黒豚の生業録／ＰＯＤ編・１

notte☕️ @gmfloHo

@GCtg_TL (……誰だ。)鳶色の目が夜になる。(奪おうとしたのは。)抱え上げながら。(……誰、だ。)砂蛇の牙に貫かれたい者は。憎悪、混沌の糧。怒気、衝動の燃料。悲哀、全ての鎮静剤。「金ならいくらでもくれてやる」有り金全て差し出して。「死なせないでくれ」懇願する。

シュシュ＠条約邪紋 @schsch_schwein_

@gmfloHo 「サ、ミオン」 迎えに来てくれたのか。施療院だろうか。 酩酊と、嘔吐感に苛まれながら、それでも、薬品の匂いに混じる砂の匂いに、少しだけ、落ち着いて。蒼白な顔に、僅かばかり、笑みを浮かべる。あの、ね。 「君、だけは、奪わせなかった、よぉ」

notte☕️ @gmfloHo

@schsch_schwein_ 額から髪へ、撫でるように、その目を覆うように。「……わかった、から」懇願するように言う。「……眠れ」無理にでも寝かせようとしかけたのを、思い留めて。

シュシュ＠条約邪紋 @schsch_schwein_

@gmfloHo 撫でてくる感触が、割れ鐘の頭に、きもちいい。声が心地いい。 夢現。うん、わかった。眠る。眠るよ。でも、でもね、あのね、きいて。そうだ、聞かれたんだ。だからね、答えたんだ。 「――しあわせ、だよ。今、とても」

notte☕️ @gmfloHo

@schsch_schwein_ 「……ああ」「俺も」。目を覆いながら答える。