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□ 26 だから、もうこの関係も終わりにしなきゃ。 もっと早くそうすれば良かったかな。…? 私の上ですばるが激しく腰を打ち付けている。 『あっ、あっ、もうアカン…っ』 私も昇りつめそうだった。 『んはぁっ、あぁっ!』 中にどくどくと熱いものが吐き出されていく。
2015-05-11 21:32:12□ 27 すばるのモノが引き抜かれると、それを顔の近くに持ってこられたので、大人しく咥えて綺麗に舐め上げた。 『今日、お前締まり良すぎるわ』 「…そう?自分じゃ分かんない」 『そっか…』 少し沈黙になる。
2015-05-11 21:32:48□ 28 今だ、言おう。 「すばる、私達のこの関係、もうやめよ。」 『…は?』 「もう、今日で終わりにしよ?」 『どしたん急に…』 「私も大学入って忙しくなってきたし。」 『…そっか。せやな。』 案外あっさり承諾してくれたすばるに少し寂しさを感じた。
2015-05-11 21:34:32□ 29 私って、ほんとわがままだな。 心のどこかで、すばるが引き止めて、付き合おうって言ってくれるの期待してたのかも。 涙が溢れそうなのを見られたくなくて、すばるに背を向けて服を着る。 たっぷり時間をかけて着替えて涙が乾いたから、すばるに別れを告げて家を出た。
2015-05-11 21:35:21□ 30 あれから、2週間。 すばるから連絡なんてあるはずもなく、 他の女の子と遊んでいるところを想像しては落ち込んだ ほんと、何やってんだろ私。 素直に、また付き合ってって言えばよかった。 学校からの帰り道、電車を降りて駅から歩いていると、前からなんと、すばるが来た。
2015-05-11 21:35:54□ 31 しかも隣には女の子。 気まずさのあまり、逃げ出したかったけどもう遅い。 目を逸らし気づいてないふりをしていたが目の前に立ち止まられたので、顔を上げるしかない 「…なに」 『あんさ、すぐこいつ、駅まで送っていくからここで待っとって?』
2015-05-11 21:36:41□ 32 誰だろ、あの女の子。大体想像はつくけど。 すばる、あの子ともそういうこと、してるのかな… そう思うとすばるを待つ気にはなれなかった。自然と家の方に足を進める。 すばるには私の代わり、 いっぱいいるのかな? 私にとってすばるの代わりは 誰もいないのに。
2015-05-11 21:38:02□ 33 私のひねくれた性格にもイライラして 涙が溢れてきた そのとき、 後ろから走ってくる足音が、 自分の後ろでとまった すばるは肩で息をしながら、 『なあ…っ、なんで、待ってくれんの?』 「すば…」 『何泣いてんねん!』 私の涙を指で拭ってくれるすばる。
2015-05-11 21:39:13□ 34 『俺さ…やっぱお前としか無理やねん。 他の女じゃおもんないねん。 もっかい、俺と、 そのー、ヤるだけの関係やなくて、 ちゃんとやり直さへん?』 「あの…さっきの女の子は…?」 『あー!あれももう終わり! 関係に蹴りつけてきたったから。』
2015-05-11 21:40:05□ 35 「ほんとに…!?」 『ほんまやって… 今度こそちゃんと大切にしたるから、 な?』 そういうと、強く抱きしめられる 2週間触れてないだけなのに、匂いも体温もとても懐かしく感じる。 今やっと私は素直になれそうだ。 「…うん、大切にしてね…っ!」 □ end.
2015-05-11 21:41:14