Fallout鎮守府夕張+大井編　ロブコ社探索（Mod Robco certified使用）

スフィルナ＠治療中 @finad8

『ハロー、偉大なるアメリカ。私は……』 「貰ったぁ！」 エンクレイヴラジオを流し続けるアイボットを夕張が飛びついて捕まえると、大井が制御パネルを開けて弄り始める。 #Fallout鎮守府 p.twipple.jp/iqAuL

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廃棄部品やセンサーモジュールなどを詰め込みPip-Boyでプログラムしなおすとアイボットは再び浮き始める。 やかましいエンクレイヴの放送は流れず、ビープ音を立てて夕張と大井に随伴する。 「これで5台目、ようやくハッキング成功ね。」 #Fallout鎮守府

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夕張と大井の後ろには3台のアイボットの残骸が転がっている。 見つけたアイボットを分解し、内部構造を分析し分解するのに4台も使ってしまった。 1台足りないのは、大井がレンチでぶん殴って機能停止させようとしたら自爆してしまったためだ。 #Fallout鎮守府

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「ですね。ようやくまともなのが出来てよかった。」 大井もほっと安心した様子でアイボットを見る。ビープ音を立てながらアイボットは2人の後ろについていくが、突然ファンファーレを流す。 「どうしました？」 大井がアイボットの方を向くと、稼働しているロボットがいる #Fallout鎮守府

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「わが軍に降伏なし！」 Ｍｒガッツィーがプラズマ弾を連射しながら近づいてくる。とっさに2人は近くの岩陰に隠れ、アイボットは装備したレーザーで応戦する。 「あれも分解してみる？」 夕張は岩陰から多いに声をかける。 #Fallout鎮守府 p.twipple.jp/rrkl3

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「当然でしょう？」 大井がうなずくと、夕張はＡＥＲ9レーザーライフルで応戦する。 赤いレーザーがＭｒガッツィーの胴体をぶち抜き、一撃で機能停止に追い込む。 「さすがですね。」 「このくらい簡単よ。それじゃあ、修理しましょう？」 #Fallout鎮守府

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夕張はまずパネルをあけ、Pip-boyをＣＰＵに直接接続するとプログラムを書き換えておく。大井と夕張、そしてVault45の面子を仲間だと認識させるようにした。 書き換えが終わると、すぐに大井が修理に取り掛かる。 #Fallout鎮守府

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時間は多少かかったものの、修理を終え新しくペイントされたＭｒガッツィーは無事に稼働した。 「ご命令を、サー！」 「よし、これで大丈夫そうね。後は戦闘もテストしたいなぁ。」 夕張はそういって周囲を見渡す。 #Fallout鎮守府 p.twipple.jp/e0VMi

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「……あ。」 大井が双眼鏡でレイダーの駐屯地を見つける。戦前のトレーラーを隠れ家にしているのだ。 「あれで試してはどうでしょうか？実戦テスト。」 「え……人間だよ、敵。」 夕張は人間ということにやや抵抗感を示すが、大井は首を振る。 #Fallout鎮守府

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「強盗ですからどうということもないでしょう？ほら、あれ。」 大井が双眼鏡を手渡すと、夕張はそっとトレーラーの中をのぞく。そこには身包みはがされ切り裂かれた人間の死体が転がっている。 「……うわっ。あれは酷い……やってきて、Ｍｒガッツィー。」 #Fallout鎮守府

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「サー、イエッサー！」 夕張の命令にＭｒガッツィーは勇ましく応答すると、レイダーの拠点に近づきプラズマ弾を発射し始める。 「喰らえ、アメリカ製の弾丸だ！」 レイダーたちもハンティングライフルや突撃銃で応戦するものの、プラズマ弾を受けて次々に倒れ伏す。 #Fallout鎮守府

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10分もしないうちに、弾痕まみれになりながらＭｒガッツィーは帰還する。 「本日もアメリカ軍の大勝利だな！」 「……うーん。」 夕張は複雑そうな表情をすると、Ｍｒガッツィーのスイッチを切り停止させる。 「どうしました？大勝利と言ってもいいのに。」 #Fallout鎮守府

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大井が首をかしげると、夕張は表情を曇らせる。 「何か音声が嫌だなぁ。何か。」 「そうですか？」 「うん、すごい気になる。ちょっと待って。」 もう一度Pip-boyをＭｒガッツィーに接続すると、夕張はプログラムを書き換え始める。 #Fallout鎮守府

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しばらくすると、Ｍｒガッツィーが再起動する。 「何でありますか！上官殿！」 「……何しました？」 口調は勇ましいが、少し変わったことに大井が首をかしげる。 「口調などを日本兵のに差し替えたの。あんまりアメリカ軍連呼されても複雑な気分だから……」 #Fallout鎮守府

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「あぁ……」 夕張としては、敵国の名前を連呼されるというのはさすがに耐え難いものだったようだ。 大井は納得すると、Pip-boyのマップを覗き込む。 「目的はロブコ本社、ですよね？」 「そうだけど？」 「アレじゃないでしょうか、あの大きな工場。」 #Fallout鎮守府

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2人は遠くに見えた大きな建物に近づいていく。 そこにはRobcoと大きな文字を掲げた工場が見えてきた。ロブコ社の本社だ。 ここでＭｒハンディやガッツィーなども製造している。 #Fallout鎮守府 p.twipple.jp/vBXMJ

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「ここにいろいろなロボットが眠っているんですね……？」 「きっとそうよ。だって本社よ？絶対いろいろあるから。」 夕張も大井も目の色を輝かせながら入っていく。Ｍｒガッツィーとアイボットも後ろから着いていく。 #Fallout鎮守府

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内部にはプロテクトロンや警戒ロボが飾られており、稼働はしていないものの期待させるには充分だった。 「どんな改造されてるのかな。」 「さぁ？」 期待に胸躍らせながら大井と夕張はオフィスを歩いていくと、Ｍｒガッツィーが反応する。 「大和魂を見せてやるー！！」 #Fallout鎮守府

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どこぞの日本兵のような口調でＭｒガッツィーは敵に反応、プラズマ弾を打ち込む。 「何かいたの？」 「はっ、モールラットであります！」 オフィスの部屋でモールラットをしとめ、誇らしげにＭｒガッツィーが報告する。 「モールラットね……」 「どうしました。」 #Fallout鎮守府

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大井が不安そうに首をかしげると、夕張が状況を確認する。 「まず。この場所はロブコ社の本社でしょ。」 「そうですね。」 「あんまり期待できるものはないかも……モールラットの進入を許すくらいだもの。」 夕張は肩を落とすが、大井はまだ諦めていない様子だ。 #Fallout鎮守府

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「泣き言はメインフレームを調べてから言いましょう？」 「そ、そうよね。」 「了解！」 Ｍｒガッツィーも応答すると、率先してモールラットをプラズマ弾で駆除していく。 #Fallout鎮守府 p.twipple.jp/PH2Ts

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「バンザーイ！！」 「……これはこれでうるさいですね。」 大井がＭｒガッツィーの声にため息をつく。確かに日本人のような音声だが、非常にうるさいのだ。 「突撃ー！」 「ま、まぁアメリカのことを連呼するよりはマシだから。」 #Fallout鎮守府

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夕張がため息をつくと、メインフレームの部屋に入る。 「敵の潜水艦を発見！」 「「ダメだ！」」 思わず2人がツッコミを入れつつ部屋に入ると、大きなコンピューターが置かれていた。 #Fallout鎮守府 p.twipple.jp/akx7C

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「さーて、早速何か残ってないか……あれ？」 夕張がキーボードを打つが、首をかしげる。 「おかしいな、これ。前にも誰か来た形跡があるし何か貼り付けられてる。」 「何かって？」 「えぇ……これ、メガトンにデータを送ってるウィルスみたい。」 #Fallout鎮守府

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「何でメガトンに？追跡できます？」 「ちょっと待って……」 夕張がキーを操作すると、モイラ・ブラウンという雑貨店の店主に行き着く。 「雑貨店の店主が何やってるんだろう……」 「わかりませんね……まぁ、ロボットの設計図を手に入れたらいいのでは？」 #Fallout鎮守府