能「小鍛冶」行って!観た!
- noh_kyoran
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◆まとめ主の場合ですが、特に楽器の演奏もなく謡だけで進行する場面では、謡の言葉を知っていても寝てしまうことがあり…。
ハッ!と目が覚めて「もったいない事をした!」と思いつつもまた同じ事を繰り返します(^^;)
続き→ 能とかちっと敷居が高いイメージあったけど、思いきって行ってみてよかった。わりと実物みてから解説読むのが好きだったりするし。また機会があったら行ってみたいかな~今度はもうちょっと勉強して(;´∀`)
2015-05-31 20:59:26◆勇気を出してお越し下さりありがとうございました☆
能はスルメ的なところもあるので、ぜひ気が向かれた時にはまたご覧になってみてください♪♪♪
☆真朱さま視点スタート☆
今日は宝生流の「小鍛冶」を見てまいりました。その前に狂言「蝸牛」がありました。そもそも「相槌を打つ」の語源が、刀鍛冶の相槌であることは言わずもがなですが、帝の命で刀を作ることになった三条宗近の相槌を打つのが稲荷の精である子狐であるというお話です。
2015-06-01 03:13:06続)今回は小書き(特殊演出)に白頭(しろがしら)とあり、通常だと後場の狐は赤頭なのだけれども、今回は白いと。そのお蔭で、某キャラを髣髴とさせる白髪のお狐さん!また、五番目もの(天狗、鬼などが主役で太鼓が入る)だけれど、祝祭色の強い作品とのこと。
2015-06-01 03:20:49続)演出として、前場で狐の登場の気配を、幕を下半分開けて見せるとのことだったけれど、横の席に居た私からは幕の向こうまで見えず、やや残念。この辺りは始まる前に解説があったので、非常に分かりやすかった。鏡板の松について、諸説あるが一説に春日大社の影向の松を写したというのがあるそう。
2015-06-01 03:23:42続)その節は有力ではないそうだけれど、三条宗近が春日大社のお膝元だと知っているとニヤリとできるエピソード。また刀を打てと命じる使者は橘道成で、これは安珍・清姫で有名なかの道成寺の建立者だという。
2015-06-01 03:28:29◆橘道成さんのこの情報、知りませんでした!メモメモ...。
続)前場は宗近が、夢のお告げを受けた一条の院に命じられ剣を打てと依頼される場面。相槌がいなくてと言い訳するも断らせてもらえず、氏神である稲荷明神へお参りに。童子(黒髪、朱金の衣)が現れ、中国や日本の古代銘刀を語り(このへん古事記)、壇を飾って待てと言います。
2015-06-01 03:36:38続)面はつけてるし、着物はゴージャスだし、髪の毛はふぁっさーのロン毛だし、まったく童子には見えないんだけど。この後、後場となり、注連縄を張った一畳台に、ご幣と槌が置いてあります。宗近が準備を整えご幣を振って祈り、肩脱ぎになると、白頭の狐の精(頭に一頭の狐の飾りをつけて)登場。
2015-06-01 03:39:55続)着物の名前が分からないので、説明しづらいけども、後場の狐は、緑に亀甲の袴、上は白金の衣装です。面は金色かな?で二人で槌を2回くらい打って、あっという間にできるw 表に「小鍛冶宗近」、裏に「小狐」とそれぞれが名を入れると、雲が湧き狐が刀を配達、五穀豊穣を祈り、再び雲に乗って帰る
2015-06-01 03:44:51続)詞章をいただいたので本当に助かりました。謡本三千円くらいを買う所でした。お蔭で非常に分かりやすいし、華やかだし、霊験あらたかな前の笛の音とか音曲も楽しいし、こんなに能を見て楽しかったのは初めてです!(という程、能は見てませんが)でも、こんなに格式高い雰囲気も初めて(^^;
2015-06-01 03:47:56続)機会があったら能を見ていただきたいと思いますが、全体的にドレスアップされた格好で行かれた方がよろしいかと。学生席など安い席はいい気もしますが、正面の席は礼装の方も多いのでご注意あれ。正座の場合は長めのスカートが崩した足を隠せるのでお勧め。流派や会場でも違いますが。
2015-06-01 03:54:01◆服装に関するワンポイントアドバイスありがとうございます!
◆(;><)変なところなんて全くありませんよー!とても集中してご覧になって下さっていたと頭が下がる思いで拝読しました。
逆に鑑賞年数が重なってくると、アヤシイ方向へ突っ切って行く場合が…(まとめ主はそうです)。
平安神宮でも小鍛冶やるのだなぁ。でも昨日の白頭は本当に神々しくて、所作も地を歩いているとは思えぬ空気で、幽玄だったわぁ。
2015-06-01 11:22:26◆プログラムを確認しましたが、今回の公演で稲荷明神を演じられたのは宝生流の若き御宗家(宝生和英氏)でした。
躍動と神聖さを兼ね備えたシテ(主役)だったのではと想像しています(^^)
◆能「鵺」は刀剣「獅子王」の名が出てくる曲ですね♪「鵺」も時々上演がありますので、ぜひまた能楽堂へ足をお運びくださいませ(^^)
実際に鑑賞へ行けた気持ちになれるような詳しいレポートありがとうございました☆