映画本「観ずに死ねるか！傑作絶望シネマ８８」 見どころ解説

観ずに死ねるか！ @mizushinedocu

読まずに死ねるか！「ミスト」by松﨑健夫 @eigaoh 人知を尽くすが報われず、脱出を 図るもガス欠で立ち往生。絶望の末、彼らが下した最悪の選択。エンドロールのバックで微かに響き続ける“ノイズ”が絶望感を増幅させる－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「日本黒社会 LEY LINES」by塩田時敏／本作監督、三池崇史とは旧知の仲である筆者は、中国残留孤児二世として虐げられ育った若者３人の生き様を描いたこの映画を、新宿裏社会の「スタンド・バイ・ミー」と評す。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「めまい」by松崎まこと @nenbutsunomatsu 放送作家、映画活動家の筆者が選んだ傑作サスペンス。女性にモテない映画監督だったヒッチコックが、いかにブロンド美女に妄執していたかが手に取るようにわかる１本。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「炎628」by橋口亮輔／この映画を観ると、戦争はいけないとか、憎しみの連鎖は何も生み出さないとか、そんな言葉も無意味に思える。とにかく身も蓋もない。だから別に無理に観なくていい。あなたが知らないままでいいのなら。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「台風一家」by山本直樹／本作をセレクトしたのは、絶望的な映画や舞台をやらせたら、日本一ヤバい奥秀太郎 @okushutaro の作品だから。そんな人の映画をなぜ観てるかといえば、自分も出演したのです。しかも悪役で！ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「アレックス」by佐々木誠 @mktsasaki 僕たちが生きている世界には、理屈や常識が通用しない「絶対悪」は確実に存在する。たった一晩の悪夢を逆順に描いた｢アレックス」はその現実を完膚なきまでに突き付ける映画だ－ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「殺人の追憶」by滝藤賢一／TVドラマ「半沢直樹」でブレイクした論者一押しの絶望シネマ。この映画の全てはラストカット、ソン・ガンホの、恐怖と諦めと絶望が入り交じった表情に凝縮されている－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ジェイコブス・ラダー」by高橋ヨシキ／脚本家ブルース・ジョエル・ルービンと、監督エイドリアン・ラインが放った一世一代の地獄映画。複雑かつ重層的なメタファーが入り組んだ迷宮のような世界！ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「最後の晩餐」by伊藤彰彦／渾身のルポルタージュ『映画の奈落　北陸代理戦争事件』の著者が中学生の頃に観て吐き気を催した１本。生きることに絶望した４人の中年男が食欲と性欲の限りを尽くし死に行く様！ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「黒い画集　あるサラリーマンの証言」byみうらじゅん @miurajun_net 真面目にコツコツ働いてきて、そのご褒美として“愛人の１人くらい”と思ってしまった心の隙間に忍び寄る生き地獄。どんな気がする？そんな映画 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「TATTOO［刺青］あり」by伊賀大介／映画やCMのスタイリストとして活躍中の筆者思い入れの１本。アンチヒーローにもなれず、映画好きボンクラ男たちにも愛されなかった本作の主人公、竹田明夫にまとわりつく絶望の匂い…。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「黒い画集 第二話 寒流」by西村賢太／1980年代半ば、私の娯楽は古本屋の均一台で手に入る推理小説の文庫本で、清張の原作も読んでいた。日雇い仕事を終えて名画座で観た本作。結末は知っていたはずなのに、まさか……。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「仁義の墓場」byダイノジ大谷ノブ彦 @dnjbig 極道界の狂犬､キング･オブ･クズ石川力夫。その人生の無軌道ぶりに心底ぶっ飛んだ。疾走感のある演出、渡哲也の狂気的で強烈に色気のある芝居。深作欣二の最高傑作！ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ポーラX」by安藤尋／「blue｣｢海を感じる時」等の監督で知られる筆者が選んだ１本。絶望の映画作家レオス・カラックスの中でも、これほど悲惨な死と危うい美しさに満ち満ちた作品は他にない－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「リービング・ラスベガス」by古泉智浩 @koizumi69 映画通の筆者認定の殿堂入りのダメ男映画。20代の初見時では、アル中の脚本家と娼婦の甘く切ないファンタジーに感じたのに、40代半ばを過ぎて見直すと……。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「セブンス・コンチネント」by内田春菊 @uchidashungicu ごく普通の３人家族が一家心中するまでの過程を描いたミヒャエル・ハネケの長編デビュー作。ハネケ初体験の筆者が思わず声を出してしまったシーンとは？ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ダンサー・イン・ザ・ダーク」by小谷野敦 @tonton1965 話は尋常ではないし無理矢理だし救いようがない。いったい何が表現したくて撮ったのか。観客を嫌な気分にさせることが目的ならこれほど優れた映画はない－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ペパーミント・キャンディー」by深町秋生 @ash0966 本作監督イ・チャンドンを「弟子になりたい」とまで敬愛する筆者が、この10年幾度となく見返してきた１本。この映画は「韓国現代史を生きた男のノワール」だ！ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「レクイエム・フォー・ドリーム」by佐々木誠 @mktsasaki 2009年、イギリスの映画雑誌が発表した「落ち込む映画」ランキング第１位。ドラッグの恐怖を教えるため、全世界の中学生にこの映画を観せるべきだ－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ときめきに死す」by宇多丸／ジュリー扮するテロリストが抱える青春の不能や鬱屈は、映画公開時中学三年生で、世界に無力感や恨みを持っていた童貞少年の僕の心に完全フィットした。繰り返し観ている回数で言えばナンバー１。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「気狂いピエロ」by末井昭 @sueiakira この映画を観て感じたのは「自分はゴダールのような表現者になれない」という絶望。鑑賞から５ヶ月後、三島由紀夫が腹を切り、ぼくは上野でストーリーキングを敢行した－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ソナチネ」by樋口毅宏 @higu_take 僕はこの映画の全シーン、全役者の全台詞を完コピして、世に留めたいと本気で考えている。それほど本作を愛してるし､｢ソナチネ」を観るために生まれてきたとさえ言っていい。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「メランコリア」by中井圭 @nakaikei 惑星メランコリアが衝突して迎える地球滅亡。その結末は僕たちにはとんでもない不幸だが、本作の監督フォン・トリアーにとっては、これ以上ないハッピーエンドなのである－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「さらば愛しき大地」by佐々木俊尚 @sasakitoshinao 筆者が貧しい学生時代に観て「己のプライバシーを暴かれているような生理的嫌悪」を覚えた映画。生まれ育った土地から逃げたくても逃げられない断末魔の叫び！ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「その土曜日､７時58分」by染谷将太／昔から、フィリップ・シーモア・ホフマンに惹かれています。兄弟が破滅へ突き進むこの映画もホフマンが居たからこそ説得力があったんだ、と。もう少し長生きしてくれてたら……。 amzn.to/1GFjUH1