MrD_860さんによる　#魅力的なシナリオ・NPC　について　#TRPG

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

良いシナリオというのは、「PCにいかに動機or当事者性があるか」が一つの指標だと思う。 ゲストヒロインの悲劇を盛り込んだシナリオを見せられても 関わる理由や関係性がなかったら「知った事かこの野郎」になるわけだ。 GMはPLからそこを指摘されないようにしないといけないと思う。

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とかく、シナリオというものを「ぼくのかんがえたすごいNPCのすごいドラマ」を書くか、と誤解している人が時々いるが大きな間違いである。 小説書いた方がいい。書いた方も楽しい、読んだ方も楽しい、Win-Winである。

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シナリオというものは「NPC１がいてNPC２がいて、それぞれこういう思惑を持って行動するんだけど結局失敗or報われずに破滅します」という小説を書く。 そして、そこに動機をもたせたPCを介入させて破滅を救わせるためにあるのだ。 NPCはPCの介入がなければ絶対に失敗する存在なのだ

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

勿論、ここまで厳密に動機・当事者性を用意しなくともPLたちは基本セッションをするために参加しているので介入してはくれると思う。 たまたま通りがかった屋敷の秘密の謎を解き明かしてくれたり 通りでたまたまぶつかったお嬢様を、呪われた一族の宿命から助けてくれるだろう

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でもそれはPLの「善意」におもねるものであり、 PLから「それだけではちょっと介入できないよ」と言われた時には 頭を下げて恥じた方がいいことは理解していただけると思う。 動機・当事者性を用意するのはGMの仕事だと、私は主張したい。

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では実際どうやって動機・当事者性を生み出せばいいのか。 代表的なのが「PC達の立場を利用する」ことである。 冒険者なら依頼だし、組織関係者なら組織からの指令である。 次に定番なのは「コネ」である。 NPCが友人、恋人、同僚、はては自分の恩人の血縁者など。

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そして定番かつベタな手段としての「魅力的なヒロインを出す」である。 魅力的なヒロインが何か、という話になると凄く説明をするのが面倒ではあるが、軽く説明したい。 １．既存キャラを持ってくる 一番早い。PLの好みの子をヒロインにする。めっちゃ食いつく。 そのために事前リサーチは必須。

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２．何も出来なくて困ってるだけだけど、全力で応援してひたむきな態度をしてくれる 「雨に打たれている捨て犬」とかああいうの 何も出来ないけど、ただひたすらにあなたに従いていきます。という健気さを演出してあげよう。そしてヒロインのできる精一杯を演じよう バカみたいだが意外と有効である

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３．ヒロインなりの価値観と行動理念がはっきりしている。 これはとても手間がかかる。何しろ生きた人間を一人作るわけだから。 ヒロインなりの価値観と人生観、許せること、許せないことまで設定を巡らせる。「なぜこう考えるのか」「この価値観を持つに至った彼女の生い立ちとは」など考えていく

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これはスタニスラフスキー法という演劇の手法の一つである。台本上の人物一人について「台本上で彼がなぜこう思うに至ったのか」「彼は普段どういう人間か」まで考え、そしてそれを仕草や言動にまで表現させる手法である、大まかに言えばであるが。 これをヒロインに転用するわけだ。

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

もし万が一これをNPC全員に行った場合、もはや恐れるものはなくなる。 全ての登場人物の価値観行動理念が決まっていた場合 どのような状況になろうが、PCから何を言われようが NPCから出てくる台詞や行動が破綻なく導き出されるからだ。 ただ凄く面倒、本当に。

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

他人様の手法や意見を聞くのは大好きなので 心ある人は #魅力的なシナリオ・NPC のタグを付けてツイートをしていただけたら幸いに思います。

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出しゃばらないけど毎回ちょいちょい出てくるタイプの名前付きの脇役NPC 恋愛ゲームの親友、馴染みの店のウェイトレス、端っこで賑やかしをやっている三下 世界観への没入度を高めるためのアクセントになり いざその脇役をメインに据えた回をやるとPLのノリが違う #魅力的なシナリオ・NPC

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

シナリオでPCに与える動機や当事者性が思いつかない、 動機を与えるのが面倒くさい場合は緊急性をもたせよう 「君たちが載ってる豪華客船は実時間で５時間経つと沈みます、頑張ってください」 「君たちは気が付くと塔の最上階に居る。頑張って降りて下さい」 #魅力的なシナリオ・NPC

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

そうだ、魅力的なシナリオには魅力的な悪役も必要だ しでかした悪行に言い訳の余地の有る、救いようの有る悪役は悪役じゃない、ヒロインだ。その前提を忘れぬように。 魅力的な悪役はPLたちが納得できる悪であることが挙げられると思う

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

自分のしていることで人がどのように迷惑をし、 どれだけの人が傷つき、PCたちに悲しみと怒りを与えるか それを理解した上で自分のやりたいことのために突き進む 覚悟を決めた悪役は実に痛快かつ悪（わる）である。 ヒロインを魅力的にする手法はここでも有効である、悪役を魅力的にしよう

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

これは個人的な好みであるが ・計画的ではなく発作的、衝動的に悪事を行った ・「しょうがないじゃない」で開き直る ・「自分は悪くない」と正当化する このような悪役はとても格好が悪いし、ヒロインだとしてもかなり救う気が減る。 覚悟の決まってない人間は総じて魅力が無いと思っている。

雪野@カクヨム @game_yukino

ヒロインに大切なのは『助けたい』という感情 『助けなきゃいけない』というのは理屈 理屈と感情は全く別物 決めるのはプレイヤーだから理屈を押し付けても、感情を押し付けてもダメ 片方が欠けていれば『助けない理由』になってしまう>RT

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

RT言及 ヒロインを「助けないといけない」というのは私がよく提唱する「動機」 その上で「助けたいと思う」という「感情」が揃うと「良いシナリオ」になると思う。 ではどうやって感情を喚起させればいいか、となるとやはり魅力的なヒロインが必要という話に戻ってくる

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

ヒロインを救出することを目的としたシナリオは確かにベタで王道だけど 「ベタで王道」は「ベタで王道」なりの揺ぎない強さがある そして真剣に「ベタで王道」を追求すると下手なゴマカシが効かない分だけつい変化球に逃げたくなる誘惑に駆られる 王道を笑うものは王道に笑われるのだ

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

ちなみに、私はコスティキャン信者である ヒロインを救うのを目的とした王道シナリオだとして ・邪魔する敵が立ちふさがっている ・ヒロインを助けられない葛藤がある ・ヒロイン自身が救出を拒む これは全て「障害物」という名の「ゲーム要素」の一つであり シナリオは王道以外の何者でもない

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

つまるところ、良いシナリオというのは 「良い障害」と「良い目的」に尽きるのかもしれない。 良い障害とはそれを達成するために「情報」が与えられ、「意志決定」する余地があり、「資源管理」をした結果達成できるものである。

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

続き） 障害を乗り越えた結果、待望の「目的」を果たすことができる 障害と目的、どちらが欠けても良いシナリオには成らないのではないか

湯上がりは親でも惚れる“MrD” @MrD_860

最高、PLが自分から望んでくれたらマジで最高 NCが「ボロボロにならないと達成できませんよ」とか強制してきたらまじで最悪 twitter.com/nekosugix/stat…

ネコスギ @nekosugix

綺麗な毛並みやふさふさ尻尾が自慢のドールが毛がぼろぼろになるのも構わず姉妹を助けるとか胸熱だとふとおもう(´ω｀ ) #ネクロニカ

2015-07-07 13:33:42