【GUNNER】- "Fleet Girls" in Virtual Armybase -
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仮面ガンナーは突進しながら魚雷をホ級の足元へ発射し、肉薄したと同時に爆発するように仕組んだのだ!そしてホ級は、空中で身動きがとれないまま、自身の真下を見る!そこには、自身に向けてブラスターを真上にかまえた仮面ガンナーの姿が! 25
2015-06-18 20:27:18攻撃を受けまいと、必死にもがくホ級!しかし、それも無意味!漣が叫ぶ!「逃げられないよ!漣はしつこいからっ!!」仮面ガンナーが叫ぶ!「サァザナミィ…ブラスタァァァッッ…!!」叫ぶと同時に、ブラスターの砲塔からありったけの弾丸が発射された!ドドドドドドドドドドォン!!!! 26
2015-06-18 20:33:35バババババババババゴォォン!!!!全弾命中!!「グガァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」ホ級の断末魔の叫び!そしてそのまま海上へ落下! 27
2015-06-18 20:40:27次の瞬間!ドゴォォォォォォォォン!!!海上に落ちたホ級の身体が大爆発を起こした!火の粉が飛び散り、海水が真上に跳ね上がる!その様子を見ていた仮面ガンナーは漣に問う。「……これで…いいのだな…?」 28
2015-06-18 20:42:57「ええ。これでもう、あの深海棲艦は消滅したわ。」「そうか……」仮面ガンナーは少しホッとした。戦えば、倒せる。それを確認できたからだ。「あいつらは……なぜ襲ってくる……?」仮面ガンナーは疑問に思った。怨念が具現化した存在ではあるが、なぜこんな戦いにまで発展してしまうのか。 29
2015-06-18 20:47:57「それは…私もよく知らないんだ…。」漣が少し落ち込みながら答える。「そうか……なら……」仮面ガンナーは周りを見回しながら言った。「調べる必要があるな…」仮面ガンナーは考えた。こうして戦い続けていれば、いずれ理由がわかると。だからこの戦いに身を投じようと。そう決めたのだった。 30
2015-06-18 20:51:12「そういえばさ、漣ってずっとこのままなのかな?」「ん…?ああ…それは多分…そんなことはないはずだ…待ってろ…」そういうと仮面ガンナーは、ライザーを取り出す。そして仮面ガンナーが念じると、サザナミブラスターが光り、一枚のカードへと変化した。表面には漣の姿が描かれている。 31
2015-06-18 20:58:14そしてそのカードを、ライザーの画面に当てると、カードが画面の中へと入り込んでいった。そして画面には、「サザナミブラスター・格納完了」の文字が。 32
2015-06-18 21:00:19………漣が気がつくと、そこは見渡す限り何もない、真っ白な空間。戸惑って辺りを見回していると、声が聞こえてきた。「目覚めたか…?」声の主は仮面ガンナーだった。「そこは…俺の持つ端末…エスカドライザーEVOの中に作られた仮想空間だ……」 33
2015-06-18 21:07:11「仮想空間ってどういうこと!?現実じゃないってこと!?」「んまぁ…言ってしまえばそうなる…武装としてお前を具現化できても…身体までは難しいからな…」漣は少し落ち込んだ。「そっかぁ…完全に生き返ったわけじゃなかったのね…。」 34
2015-06-18 21:10:18「すまんな…俺の力が…及ばないばっかりに……」「…ううん。もういいの。あのまま死ぬよりマシだもん。それに新しいご主人様も見つかったしね♪」「…そういってくれるとありがたい……」 35
2015-06-18 21:13:18「そうだ漣…お前には…以前所属していた基地があるだろう…?」「う、うん。それがどうしたの?」「そこの景色を思い浮かべてみろ…」「…?よくわかんないけど、やってみるね!」漣は言われた通り、自分がいた基地や、鎮守府のことを頭に思い浮かべた。できるだけ細かく、鮮明に。 36
2015-06-18 21:17:02すると何もない真っ白な空間が変貌を遂げ、気がつくと漣が思い浮かべた通りの風景が周りに広がっていた。「その空間は…記憶を読み取り自由に作り変えることができる…」「す、すっごぉぉい…。」 37
2015-06-18 21:19:55「…なるほど…この施設は…鎮守府…というのだな……」仮想空間に構成された施設について…仮面ガンナーは調べていた。ライザー経由で仮想空間内をスキャン、それを閲覧することで、情報を得られる。「言ってしまえばこれは…VR鎮守府ってところだな……」 38
2015-06-18 21:26:40「VR…って何の略?」「バーチャル・リアリティ…仮想現実のことだ…お前が今いるそこは…『エスカドライザーEVO VR鎮守府』…そしてこの世界のルールに従えばお前は…そこの第一部隊の旗艦で…俺の秘書官……ということになる……」仮面ガンナーは漣にそう説明した。 39
2015-06-18 21:30:22「私が秘書官…大丈夫かなぁ…。」「いや……むしろ今はお前だけが頼りだ……頼むぞ…漣…!」そう言われた漣は、素直にその言葉が嬉しかった。そして答えた。「…!はいっ!ご主人様っ♪」 40
2015-06-18 21:34:32「ところでご主人様?これからどうします?」「まずは武装となる艦娘を集める…大破して死亡した艦娘の遺体をVR鎮守府の中に格納し…お前と同じように蘇生する…そうすりゃ…より強力な深海棲艦にも対抗できるだろう……」 41
2015-06-18 21:38:14VR鎮守府内には、入渠用の設備も備わっている。そしてあの時に使用したラブカストーンのエネルギーは漣の体内に宿っているため、そこから供給できるほか、修復自体は資材さえあればライザーのみで行うことも可能である。 42
2015-06-18 21:41:39「流石に…生きた艦娘を鹵獲して改造して運用するのは気が引けるからな…」「そ、それもそうですね…。」「とにかく…轟沈した艦娘をサルベージしつつ、付近の海域から調査していこう……」「了解です!ご主人様!」 43
2015-06-18 21:46:50「そういえばご主人様?」「ん…どうした…漣……」「漣が秘書官ということは、ご主人様は提督ってことでもあるんですよね?」「そういえば…そういうことになるようだな……」そして仮面ガンナーは続けてこう言った。 45
2015-06-18 21:54:18