.@naoya_fujita 「『トロン　レガシー』はすばらしかった」　感想ツイート

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

『トロン　レガシー』は素晴らしかった。大満足。『トロン』を基本的になぞりつつ、あの時代のチープＣＧとチープテクノを、現代的に３Ｄ化させて、そしてかつての「夢」の最良の部分と最悪の部分の帰結を息子が再訪して、全作と同じ展開ながら、深みが増している。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

ああいうタイプの映像を久々に堪能した。やっぱＳＦは素晴らしいな。そしてカリフォルニア・イデオロギーの権化のような父が座禅にはまっていて（笑うところ）「完璧な世界」を目指した自らの失敗を嘆くところがいい。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

そしてかつての希望として造られた父の「分身」が、その父の指令に忠実なあまり「敵」となるその悲しさ。サイバースペースがフロンティアだった時代とは逆転し、サイバースペースが現実世界をフロンティアとして発見し解放を目指すという逆転は、「アメリカ」の戯画のようで面白かった。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

もう一個、面白かったのは、記憶の中の思い出が全部「デジタル加工」された「ビデオ映像」なんだよな。普通はこれ、セピア色のフィルムを使うはずなのに。そしてフィルムらしさを出している箇所をあそこにもってくるか、という。その辺りが、いいな。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

ボロボロのゲームセンターにジャーニーの曲が流れるところは、かなりぐっときたねｗ

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

「プログラムがなんで人間の形してんのか」とか、「デジタル世界と現実世界の相互転写が出来るならもっと色々出来るだろ」とかツッコミ出すとキリがないが、これはそういうものとして、出来がいい。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

『トロン　レガシー』は、サイバースペースへの喪、カリフォルニア・イデオロギーの葬儀として観るべきなのだろうなぁ。