なぜ日本は海上護衛に失敗したか

日露、WW1と経験したはずの日本がなぜWW2では海上護衛を軽視しているように見えるのか。 環境の変化、他国の戦争から教訓を得る難しさ、持てるリソースの限界など。
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BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

(実際問題、日本で海上護衛の重要性が日露戦争でもWW1参戦後の地中海絵遠征でも日本海軍に身につかなかったのはいったい全体どういうわけだ、という気もしてる)

2015-05-21 10:48:02
SUDO @sudo_simoigusa

【RT】そりゃ日露の経験が大きかったからでしょとしか

2015-05-21 11:11:18
U.S.S.BlackPrince @HMS_BlackPrince

日露、第一次大戦までの軍艦の燃料が石炭であり、弾薬も含めて国内および日本列島周辺で産出されるために護衛作戦が自分たち自身の補給品として実感することがなかったのではないかという説。それから出てきた新兵器が石油やゴムその他と、ほぼ日本の勢力圏から産出しないものという不幸かな。

2015-05-21 11:11:47
SUDO @sudo_simoigusa

@HMS_BlackPrince エムデン騒ぎとか有りましてですね

2015-05-21 11:13:24
リンク Wikipedia エムデン (軽巡洋艦・初代) エムデン(SMS Emden)(初代)は、ドイツ帝国海軍のドレスデン級小型巡洋艦の1隻。艦名はエムス川沿いにあるドイツの都市、エムデンに由来する。1909年に就役し、翌年中国の青島を本拠地とする東洋艦隊に配属された。エムデンは優美な船型から「東洋の白鳥」とも呼ばれた。第一次世界大戦では主にインド洋方面で通商破壊戦を行い大きな戦果を挙げた。ミューラー艦長の行動は戦時国際法に則った紳士的な振る舞いであり、船舶乗員は丁重に扱われた。エムデンは1914年11月9日にオーストラリア海軍の軽巡洋艦「シドニー」との戦闘
リンク はてなダイアリー ロックネル 『エムデンの戦い』 - ポルフィの日記 今日、ロックネル『エムデンの戦い』という本を読み終わった。 第一次大戦で活躍したドイツの軽巡洋艦・エ..
U.S.S.BlackPrince @HMS_BlackPrince

@sudo_simoigusa イギリスみたいに遠隔地にたくさん拠点もってて、その間を結ぶ通商路を狙われる経験があればそうなんでしょうけど、そもそも日本の場合手に入れたうちで一番遠いのが南洋諸島ですし。そこから何か利益あがるわけなく。所詮他人の戦争のお手伝い感覚だったのかなぁと。

2015-05-21 11:15:56
SUDO @sudo_simoigusa

WW1もだけど、敵艦隊、敵通商破壊艦さえ撃退すれば終了なのが1917年までの世界だったのだ

2015-05-21 11:12:56
SUDO @sudo_simoigusa

ましてや無制限潜水艦作戦を理由に戦争に参入した米国が自ら無制限潜水艦作戦やってくるとか、それでどうなるかなんて、多分真剣に考えたヒトは居なかったんじゃねえのという。英国だって大差ないしな

2015-05-21 11:15:15
SUDO @sudo_simoigusa

なお護衛とか全くやってない訳ではなくて、いわゆる軍隊輸送は可能な限り全力でやってるし、フィリピンを必死で押さえようとしたのも、南方通商路を遮断する位置になるからだという観点で見ないといかん。つまり通商路保護なのだよね

2015-05-21 11:21:50
U.S.S.BlackPrince @HMS_BlackPrince

だいたい、第一次大戦終結直後の日本海軍的な視点だと、日本近海の絶対制海権を確保して、日露戦争のときのような日本海側のロシアの脅威もなく。イギリスに対する大陸諸国のように、すきあらば商船襲いそうな敵国ないし、対米戦構想で余裕ぶっこいてられる状況にあったのが不幸なのかな。

2015-05-21 11:21:57
SUDO @sudo_simoigusa

大規模な船団組んで、それにみっちり護衛つければ、船団の安全性は高かったろうけど、そんな船団組んだら運行効率激烈に低下して、結局史実以下の輸送量になっちゃうんだよね。損害が少ないことも大事だけど最初から船が足りないので効率低下も避けたいという悲しい条件がある

2015-05-21 11:24:34
SUDO @sudo_simoigusa

当時の人達だって専門家で、俺ら以上に色々知ってるわけで、それで史実の選択をしてるのには色々と理由はあるわけで「いいこと考えた」で対処できるもんかなあという話ではある

2015-05-21 11:25:49
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

@sudo_simoigusa 結局のところ貧乏が悪いという結論ですかねぇ…。>船が足りない

2015-05-21 11:27:56
SUDO @sudo_simoigusa

@BARSERGA 船がないのと、大規模船団をスムーズに運用出来るだけの港湾規模も数もないんですよね。荷役に3日かかったとして、一度に1隻しか扱えないなら100隻船団出すには一年かかるw

2015-05-21 11:34:08
bouninng @bouninng

潜水艦の根拠地を潰せば自動的に潜水艦の活動海域は後退せざるをえないんじゃ理論

2015-05-21 11:33:01
SUDO @sudo_simoigusa

@bouninng でっす。哨戒海域までの往復時間が増えれば、それだけ哨戒海域に滞在できる時間は減るわけで、哨戒効率が低下する。距離は力なんですよね

2015-05-21 11:35:41
SUDO @sudo_simoigusa

忘れられがちなのは輸送船に荷役するにも時間がかかるという点である。今みたいな巨大クレーンとコンテナでやってるわけじゃないから。船倉からデリックで持ち上げて、艀におろして、艀から人力で運び出してとかって話なので大きな船だと数日かかったりするわけである

2015-05-21 11:41:39
SUDO @sudo_simoigusa

一度に入ってこられても港の処理能力の関係で順番待ちになっちゃうから、大きな船団組むと全部の積み込みが終わるまでヘタすると週単位で待機になったりする。独行なら直ぐに出られるわけで、どっちのほうが良いのとなるとこれまた難しいわけ

2015-05-21 11:44:14
荒木俊三 @toshizoaraki

@sudo_simoigusa @BARSERGA 荷役作業に時間がかかるのは米軍も同様で、例えば第一次ソロモンで護衛戦力が壊滅してしまうと、米軍は輸送船を帰してしまった。結果から言えば、輸送船を撃破したに等しいことになった。これがガダルカナル戦における米軍の9月危機につながる。

2015-05-21 11:46:48
SUDO @sudo_simoigusa

@toshizoaraki @BARSERGA ですね。結果的には輸送船撃退したので三川艦隊は任務を達成してたというw

2015-05-21 11:49:12
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

@toshizoaraki @sudo_simoigusa 米軍にとって荷揚げできなかったのが問題であったものの、日本にとっては輸送船撃破が自身にとっても致命的だからそれを果たせなかったので低評価につながるが…というオチですね。

2015-05-21 11:51:30
SUDO @sudo_simoigusa

@BARSERGA @toshizoaraki まあ撃破してないと輸送阻害できたかどうかの評価も難しいですからね・・・

2015-05-21 11:54:12
U.S.S.BlackPrince @HMS_BlackPrince

第二次大戦で成功した船団護衛作戦って、大体送り出し側に充実した荷役港湾があって、要は発達した既存の根拠地どおしの通商を戦力でもって保護する話だなぁ……と考えると、戦争起こってから奪った場所から資源を運び出すのにはかなりの無理ゲーがあるんじゃないかと思えるのでオススメ。

2015-05-21 11:49:20
扶桑委員会 @fussoo_moe

そういえはヨーロッパは私掠船でお互いの航路を襲撃し合ってた歴史があるんだよな……通商破壊戦に対する心構えもノウハウも文字通り歴史が違う

2015-05-21 11:59:34