ただ、「善」とか「悪」というのは、「誰にとって」という前提がないと議論が成立しませんよ RT @byuronki: なるほど、では、今後、「不自由は必ずしも悪でない」という文脈で語られると解して良いですね?
2010-12-25 23:18:42結局、「選択の自由は善とは限らない」と言っても、「別姓にしたい当事者」にとっては「選択の自由は善でしかない」ので、じゃあ「誰にとって」「どういう理由で」「選択の自由は悪」なのかを説明する必要があるんだけど、それが反対派の中から聞こえてこない
2010-12-25 23:41:12@naohaq 「別姓婚を認めると,新規に別姓婚で結婚した人達が受けられるようになる行政サービス分税金を割くようになり,認めなかった場合よりも相対的に損かもしれない」ので,同性婚派の権益から見て自由化が悪だというのは具体的じゃない?一般的に緩和策は既得権益と衝突しやすい.
2010-12-25 23:57:55@notogawa でもそれは「自由化で損をする人達がいる」であっていわゆる「選択の自由は悪である」とはちょっと違わない? そういう議論もあるとは思うんだけど。
2010-12-26 00:10:10@naohaq 完全に一致とは言わないけど損得は「誰にとって」の善悪とは切り離せないパーツだと思う.「悪」「損」「害」あたりは切り離して議論するのが非常に困難.
2010-12-26 00:15:03@notogawa でもそうすると「別姓婚をする夫婦」と「同姓婚をする夫婦」が対立要素ということになって議論の行方がよくわからなくなるなー。
2010-12-26 00:28:58@naohaq 対立要素になってると思うよー?だからこそ,婚姻を代表とする人間関係を法で定め,その上で関係の有無によって社会的な扱いに差が生じることそのものが,まず人間の幸福と対立しているんだと思うよ.
2010-12-26 00:37:47「右翼と左翼」 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/yougo_uyosayo.html と「市民派リベラルはどこを越えられるべきか」 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay_71225.html 辺りを見て考えが整理されてきた
2010-12-26 16:08:46要するに、自分(を含む積極的な選択的別姓賛成派)は松尾匡の言うところの( http://tinyurl.com/25qbfvt )「市民派リベラル」に映っているのか
2010-12-26 16:29:45で、これって @ynabe39 さんが言うように、「経済的弱者」と「経済的強者」の闘いであるはずのものが、「同姓婚夫婦」と「別姓婚夫婦」という「アイデンティティの闘い」になってしまっているということだよな
2010-12-26 16:33:55結局、濱口桂一郎氏の赤木智弘氏の著書についての評 http://tinyurl.com/26c2e5 にあるような認識の歪みが、別姓婚反対派の人たちに生じてしまっているように見える。自分たちの境遇に対する不満であったはずのものが、別姓婚希望者に対する憎悪という形で出てしまっている
2010-12-26 16:57:30松尾匡氏の「市民派リベラル」論に沿えば、「ネトウヨ」さんたちからすると、選択的別姓賛成派というのは比較して経済的強者の立場にありつつ、経済的強者で(もって弱者アイデンティティに)ある別姓婚希望女性に味方する「人権押し付け派」のように見えている
2010-12-26 17:13:41で、「人権」というものに胡散臭さを感じる人たちからも、選択的別姓賛成派は「弱者アイデンティティに対する配慮」として「人権」を押し付ける気持ち悪い存在に見えてしまっている
2010-12-26 17:16:50さらに、実質的な別姓婚希望ペアからすると、「当事者」としての「当然の要求」でしかないので、「なんか胡散臭い人権派」とか「日本の文化破壊を企む連中」みたいな攻撃が来ても「なんでそんな批判を受けるのか意味がわからん」という感じで余計話がややこしくなっているんだと思う
2010-12-26 17:25:00