映画本「観ずに死ねるか！傑作絶望シネマ８８」 見どころ解説

観ずに死ねるか！ @mizushinedocu

読まずに死ねるか！「ぼくのバラ色の人生」by能町みね子 @nmcmnc まだ自分の性指向に確信がなかった19歳のとき初めての“彼女”と観に行ったトラウマ映画。今でも観ると生傷をえぐられたような気分になる。誇張ではなく呼吸が浅くなる－－ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「SWEET SIXTEEN」by柄本時生／行き場を無くした主人公の少年が海辺に立つラストシーンが大好きです。残酷で絶望的な終わり方ですが、彼の本当の物語はあそこから始まるんじゃないでしょうか－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ミリオンダラー・ベイビー」by渚ようこ @yokonagisa イーストウッド演じる「家族にすら愛情を見せたことがない老トレーナー」の苦悩に、小さい頃から理不尽に我が子を怒鳴り殴った筆者自身の父の苦悩が投影されて… amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「髪結いの亭主」byドリアン助川 @arlequinTetsuya この物語はひとつの唐突なファンタジーだ。だが、若くはない自分からすれば､｢時」に抵抗する者の哀しみによって貫かれた儚げな詩編だと受け取れなくもない… amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ぼくのエリ 200歳の少女」by三留まゆみ／イジメに怯える12歳の少年オスカーと、吸血鬼として永遠の12歳として生き続けるエリ。引き寄せ合う孤独な心と心。何もかもわかった末のラストシーンが深い余韻を残す。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「男はつらいよ　寅次郎あじさいの恋」by高橋洋二／放送作家の筆者がセレクトした絶望映画は意外にも寅さん。寅次郎がマドンナいしだあゆみに本気で怯え逃げ回った本作は､｢男はつらいよ」シリーズでも屈指の凄まじき恋愛劇。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「レスラー」byスピードワゴン小沢一敬 @ozwspw 志半ばでやめて行った漫才師の同期や先輩。みんな居場所を探していた。みんな何者かになりたかった。この映画でミッキー・ロークが演じた主人公ラムのように－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「愛情萬歳」by暉峻創三／アジア映画評論の一線で活躍する筆者が選んだ台湾のツァイ・ミンリャン監督による絶望シネマ。彼の映画を観ていると、この世に救いをもたらしてくれる人などいないことがよくわかる－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「真夜中のカーボーイ」by大槻ケンヂ／中学のとき観て心が震えました。切なくて絶望的な作品かもしれない。でも、僕は絶望の中にこそ焼け付く希望があるんだと思う。そのことをいつだって呼び起こしてくれる映画です。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「シークレット・サンシャイン」by想田和弘 @KazuhiroSoda 本作は、ありふれた悲劇に見舞われた女の、尋常ではない絶望についての映画だ。が、彼女の真の不幸は、あまりに身近な太陽光の存在に気づかないことだ－－ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「霧の中の風景」byいまおかしんじ @Imaokashinji1 少女がトラック運転手に犯される場面を、荷台だけを捉えたカメラで描写する残酷さに心折られた。世の中にはとてつもなくヒドい事が存在する。そんな気がした－－ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「受取人不明」by武田梨奈 @TakedaRina 今までこの映画のことを誰かに話したことはありません。というより話せなかった。正直、まだ頭がパンクした状態です。私にとって、そこまで衝撃的な作品でした－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ミッドナイトクロス」by松崎まこと／揺るぐことのないMY FAVORITE。未だ観るたびに泣いてしまうが、この映画の持つ本当の哀しみや絶望を知った今流す涙は、高３春の初見時とは明らかに違っている－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「東京暮色」by真魚八重子 @Yaeko_Mana 小津安二郎監督作の中で際だった暗さを放つ異色作。特に有馬稲子演じる次女の役どころは「生まれようが生まれまいがどうでもいい」存在でしかなく、観る者を唖然とさせる－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「杏っ子」by白石晃土 @shiraishikouji ホラー系の作品で知られる白石監督が絶望シネマとして選んだ成瀬巳喜男監督作。イジケ夫と耐える妻の暮らしは最後まで何も解決せず、先にあるのは絶望的な日常のみ－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「女が階段を上る時」by篠崎真紀 @shinozakimaki 成瀬監督作の常連、高峰秀子の「男嫌い」なキャラと、それゆえの生き辛さについて。多くの男に言い寄られるバーのマダムを演じた本作で見せる諦めきったその表情！ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「少女ムシェット」by坪内祐三／１人の少女が楽しそうに自殺するまでを描いた本作に、当時高１だった私の心は「ドヨン」となった。単なる絶望ではない。この映画に比べたら「仁義の墓場」ですらもすがすがしく思えるほどだ。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「東海道四谷怪談」by山本晋也／数ある四谷怪談モノの中でも、飛び抜けた傑作。ただのお化け映画ではなく、女性の執念の激しさと情熱を「幽霊」という形で表出した作風は見事、母性の鑑だ。女の一念、岩をも通す－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「マルホランド・ドライブ」by蛭子能収／不思議な映画だ。ワケのわからないシーンだらけだ。デヴィット・リンチ監督が実際に見た夢を映像化したとしか思えない。でも、私は大好きだ。人間の本質を描いた素晴らしい１本だ。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ゴーン・ガール」by大根仁 @hitoshione フィンチャー映画史上最高の後味の悪さ。しかもそれは「男女関係とは？｣｢結婚とは？」という我々が日常的に感じている疑問への最悪の回答なのだから始末に負えない－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「ファニーゲーム」by成海璃子／私、あの犯人役にちょっとキュンとなるんです。品が良いのに涼しげに人を殺す。そのアンバランスがたまらない。二度と観たくないという人も多い映画だけど、私は大好きです。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「絶対の愛」byカンパニー松尾 @company_matsuo キム・ギドクはこれまで劣悪な人間社会を題材にしながらも、悪には悪の人生があると、絶望の中の人間の希望を描いてきた。でも、本作にはそれが一切ない－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「時計じかけのオレンジ」by水道橋博士 @s_hakase 不登校になり引きこもっていた高校時代に母親と観た映画。しかし、その記憶は、当時の絶望的な現実から逃避するため勝手に“良き思い出”に書き換えられていた－－。 amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「SF／ボディ・スナッチャー」by山下敦弘 @nobuhiro543 十代のころ、憂鬱な雨が降る日曜の午後に観て、さらに気分が滅入った１本。本作の男性キャストは揃いも揃って宇宙人に乗っ取られそうな不吉顔！ amzn.to/1GFjUH1

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読まずに死ねるか！「SAW ソウ」byLiLiCo／映画コメンテイター、インタビュアーとして活躍中の筆者が、その衝撃的で救いのようないラストに号泣してしまった作品。この映画、決してただのサイコスリラーではない－－。 amzn.to/1GFjUH1