【ホットライン・ソウカイヤ】 #3

忍殺×Hotline miamiのその3。いまのとこ前半な。
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しまな @cimana_ns

「……アレ、何だと思う?」「なんだかヤバそうでしたね…それこそニンジャとか」「バカ言え」頭を小突く。「アイエッ」「ったく、とっとと次の現場行くぞ」「ハイ…エート、あの車が向かったのはシキシマ区方面ですよね…?」「追わねぇぞ?どーせスコアもつかねぇんだ」 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:14:03
しまな @cimana_ns

広大なネオサイタマの一角、シキシマ区。マッポーのネオサイタマにおいて、この地区はマッポの数に対しての犯罪数が低く、比較的平和な地区であった。だがここ三ヶ月の間に、ヤクザ検挙数や殺人、強盗が計2000件上昇。事態を重く見たNSPDは急遽デッカースタンドを設立。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:18:07
しまな @cimana_ns

そうして出来たのがこのマッポスタンドである。急造が為にバラックめいた外見ではあるがオムラ製自動警報装置や地下プリズンも完備、ケンドー機動隊も定数配備されたこのスタンドはさながら犯罪地区への前哨基地である。その前に一台のデロリアンが停車。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:21:02
しまな @cimana_ns

ドアが開き、耐重金属酸性雨ジャケットの男が歩み出る。その手にはズタ袋めいた皮めいた物体。男は真っ直ぐマッポスタンドへと足を進める。自動ドアが開き、窓口エリアへと彼を招き入れる。彼は窓口へと歩きながら、皮めいた物体を広げる。鼠のマスク。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:24:06
しまな @cimana_ns

歩きながら手を掲げ、被る。その異様な過程を見ていたのが何人居ただろうか?フロアの空気が過剰冷房めいて下がる中、マスクを被り終えた彼はポケットに両手を突っ込む。《ドーモ》左ポケットからチャカが抜かれる。《ホットラインです》同時に発砲。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:27:03
しまな @cimana_ns

「アバーッ!」窓口に座っていた不運なマッポが即死。「アイエエエ狂人!」民間人が逃げ出そうとするが、「アイエエエ!!出口無いのナンデ!?」ドアの先は果ての無い極彩色。BLAMN!「アバーッ!」黙らせる。「武器を捨て投降しなさ」BLAMN!「アバーッ!」 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:30:10
しまな @cimana_ns

左右のドアが開き、一斉に武装マッポが踊り出る。「武力制圧!」警棒を振りかぶったマッポが迫る。「イヤーッ!」「アーッ!」二の腕を握りつぶし、BRTTTT!!「アバババババーッ!」ミートシールドに。警棒を奪い前方の銃撃マッポに蹴り飛ばす。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:33:02
しまな @cimana_ns

「「グワーッ!」」まとめて二人がダウン。「イヤーッ!」「「アバーッ!!」」警棒を振るい首を飛ばす。「ザッケンナコラー!!」背後から銃撃。マッポが出てきたドアへ滑り込む。「ザッケンナ」「イヤーッ!」「アバーッ!」「ザッケ」「イヤーッ!」「アバーッ!」 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:36:02
しまな @cimana_ns

ドアに入るマッポの首がイカプレスめいて自動的に飛んで行く。マッポが現れなくなる。ドアを開け次の部屋へ。投げた警棒で額を割り殺す。奪ったアサルトライフルで掃射し2,3人のマッポがまとめて死ぬ。……『フロアクリアな』サイバネアイにノーティス。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:39:01
しまな @cimana_ns

重装備マッポで溢れかえっていたフロアは既に死体と血が散乱するツキジ・ダンジョンめいた惨状となっていた。階段を降りるホットラインは考える。「仕事」の効率は初仕事と比べるまでも無く上がり、逆にあの雄鶏頭の声が消えた。ただ不気味な静寂だけがある。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:42:02
しまな @cimana_ns

「警戒プロトコルAだ!このフロアに足を踏み入れたヨタモノを生かして返すな!」地下プリズンフロアに足を踏み入れると同時、太ったマッポと思しき声。ホットラインは右側ドアへ。「「ザッケンナコ」」BBLLAAMMNN!!「「アバーッ!」」非人間的速度のダブルタップ。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:45:05
しまな @cimana_ns

逆側ドアが開きマッポが二名。バリスティックスーツにヘルメット、アサルトライフルの完全武装。持ち込みチャカでは殺せぬ。部屋の中で発砲する。「銃声ですね」「見に行きましょう」「ヨタモノは銃殺だ」重タクティカルブーツの足音が近付く。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:48:06
しまな @cimana_ns

「誰もいませ」「イヤーッ!」「「グワーッ!?」」ドアスラムで弾き飛ばし、「イヤーッ!」「アバーッ!」「イヤーッ!」「アバーッ!」ヘルメットの上から力任せに首を180度回す。ヘルメットの隙間から血泡が溢れ二名沈黙。ホールに出る。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:51:03
しまな @cimana_ns

「撃てぇ!」空間を埋め尽くす銃弾。全弾回避は到底不可能、目の前のドアへ転がり込む!「「オメーン!」」自分の動きは想定済みか、ケンドー機動部隊が一斉に突撃。回避は体勢を崩し不可能。肩に衝撃と電撃が走る感覚が"PRESS "R" TO RESTART" #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:54:03
しまな @cimana_ns

ホールのドアを開けながら両手アサルトライフルの銃弾を吐き尽くす。「撃アババババーッ!」太ったマッポついでに4人を殺害。「「オメーン!」」先程のドアからケンドー機動隊。アサルトライフルを投擲。電磁シナイに命中し消し炭になりながらも剣先を逸らす。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:56:02
しまな @cimana_ns

右のケンドー隊員の電磁シナイを掴み、強引に剥ぎ取り柄頭で打つ。「グワーッ!」弾き飛ばしもう一人の背後へ。「イヤーッ!」「アバババババーッ!」背後から袈裟懸けに切り下ろす。電磁シナイの過剰電流を流し込み殺す。もう一人に歩み寄り、足を振り上げる。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 21:58:04
しまな @cimana_ns

「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」 #HL_SOUKAI

2015-06-22 22:00:25
しまな @cimana_ns

「イヤーッ!」CRACK!ストンピング箇所にヒビ、電磁シナイを逆手に持ち突き刺す。「イヤーッ!」「アバババババーッ!」電磁シナイがヒビを貫通し突き刺さる。ケンドー隊員は激しく痙攣して死亡。『残りマッポ3人な』ノーティスを確認し次の部屋へ。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 22:02:03
しまな @cimana_ns

「イヤーッ!」「アバーッ!」「抵抗をやめなさ」「イヤーッ!」「アバーッ!」「ア…アイエエエ!!」マッポの首を締め上げる。その表情は絶望と恐怖。かつて自分が殺したヤクザもこのような「イヤーッ!」「アバーッ!」…首を圧し折るとジャケットを探り、【STOP】 #HL_SOUKAI

2015-06-22 22:05:03
しまな @cimana_ns

ポケットから手を抜くと同時、わずかに重金属酸性雨の雨音が戻る。『着信。着信が今』不意にデスクのIRC電話に着信。『ドーモ。片付いたな?』スピーカー音声。電話を取り答える。『ご苦労。「仕事」の早さはあ奴の言っていた通りよな…ムッハハハハ!』 #HL_SOUKAI

2015-06-22 22:08:05
しまな @cimana_ns

『そこでの仕事は終わりだ。迎えは出してある。早々に出るがよかろう』*click*ホットラインは受話器を投げ、外へと歩き出す。「「「「ドーモ、センセイ」」」イ」エントランスを出た彼を60度のオジギをした四つ子めいて同じ服、同じ顔のヤクザが出迎える。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 22:11:06
しまな @cimana_ns

ヤクザ4人は振り返り、家紋リムジンへと乗り込む。ホットラインは自分の車に乗り込む寸前、ふと振り返る。玄関前には先程のヤクザに排除されたマッポの死体、中は考えるまでもない。聞こえた家紋リムジンのエンジン音に急き立てらるように、彼は車へと乗り込んだ。 #HL_SOUKAI

2015-06-22 22:14:06
しまな @cimana_ns

【ホットライン・ソウカイヤ】 #3 おわり。#4(最終セクション)開始は06/25予定です。

2015-06-22 22:15:07