都心の路上で「(クリスマスなんてだいっ嫌い!)」と本音を呟く
以前もツイートしたけど、自分の一番好きなテレビCMが動画投稿サイトにあるのか、グーグル大先生にお伺いをたててみたのだが、JR東海の山下達郎ソングのCMばかりヒットするので諦めたw
2010-12-22 22:40:00時期はたぶん同じで、自分がそのCMを見たときは中学生ぐらいだったと思う。エステティックはTBC。のクリスマスバージョンでした。背景にBGMが流れていたと思うけど、全然覚えていない。映像と役者さんの台詞というか、ナレーションが強烈すぎたのだった。しかし記憶が曖昧なのはご了承くだされ
2010-12-22 22:43:27たしか、クリスマスのサンタ女子的な格好をした女性が街頭で「メリークリスマス!メリークリスマス!」と張りのある声で通行人に何かを配っている。たぶんティッシュだろう。カメラがバストアップなのでよくわからない。わかるのは通行人がただ通り過ぎてゆくだけだった。
2010-12-22 22:48:04そしてCMの最後のほうに、その女性がエステの店でマッサージを受けているような映像に切り替わり、TBCのロゴが出て終了する。なんだか文章にするとあっさり過ぎるほど、簡単な内容だ。
2010-12-22 22:56:19もうひとつ別のバージョンがあり、女性が立ったままで、これまた通行人に向って「メリークリスマス!メリークリスマス!」と笑顔で声を掛けながら何かケーキ的なものを売っているのだった。女性の視線で立ち止まる人がいないのがわかる。
2010-12-22 23:01:05ケーキ編のほうも「(クリスマスなんて、だいっ嫌い!!)」という女性の心のつぶやきが聞えたあとに、店内のマッサージ映像とTBCのロゴでCMが終了するのだった。
2010-12-22 23:02:57中学生ぐらいの時には、なんとなく見ていたのだが、どうやら自分の中であのCMを越えるCM作品がないように思えてきた。もちろん個人的な感情が入っているので無理矢理他の人からの共感を得ようとはまったく思わない。
2010-12-22 23:05:37クリスマスが嫌い、という台詞が、働かざるをえない自分の状況への刹那の気持ちとして表されたのか、それとも本当にクリスマスを批判するために呟いたのか、はわからない。しかし、感情を表に出さないように心の叫びがあったことは示されていた。
2010-12-22 23:15:56世間の動きから距離を取って平然としていたい、でも周囲からの視線などが気になってできない、という葛藤は誰しも感じることがある。クリスマスに限らず、会社の同僚とか、友達親戚恋人、、、、いろいろあるでしょう。
2010-12-22 23:26:40しかし、あの広告には最後に解答が示されていた。エステに行きましょう!と(笑) 無理矢理な勧誘ではないか、と思えるのだけど、エステに行くというのは「自分に対して投資する」ということを表している。いわゆる先行投資。未来のためにお金を使って自分を磨く。
2010-12-22 23:31:53いまの状況にお金を投下するのか、いずれやってくる未来の自分へお金を使うのか? 紹介したCMでは未来へ投資することを提示していたけれど、結局最後のは自分自身が決めることだろう。
2010-12-22 23:37:41宵越しの金は持たない、のが江戸時代では合理的な考えだったそうな。火事が多かったから、お金・モノを持っているより今使ってしまったほうがよい、のだと。実はその考え方も先行投資なのかもしれない。
2010-12-22 23:40:29あの頃は自分の気持ちを呟いて言葉を溜めざるを得なかった。それに比べていまはツイッターで気持ちを乗せた言葉がどんどん流れてゆく。そこから他人との繋がりが生れるのだから、なんだか不思議な感覚になる。
2010-12-22 23:56:58