伊達組手動まとめ（深夜編）

伊達組bot @dategumi_bot

燭台「…すー…」倶利「…？…目が冴えた…濡縁にでも出るか…」

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倶利「…」今剣「あれ、おおくりからさん！おつきみですか？」倶利「…何故ここにいる。さっさと寝たほうがいいんじゃないのか」今剣「むぅ、かわやです。こどもあつかいしないでください！これでも、うまれは平安なんですよ！」倶利「あぁ…」今剣「わるいゆめでもみましたか？」倶利「…別に」

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倶利「隣に座るな。部屋に戻れ」今剣「ちょっとだけ！きれいなみかづきですね」倶利「…」今剣「ぼくは、みかづきっていうと、宗近をおもいだします。でもおおくりからさんは、ちがうんですよね？」倶利「…」今剣「さいごまで、ごいっしょできたんですか？」倶利「…ああ」今剣「ふふ、ぼくもです」

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今剣「ぼくはまもりがたなでしたから、さいごまで、まもりましたよ。命ではなかったけど…まもりました！」倶利「…」今剣「あれ、なんのおはなしでしたっけ？でもさいごまでいっしょって、すごくほこらしいことですよね」倶利「…最後までいたくても出来ない刀もある」今剣「それは、さみしいですね」

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今剣「でも、どのくらいさみしかったかとか、そういうのは本人にきかないと、ぼくらにはわからないですね。ふわぁ…ねむたくなりました。それじゃあぼく、へやにもどりますね！おやすみなさい」倶利「ああ。………戻るか」

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倶利「…」燭台「あ、おかえり。誰かと話してた？よく聞こえはしなかったけど」倶利「！？…別に。なんでもない」燭台「そう。まあいいけど、早く寝ないと明日に響くよ」倶利「わかっている。……あんた、」燭台「ん？」倶利「…なんでもない」燭台「うん？はは、おやすみ」

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燭台「んー…あれ…？倶利伽羅がいない…トイレかなあ。…目が覚めちゃったな、ちょっと風にあたろう」

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燭台「夜は流石にちょっと冷えるかなあ…あれ」一期「おや…こんばんは。眠れませんかな？」燭台「こんばんは。君こそ、どうしたんだい」一期「手入れ部屋に鯰尾が入っていますから、様子を見に行っていたんです」燭台「ああ…お疲れ様、お兄さん」一期「いえ。少し隣よろしいですかな」燭台「どうぞ」

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燭台「鯰尾くんは凄いよね、記憶がなくてもなんとかなる！…とかさ」一期「はは、そうですな。…ただやはり、手入れに入ったりしますと多少は気が緩むのか、夢見が悪いと申します。…まあ、それは私もですが」燭台「嫌な夢でも見るのかな」一期「夢…なのでしょうな。熱くて、世界が真っ赤なのです」

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燭台「世界が、ね」一期「再刃されて久しいというのに…お恥ずかしい」燭台「いや、仕方ないさ」一期「…我々は、所詮刀でしたからな。己が焼けるのを、ただ感じていることしか出来ませなんだ」燭台「ああ…」一期「今は如何ようにでも逃げられる身体だというのに、夢にまで見るとは情けない話ですな」

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燭台「君、弟たちの前で気を張るあまり疲れてるのかも。もっと気楽にいってみたらどうかな」一期「気楽？…はは、そうかもしれませんな。…随分長居してしまいました」燭台「ああ、戻ろうか」一期「…はて、私は何故こんな話を貴方にしたのでしょう？誰に話したこともありませんのに…」燭台「さあね」

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燭台「…」倶利「！？…起きていたのか」燭台「おかえり。どこ行ってたんだい？」倶利「…眠れなかったから、身体を動かしてきた」燭台「ふむ、じゃあもう寝よう！僕もさっきまで一期さんと話してたんだ」倶利「一期一振？なんの話だ」燭台「んー…内密ってことにしよう」倶利「？まあどうでもいいが」

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燭台「僕は一期くんや御手杵くんみたいな夢はあんまり見ないなあ…見てるのかもしれないけど忘れるんだよね」倶利「夢？」燭台「あごめん、ひとりごと。おやすみ」倶利「？…ああ…」