マインロード ~ ぶっちゃけ少女 にゃんのメイド生活 MAID.1 #FSS_jp
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きっかけ
お台場で久々に観た劇場版で思ったんだが、バランシェとアイシャのシーンて「お館様に縋り付いて泣いてるメイドさん」じゃん。永野センセはどれだけ時代を先取りしていたのかとww #FSS_jp
2015-02-14 21:27:29バランシェ邸でメイド(のバイト)してたしネ(^^) RT @ledcoro2975adrr お台場で久々に観た劇場版で思ったんだが、バランシェとアイシャのシーンて「お館様に縋り付いて泣いてるメイドさん」じゃん。永野センセはどれだけ時代を先取りしていたのかとww #FSS_jp
2015-02-14 21:29:50@iamdreamers アイシャ様のバイト時代の話もいつかきっと! #FSS_jp
2015-02-14 21:32:26「ぶっちゃけ少女 にゃんのメイド生活」とか(^^) RT @ledcoro2975adrr アイシャ様のバイト時代の話もいつかきっと! #FSS_jp
2015-02-14 21:35:22・・・そして・・・夢に見てしまった・・・ので・・・
マインロード ~ ぶっちゃけ少女 にゃんのメイド生活
「たっだいま〜」 表に止まっていたセダンセイラーを避けて玄関の扉を開けると、にゃんは屋敷中に響き渡るような大きな声を上げた。 (むふふ♪明日からは夏休み♪宿題をさっさと終わらせて、あとは陛下と・・・えっへっへっ) #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:10:35などと物思いに耽っているところに、これから外出するらしい母がロビーに現れた。 「何です、コーダンテ家の長女とあろうものが大声を上げてはしたない。いつものことだけど。それに、妄想を垂れ流していますよ」 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:11:06(あ、あれ、今の声に出てた?ま、まずい) 内心そんなことを思いながらも、口に出しては 「あ、お母様、ただいま帰りました。これからお出かけですか?」 と、一応、取り繕っておく。 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:11:28「まったく。お帰りなさい。お父様にもご挨拶なさい。書斎にいるから。私はちょっと出掛けるけど、夜までには戻るから夕食は一緒にしましょう」 「え?お父様、宮廷じゃないの?」 「お前が帰ってくるから、今日は家にいますよ。仕事は持ってきたようだけど」 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:12:08そう言うと、母は玄関から出て行った。 「お父様いるのか。それじゃ、部屋に戻る前に挨拶しとこうか」 そうひとりごちると、にゃんは手荷物を使用人に預け、父のいる書斎へと駆け出した。 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:12:33書斎で書類に目を通していたにゃんの父、ビュビュスは、遠くから向かってくる足音に気付いて顔をあげた。足音が部屋の前で止まると、ノックもなく部屋の扉が勢いよく開いた。 「お父様、ただいま帰りました」 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:12:59「お帰り。早かったな。しかし、ノックぐらいはしたらどうだ。相変わらずはしたない。それから、廊下を走るなと言っているだろう」 「あ、ごめんなさい。明日から夏休みだと思うと嬉しくてつい」 そんな娘の言葉に父は溜息をついた。 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:13:26「まったく、同年代の女の子の中で暮らせば多少は淑やかになるかと思ってグリース王立中等学校の寄宿舎に入れたのに、まったく変わらない。いや、帰ってくるたびに、女らしさが欠けてゆく。困ったものだ」 「えへへ」 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:13:53「笑い事じゃない。そのうち、陛下の騎士として王宮にあがることにもなろう。それなのにそんな様子では」 「いいの。私は陛下を守る騎士になるんだから、女らしくなくても」 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:14:24「何を言う。平時にあっては陛下の半歩後ろに身を引き、有事の際には前に出てお護りする、それが女性騎士というものだ。お前は平時から前に出ていそうじゃないか」 「えへへ」 「えへへじゃないっ」 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:15:27「お父様、お話はそれだけ?」 「・・・まったく。にゃん、夏休みの予定は立てているのか」 「?はい、まぁ、いろいろと」 「それは全部キャンセルしなさい」 「・・・は?」 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:15:48「お前は、明日からアルバイトだ。さる高名な、貴族でもある科学者のお屋敷に行って、メイドとして働いてきなさい。夏休み中、ずっとだ。場所は、アドラーのバストーニュだ。先方には、すでに話を通してある」 「え、え、でも、宿題が」 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:16:18「宿題も持っていってよい。それくらいの空き時間は取っていただける、と、先方の屋敷を取り仕切っているバトラーにも約束いただいた」 「そんな・・・それじゃ、私の計画が・・・」 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:16:42「お前の夏休みの計画なんて、ほとんどは陛下の邪魔だろう。それよりも、メイドとして働き、しっかりと女らしさを磨いてきなさい。 それから、このアルバイトはお前が女らしくなるまで、夏も冬も長期休暇中はずっとだ。これは、コーダンテ家家長としての命令だ」 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:18:01「・・・そ、そんなぁ・・・」 薔薇色の夏休みを想像していたにゃんの頭は、突然のことに真っ白になってしまい、そのままくたくたと部屋の床にくずおれてしまった。 #FSS_jp #twnovels
2015-02-19 20:21:32