教える&教わるという事。古武術 天心流兵法
- shiratama13
- 1115
- 0
- 1
- 2
(略)また何事においても同じですが、一つの文献でそれが普遍的なものであったと断定するのも危険な事です。──古武術 天心流兵法様のお言葉より
天心先生時代の門人残存率は1%。 今は30%(縁故者含む)から60%(縁故者を含まず)で推移。 推して知るべしながら、天心先生から直伝にて伝授される事の価値は計りしれません。
2015-05-05 11:30:46そんな必死さ、使命感は時として人の心を打ちますが、引かせてしまう事もあります。 まして伝統だと高飛車に出れば人を遠ざけます。 親しんで頂き、人が集わなければ、流儀を残す力は集まりません。 pic.twitter.com/C0pQIRW0ih
2015-05-04 12:13:01死ぬ気で向き合いつつ、同時に本気で楽しむ。 もちろん門人全員に同じように求めるわけではありません。 流儀や稽古へのスタンスはそれぞれで良いのです。 流儀が人を活かし、人が流儀を生かすのです。 あと猫も pic.twitter.com/k0WLXK2mKO
2015-05-04 12:14:46その時が来るまで、実感は難しいでしょうが、上達した時に、初めて分かる事があるので、?マークばかりが浮かんでも、一言一句聞き漏らさず、所作までも脳裏に焼き付けて欲しいものです。 ただゆっくりと説明して動いてる時と、実際の素早い動きは全然違うので苦労しますが。
2015-05-05 11:35:58これはどの世界でもある事で、説明と実際の動きが乖離しているというものです。 説明している時は確かに説明通り動いてますが、ゆっくりだから可能なだけで、その実、実際の速さだと当の本人は全然違う動きをしている。
2015-05-05 11:38:07@daranijizai 教わる技術がないと、やはり精妙には至れないところがありますね。そこを含めて教えたいところですが
2015-05-05 13:14:37指導力があるように、教わるチカラというものがあります。 受け手として待つのではなく、自ら取ろうとする。 案外と、注意された所を意識しているつもりで終わるのはその典型的な例です。
2015-05-05 13:17:10例えば刀をふりかぶる際、肘をあまり曲げると、テークバックとなってしまい、剣が遅れます。 強く斬るならそれでも良いのですが、対人の場合は命取りです。 そのため、拳が額より後方に来ないように振るように指導します。
2015-05-05 13:25:58ただそれだけでは難しいので、拳を見ながらゆっくり振るように指導しますが、そう言われて拳を見て振る人は不思議な事に稀です。 仕方ないので鏡で確認するように言いますが、なぜか真正面で振ります。 それでは拳が額より後ろ、頭上や後頭部まで移動していないのか見えません。
2015-05-05 13:28:14横になって、鏡の拳を見ながらゆっくり振るように指導します。 ところが、今度はなぜか鏡を見ません。 指摘に指摘を重ねて、ようやくその時には気づいて、拳を見たり鏡を見たりしますが、すぐ忘れてしまいます。
2015-05-05 13:30:08これは悪意があってそうしているわけではなく、それだけ盲目的なものだという事です。 出来ていない自覚、指摘通りに行おうという自覚。 これは出来ていない事を常に自覚する技術、指摘と向き合いきちんと理解しその通りに行う技術を持たなければ、いずれも獲得出来ません。
2015-05-05 13:33:24