「酒鬼薔薇聖斗」の加害者男性の本について一考

加害者が犯罪をネタに得た収入を取り上げる「サムの息子」法
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大原ケイ @Lingualina

いわゆる「酒鬼薔薇聖斗」の加害者男性の本について一考。ニューヨーク州には「サムの息子」法というのがあって、犯罪者が手記を書くなどしてその犯罪をネタに収入を得る場合、遺族など被害者が申し立てをし、売上げ金を取り上げることができる。 #amehon

2015-06-11 09:18:36
大原ケイ @Lingualina

いわゆる「酒鬼薔薇聖斗」の加害者男性の本について一考。ニューヨーク州には「サムの息子」法というのがあって、犯罪者が手記を書くなどしてその犯罪をネタに収入を得る場合、遺族など被害者が申し立てをし、売上げ金を取り上げることができる。 #amehon

2015-06-11 09:18:36
大原ケイ @Lingualina

元々、70年代に起こったサムの息子連続殺人事件の犯人、デイビッド・バーコウィッツがメモワールを出そうとした際、それを阻止するために作られた法律。NY州限定だけど、訴えられる側の大手出版社がNYに集中しているので、大抵の場合これでカバーされる。 #amehon

2015-06-11 09:20:45
大原ケイ @Lingualina

連邦法になっていないのは、表現の自由を保障した憲法修正第1条にひっかかる可能性があるから。 #amehon

2015-06-11 09:23:04
大原ケイ @Lingualina

これまでにも、ジョン・レノンを射殺したマーク・チャップマン、不倫相手の妻を撃ったエイミー・フィッシャーが事件のことを語って報酬を得ようとする時にサムの息子法で阻止されてきた。 #amehon

2015-06-11 09:24:42
大原ケイ @Lingualina

今回の元少年Aといい、最近では木嶋佳苗の手記といい、日本では出版社がセンセーショナルな犯罪をネタに金儲けをしようというケースがまかり通っていて、反吐が出そうです。 #amehon

2015-06-11 09:28:31
大原ケイ @Lingualina

酒鬼薔薇聖斗事件の被害者家族は速やかに太田出版を訴え、売上げ金を全部まきあげるか、出版停止措置で全冊回収にでもなれば今後こういうのは減ると思います。そんなに自分のことが書きたければ、被害者家族の了承を得て、印税全額賠償に充てるか、無料公開ですればいいこと。

2015-06-11 09:32:03
大原ケイ @Lingualina

あるいは何らかの犯罪に巻き込まれた経験を持つ親御さんたちが中心になって不買運動を起こすとか。

2015-06-11 09:33:20
大原ケイ @Lingualina

映画Goodfellasの原作もマフィアの暗殺担当の過去を赤裸々に綴って裁判になり、米最高裁は、NY州のサムの息子法憲法修正第1条により違憲であるが、そのままでは範囲が広すぎるので、もっと限定せよ、という結論になった。そして限定された形で2001年に制定され、今日に至る。

2015-06-11 09:40:20