いったい誰が噴気孔のあなを開けたのか
気象庁が噴火警戒レベルで市町村長の防災対応を規定するのはよくない。
本間基寛さん 京大防災研に所属する30代半ばの技術者です。主に、河川工学、海岸工学、災害情報論に関する研究をやってます。博士(工学)、技術士(建設部門:河川、砂防及び海岸・海洋)、気象予報士。
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本間基寛
@motohirohonma
噴火警戒レベル2や3でも、箱根町は避難指示を出していることに対して、箱根町としては問題ないと思います。そもそも自治体がどういう理由で避難指示を出すかは自治体の自由ですから。続)
2015-07-05 04:26:44
本間基寛
@motohirohonma
承前)一方で、「噴火警戒レベルの対応表」で気象庁が行動を規定しすぎるのはやはりよくない、ということをまざまざと見せつけられた今回の箱根噴火騒動のように思います。たぶんそんなことはないでしょうけど、「自治体に遠慮してレベル3格上げが遅れた」という憶測まで生んでしまっているのは遺憾。
2015-07-05 04:27:50
本間基寛
@motohirohonma
承前)これは、噴火の話だけではないでしょう。気象庁の「津波警報改善に向けた勉強会」第2回で、気象庁側が「防災対応との繋がりがわかるように予想津波高さの階数等を設定したい」という見解に対して、K先生が猛然と異議を唱え、気象庁側がみんな困惑していたのをよく覚えています。
2015-07-05 04:36:41
本間基寛
@motohirohonma
承前)K先生は、「気象庁が個々の住民の対応行動を指南できるはずもなく、住民がその時可能な最善の行動がとれるようにな情報にするべきだ。それが3.11の教訓ではないのか」という趣旨のことをおっしゃっていたと記憶しています。
2015-07-05 04:39:13
本間基寛
@motohirohonma
承前)「住民(や自治体)が主体的に考え最善の行動をとるべき」は言うは易く行うは難しです。だからといって、気象庁などが行動を的確に指南できるかといえば、これまでできていないし、今現在でもできていない。箱根騒動を見ている限り、将来も無理そう。
2015-07-05 04:43:10
本間基寛
@motohirohonma
承前)地元に身近なところでの人材がやはり不可欠ということだと思いますが、民間も含めた地元の内外への投資をいかに促していくかも大きな課題です。気象予報士などがもう少しコミットメントできればよいのでしょうが。
2015-07-05 04:48:25