドンのアンティークマーケット覗いてる鶴丸国永(人間)…手を伸ばす品々が全部実はよいものだけどあまり価値を知られていない品ばかりだから店主がちょっと驚いて話しかけてくる「おまえさん、そんな若いのに大した目利きだ」「まあな、千年ばかし道具だった経験則だ」
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
アマルフィ海岸にいる鶴丸国永(人間)…… 海岸にいる鶴丸国永が貝を拾って耳に当てて木霊する波の音を聞いたりしたらどうしよう……
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
靴が濡れてしまうから裸足で波打ち際を歩く鶴丸国永(人間)…時々波を蹴り上げて、そのたびに足の指先からきらきらと飛沫が弧を描いて散っていく。遊んでたら子供が寄ってきて水掛け合いになり「お、やったな!」って短刀ちゃんたちと遊んでた時と同じ笑顔ではしゃいで遊ぶ鶴丸国永(人間)…
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
バックパッカー鶴丸国永はある日フラッシュモブに遭遇し、何の変哲もない道が突如として大舞台へと変貌を遂げる様を目撃する。きらきらと目を輝かせて乱入しようとすると青年が静止する「悪いな、これは俺の親友の一世一代のプロポーズなんだ。彼女面喰いだから、あんたみたいな男前に出られちゃ困る」
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
その言葉に目を瞬かせた後単語だけ拾い上げて理解して、鶴丸国永(人間)はニヤリと笑う「いやはや、大舞台の邪魔をするところだった。これは失敬」「助かるよ」フラッシュモブの中央では目をまん丸にした彼女が、踊りから出てきた彼氏に気づいて、くしゃりと泣き笑いの表情を浮かべている
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
プロポーズは無事成功。その場にいた群衆から拍手と祝福の声が送られる中、鶴丸国永は指をあてて指笛を吹く。その指笛は大きく、高く、澄んだ音で、ふたりの門出を祝福する
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
刀剣男士の頃は不要な要素は削ぎ落とされて、その刀身のようにうつくしく張り詰めた容貌であれ、と思ってるんだけど、人間に転生した鶴丸国永の顔にはうぶ毛が生えてるし、日の光を浴びてうぶ毛はうっすらと白く輝くし、白く滲む輪郭は一瞬で消えるがゆえに、不完成であるがゆえにうつくしい
綾@新刊BOOTH通販中 @dullchild
春も夏も秋も冬も、雑踏の中で、路地裏で、草原で、森林で、山で、川で、海風の中で、砂漠で、朝焼けの中で、夕日に包まれて、星空の下で、鶴丸国永(人間)が惜しみなく自身のうつくしさを晒しますように。目を奪われ、そっと息を詰めたくなるような、ちいさな驚きを目撃した人に与えますように
残りを読む(8)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする