唐突だけど、「ドラえもん」ってなんか好きじゃない。小さい頃は熱心にマンガ・アニメを見ていたし、子供を引きつけるものがあるのは確かだろうけど、大人になった今から振り返るとそれほど・・・。
2015-05-01 09:40:03ドラえもんについで有名な藤子F作品として、「オバケのQ太郎」「キテレツ大百科」があるわけだが、これらは牧歌的でおおらかな世界観である。のび太のママほど怒りっぽい親もいなければ、ジャイアンほどサディスティックなガキ大将もいない。
2015-05-01 09:40:23これらが「白いF」だとすれば、「黒いF」の秀作が「モジャ公」である。こちらはブラックなアイディアがふんだんに盛り込まれており、藤子F氏のSF好きが生かされた、奇抜な発想が面白い。
2015-05-01 09:40:37白い作品と黒い作品を並べてみると、ドラえもんはその中間という感じだが、だからこそ中途半端な印象はぬぐえない。
2015-05-01 09:40:57コナン・ドイルはシャーロックホームズが嫌いで、手塚治虫は鉄腕アトムがきらいだった。評価された作品が、作者にとって好きな作品とは限らない。
2015-05-01 09:41:20藤子F不二雄自身をモデルにしたと見られるマンガ家が、一発屋で終わってしまった人生のやり直しを試みる「未来の思い出」を見ると、藤子F氏ももしかしたらドラえもんが好きじゃなかったのでは・・・、という想像をする。
2015-05-01 09:42:17「ドラえもん」については、しばしばドラえもんがのびたに泣きつかれると、しょうがないなぁといって便利な道具を出すのが教育上よくないと批判された。
2015-05-01 10:29:39しかし今現在の視点から見た場合、漫画的に誇張されたキャラクターとはいえ、発達障碍や学習障碍が疑われるのび太に、ドラえもんがやたら「のろま、まぬけ、ドジ」と罵倒しているのが引っかかる。
2015-05-01 10:30:00まぁドラえもんの初期はギャグ色が強いので、粗暴な一面を持つ初期ドラえもんも、ギャグと割り切ってみればいいだろう。途中からは、「国民的人気漫画」であることを意識したのか、道徳的メッセージが入ってくる。環境問題ネタとか。
2015-05-01 11:16:13マンガとして最大の問題は・・・、そこからつまらなくなってきたことだ。環境問題ネタなど、一度や二度ならいいだろうが、しつこかった記憶がある。
2015-05-01 11:17:05「どらえもんズ」とかは、年配のマンガ読みには不評なようで、BSマンガ夜話とかで批判的扱いだった。しかし子どもの頃に私には、優等生的になった後期ドラえもんより、ドラえもんズのほうがずっと好きだった。映画版もマンネリの本家に比べて面白かったし。
2015-05-01 11:18:54ていうかいしかわじゅんとか、明らかに後のほう読んでないだろう。「これだけのクオリティーを何々巻続けて・・・」と当時の巻数をあげていたが、F氏が亡くなる前の最後のほうのドラえもんは、再録が多くなってたし。もう映画版の原作しか書かなくなってた。
2015-05-01 11:21:03追加
「小学生はのび太が嫌い」 d.hatena.ne.jp/shi3z/20140205… ひみつ道具は好き、のび太は嫌い。これはわかるな。私も小さい頃そうだった。せっかく未来のすごい道具を与えられながら、使いこなせず失敗ばかりするのび太にイライラしていた。
2015-05-01 17:08:27しかしあれはマンガだから。便利な道具を使って万事うまくいきました、じゃお話にならない。失敗してオチが付くから漫画になる。
2015-05-01 17:09:21少年漫画で能力と頭脳を使って戦うようになったのは、ジョジョからだといわれるが、ドラゴンボールでもすでに結構機転を利かせていた。大人から見れば少々安っぽいレベルでも、とにかく必死に知恵を働かせて戦う姿は共感できるものだ。
2015-05-01 17:11:44それが昔と今の子供の違いなのかはわからないが、ガンダムのアムロ、エヴァのシンジ、「悩む主人公に若者が共感」とか単純に言われるが、イラついてる奴もいたはず。
2015-05-01 17:13:26