マインロード ~ ぶっちゃけ少女 にゃんのメイド生活 MAID.4 #FSS_jp

続いてます。 いつまで続けられるかな? ※FSS本史とは関係ありません。
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MAID.3

まとめ マインロード ~ ぶっちゃけ少女 にゃんのメイド生活 MAID.3 #FSS_jp 続いた。 次があるかはリクエスト次第・・・? ※FSS正史とは関係ありません。 676 pv 2

MAID.4

夢乃 @iamdreamers

マインロード 〜 ぶっちゃけ少女 にゃんのメイド生活 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:17:06
夢乃 @iamdreamers

MAID.4 なんと、お館様は、あの方の親友なの!? #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:17:32

 

夢乃 @iamdreamers

「ぉぉぉおおお お お りゃ あ あ あああぁぁぁ」 広い屋敷に元気な声がこだまする。今日のにゃんは、モップを使って屋敷中の廊下掃除。騎士の身体能力をもってすれば、こんなの楽勝。窓拭きほどの繊細さも必要ないし。 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:18:12
夢乃 @iamdreamers

ここしばらく、にゃんは大人しく仕事に勤しんでいた。といっても、脱走を諦めたわけもない。先日の失敗に懲りて、まずは屋敷の構造を完璧に把握しようと考えたのだ。その意味で、廊下掃除は都合がいい。屋敷中を動き回れるから。 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:18:33
夢乃 @iamdreamers

「よっし、おしまいっ」 「今日も相変わらず、にゃんは元気いっぱいですな」 屋敷中を駆け回ったところに、丁度通りかかったウッドが笑顔で声をかけた。 「あ、ウッドさん」 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:18:53
夢乃 @iamdreamers

「ま、元気だけが私の取り柄だし。ウッドさんは見回りですか?」 「これから、お館様のところへ。・・・そうですね、にゃんも一緒に行きますか」 「へ?お館様に会いに?そう言えば、まだ会ったことない・・・」 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:19:14
夢乃 @iamdreamers

父から、高名な科学者とは聞いているけど、どんな人だろう?一応雇い主だし、会っておいた方がいいか。 「それじゃ、ご一緒します」 「では、モップを仕舞ったら一度厨房へ来てください」 そう言うとウッドは、廊下の奥へと去っていった。 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:19:33
夢乃 @iamdreamers

にゃんは、モップを掃除用具入れに戻すと、厨房へと向かった。 (お食事でも持っていくのかな?でもそいうの、ハウスメイドの仕事だよね。なんで私を連れていくのかな?まぁ、行けばわかるか) などと考えながら厨房へ着くと、ウッドが待っていた。 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:19:54
夢乃 @iamdreamers

「来ましたね。シャーリー、用意のものをにゃんへ」 「はい」 厨房にいたハウスメイドの一人、シャーリーが、茶器を載せた銀の盆をにゃんへ渡した。 「お願いします。落とさないようにね」 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:20:15
夢乃 @iamdreamers

にゃんが盆を受け取るのを待って、 「では、参りましょう」 ウッドは先に立って歩き出した。廊下を進み、階段を昇ってゆくウッドに付いてゆくにゃん。こっちの方へは来たことがない。 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:20:37
夢乃 @iamdreamers

歩きながらウッドが話しかけてきた。 「お館様は普段は研究室にこもりきりで母屋にはお休みに戻るくらいなのですが、今日は久しぶりに書斎におられます。にゃんも騎士ですからね。お館様に会っておいて損はないでしょう」 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:21:04
夢乃 @iamdreamers

私が騎士だから会っておいた方がいい? 「あの、お館様って何をなさっているんですか?」 「おや、にゃんはお館様について何もご存知ありませんか」 「お父様から、高名な科学者だ、とは聞いたけど」 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:21:25
夢乃 @iamdreamers

「そうですか。何、すぐにわかりますよ」 そんな会話を交わすうちに、階段を最上階まで上がった二人は書斎の扉の前に立った。ウッドが扉をノックする。 「お館様、お茶をお持ちしました」 「ウッドか。ドアは開いている」 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:21:45
夢乃 @iamdreamers

ウッドは扉を開けて一例する。 「失礼いたします」 にゃんを振り返って 「ティーテーブルはあちらにあるので、お茶の用意を」 部屋の隅にある小テーブルを示した。 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:22:07
夢乃 @iamdreamers

「失礼しまーす」 にゃんは部屋に入るとお館様を窺った。眼つきの良くない、いや、悪い無愛想な雰囲気の男が目に入る。 (うわ〜、おっかなそうな人) そのつもりはなかったが、声に出ていたらしい。お館様が顔をあげ、こっちを向いた。 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:22:29
夢乃 @iamdreamers

「ん?そのメイドには憶えがないが。新人か?」 ウッドが答える。 「この夏の間、アルバイトに来ているにゃん・ティです。にゃん、こちらへ」 お茶の用意を後回しにして、にゃんはお館様の前に立った。 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:22:51
夢乃 @iamdreamers

「にゃん、こちらがこの屋敷のお館様、クローム・バランシェ公です。ごあいさつを」 「にゃん・ティと申します。夏の間、お世話になっています」 優雅な仕草でお辞儀をしてみせる。 (・・・ん?待てよ?) #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:23:11
夢乃 @iamdreamers

「え、あの、ちょっと待って。くろーむ・ばらんしぇって、あの、星団4大AFガーランドの、あのバランシェ公?」 「騒がしい娘だな。自分の働く屋敷の主人の名前も知らなかったのか」 「いや、あの、高名な科学者、と聞いていただけで・・・」 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:23:34
夢乃 @iamdreamers

そう言えば、お目付けでここまできたディモスはクーンをメンテナンスのために連れてきていた。クーンの製作者は・・・そう考えれば、ここがバランシェ邸だというのはわかりそうなもの。逃げる算段ばかり考えてたから気付かなかった。うかつ。 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:23:59
夢乃 @iamdreamers

「・・・お前、どことなくソープに似ているな」 「はい、にゃんはコーダンテ家の御令嬢ですので」 (ん?) 「ソープって、もしかして、天照陛下のこと?陛下をご存知なの?」 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:24:22
夢乃 @iamdreamers

「おや、にゃんはそれも知りませんでしたか。ソープ様はお館様と大の親友ですよ」 「親友は言い過ぎだろう。友人ではあるが」 「え、え、じゃ、陛下もここにきたりすること、あるの?」 #FSS_jp #twnovels

2015-06-10 17:24:46