『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①

宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。
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島薗進 @Shimazono

1『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①高橋若菜・田口卓臣編 honnoizumi.shop-pro.jp/?pid=84011421 新潟の避難者の状況と避難者支援のあり方を当事者の語りを中心に描き出す。まず、高橋若菜「はじめに」から。次いで「育ちの森」の椎谷照美さんの話を紹介。

2015-05-04 09:46:35

お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会 マイブックレットNo.28
http://honnoizumi.shop-pro.jp/?pid=84011421

島薗進 @Shimazono

2『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①編者の高橋若菜氏と田口卓臣氏は宇都宮大学国際学部の准教授。福島原発災害の避難者の調査を栃木県、新潟県で続けている。高橋さん「はじめに」はこう述べている。「避難をしてもしなくても、母子たちが、それぞれ自責感にさなまれ」

2015-05-04 09:46:54
島薗進 @Shimazono

3『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①高橋さん「世間の強い風当たりの中で口をつぐみ、足がすくむ思いを経験していることが、支援現場や数々の調査からも明らかになってきています。しかし、子どもを守りたいという思いで、人と人と、心と心とがつながっています。」

2015-05-04 09:47:13
島薗進 @Shimazono

4『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①「このブックレットを通して、生きづらさを抱えるお母さんたちが全国にいることを、そしてそうしたお母さんたちを支え続けようとする人々が一般に知られているよりもはるかに多く、そのすそ野が広いということも、お伝えしたいと思います」

2015-05-04 09:51:35
島薗進 @Shimazono

5『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①「こうした数々の支援があるにもかかわらず、母子たちがおかれた状況は以前にもまして厳しいこともわかっています。原子力災害の帰結は、個人の問題としてすりかられるべきではないことは、言うまでもありません。未曽有の事態を前に」

2015-05-04 09:51:53
島薗進 @Shimazono

6『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①「国、自治体、地域社会、さまざまなところで、今後ますます創発的な対応がもとめられています。」新潟の地域社会の創発的な対応の例として、NPO法人ヒューマン・エイド22が取り上げられている。代表の椎谷照美さんの「育ちの森」の話

2015-05-04 09:52:13
島薗進 @Shimazono

7『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①避難している母親が生活の悩み子育ての悩みを語り合える場づくりの工夫。椎谷さんの話から「「福島県子どもの心の心のケア事業」は、ビーンズふくしまさんのおかげでなり立っている事業です」「もともと福島県の子育て支援、とくに不登校の

2015-05-04 09:52:33
島薗進 @Shimazono

8『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①椎谷さん「不登校の子どもたちのサポートをしてこられたNPO法人ですが、今回、福島が被災したことを受けて、国としても窓口が必要と判断したのでしょうか、現地での拠点窓口としてこのNPOに委託したようです。いま、ビーンズさんが」

2015-05-04 09:52:50
島薗進 @Shimazono

9『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①椎谷さん「中心になって福島の支援団体の人たちともつながりの輪を広げようとしています」「育ちの森でやってきたことのなかで、ビーンズふくしまさんとのつながりは、ものすごく大きなこと…」福島と諸地域の支援の情報交換の会議もある。

2015-05-04 09:53:11
島薗進 @Shimazono

10『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟…』①「私たちがビーンズふくしまさんや、こういう会議でお伝えしてきたのは、「いちど避難して、福島に戻ってきたお母さんたちのケアをしてほしい」ということです。お母さんたちが福島に帰ったときに、「自分たちは受け入れてもらえるのだろうか」と

2015-05-04 09:53:54
島薗進 @Shimazono

11『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の…』①椎谷さん「たいへん心配されているんですね。「ひとりだけ逃げた」というふうに捉えられているのではないか、と。特に小学校など、父兄が集まるような場所に出て行くのが怖い、というテレビの報道もありましたけれでも、やはり帰ったときの」

2015-05-04 09:54:20
島薗進 @Shimazono

12『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①椎谷さん「居場所が欲しいという声は切実にあります。こういう声を背景に、ビーンズふくしまさんのほうで、福島に帰ってきた方限定のサロンをやっております。私たちのほうでも「帰る」と決めたお母さんがいたときには、」

2015-05-04 09:54:33
島薗進 @Shimazono

13『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟…』①「このビーンズふくしまさんのサロンをご紹介しています。これはいちど避難した方だけが対象です。福島に残った方は来ることができないサロンになっていますので、そこで安心して情報交換ができます。」最近はお父さん向けのサロンも始まった。

2015-05-04 09:55:07
島薗進 @Shimazono

14『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①椎谷さん「私はこれまで、お母さんたちの大変な状況をいっぱいお話ししたんですけども、前を向いて立ち上がっているお母さんもたくさんいることは、やっぱりお伝えしておかなければなりません。早い時期に新潟に来ていたお母さんたちは」

2015-05-04 09:55:25
島薗進 @Shimazono

15『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』①椎谷さん「もう新潟のお母さん友だちがたくさんできていて、お互いに助け合っているんですね。」「当初、元気のなかったお母さんが今はすごく元気になって、新潟の市民として生活をしていらっしゃいます。そういう方たちは」

2015-05-04 09:55:39
島薗進 @Shimazono

16『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の…』椎谷さん「「お父さんに、新潟に来てほしい」、「こんなに元気に遊んでいる子どもを見ると福島に帰りたくない」とおっしゃってます。」「ですのでこういう人がいれば、ああいう人もいて、というふうに全体の多様性や変化を見つめながらのほうが」

2015-05-04 09:56:04
島薗進 @Shimazono

17『お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会』椎谷さん「よりよい支援ができるのではないかなとも思っています」。山形県、新潟県、東京都が避難者の三大受入都県。編者のひとり高橋若菜氏によると避難者数は高止まりの傾向。地域社会での支援は原発災害への注目すべき創発的対応。続

2015-05-04 09:56:21