黄昏町を徘徊する話【脱出成功】

黄昏町の怪物という診断メーカーを利用したゲームの結果を小説風にして行こうかと思います。随時更新。 ※黄昏町の脱出に成功したため、後は小説風に追加していきます。
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男性宅から再び町へ

ルーエピ@FEif白夜クリア→暗夜へ @ydobon_egalloc

@tsgrTL 【2日目:町(朝)】 男性は僕を保護した大通りまで大型二輪車で送ってくれた。「短い間でしたがお世話になりました」と頭を下げると、この町は危険だから気をつけろ、と一言言って、エンジン音を響かせながら去っていった。 治安が良くない町なのだろうか?

2015-07-19 06:45:49
ルーエピ@FEif白夜クリア→暗夜へ @ydobon_egalloc

@tsgrTL 警戒するにも何も持っていない。そこで気づく。財布も無いのだった。今後の食事と宿どうしよう。なにか…せめてお菓子でも男性からもらえばよかった。いくら緊張していたとはいえ『僕』は本当にバカである。

2015-07-19 06:46:07
ルーエピ@FEif白夜クリア→暗夜へ @ydobon_egalloc

@tsgrTL 着ているコートのポケットに手を入れると、コートとブーツに付いているボタンと同じ、金のボタンがひとつ入っていた。男性のものだろうか?返しに行く手段はない。 申し訳ないが頂くことにする。頂いたところで、何かに使えるわけでもないけど…。

2015-07-19 06:46:21
ルーエピ@FEif白夜クリア→暗夜へ @ydobon_egalloc

@tsgrTL そういえば、ついさっき会っていたはずの男性の顔が、思い出せない。 …、とにかく、とにかく、この町から出て早く帰ろう。

2015-07-19 06:46:28

黄昏町をうろうろ

ルーエピ@FEif白夜クリア→暗夜へ @ydobon_egalloc

@tsgrTL 時計も持っていないため時間の感覚が狂ってしまう。この町の空は常に茜を通り越した金色だ。夜が近いような、黄昏色。時計も見当たらず、自分がどの時間帯に身を置いているのかまるで把握できない。 また、この町に人はいるが『僕』はその人の顔が認識できないことに気づいた。

2015-07-19 06:51:20
ルーエピ@FEif白夜クリア→暗夜へ @ydobon_egalloc

@tsgrTL 顔が認識できないのは『僕』の問題なのかもしれない。何しろ自分の名前すら思い出せないことにもさっき気づいたのだ。間違いなく『僕』は記憶喪失だ。 記憶喪失以外に相貌失認まで発症しているのかは不明だが早く病院に行ったほうが良い気がする。保険証もないけど。

2015-07-19 06:51:46
ルーエピ@FEif白夜クリア→暗夜へ @ydobon_egalloc

@tsgrTL とりあえず今は記憶喪失より今夜の宿はどうしようか。そんなことを考えていると、入り組んだ路地のブロック塀が、突如盛大に音を立てて崩れ落ちる。なにかいる。夕闇のせいではっきり分からないが、とにかくでかい。そして毛むくじゃらでふさふさしていることはシルエットでもわかる。

2015-07-19 06:52:14
ルーエピ@FEif白夜クリア→暗夜へ @ydobon_egalloc

@tsgrTL 「えっ?」 そのでかくてふさふさしたなにかを見上げた瞬間に、『僕』は自分の体が先ほどのブロック塀と同じようにぐしゃりと潰れた音を聴いた。

2015-07-19 06:52:23
ルーエピ@FEif白夜クリア→暗夜へ @ydobon_egalloc

@tsgrTL 【魂11/力0/探索0】→【魂10/力0/探索1】 異形『毛皮(水耐性、探索+1)』 死亡1回 結構バカで脳天気なボタンくん 潰されたのにどうやって音を聴いたかは不明

2015-07-19 06:52:42

3日目

12時には寝る🤗 @Chrestomanci_

@collage_nobody [ハンドアウト]気が付くと、君は屋根の上でぼんやりとしている。側にいた猫は、君と目が合うとどこかへ行ってしまった。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547

2015-07-10 00:13:45
12時には寝る🤗 @Chrestomanci_

@collage_nobody [町]「握手しよう」青年のガラス片のような爪先が、君の手に食い込む。「我慢比べだ。先に声を上げた方が死ぬってルールでどう?」《力2以上で勝利【魂+1】、力1以下で死亡【魂-1/異形『爪(力+2)』を入手】》 #黄昏町の怪物

2015-07-10 00:14:40
12時には寝る🤗 @Chrestomanci_

@collage_nobody 死亡 【魂10/力0/探索1】→【魂9/力2/探索1】 異形『毛皮(水耐性、探索+1)』 異形『爪(力+2)』

2015-07-10 00:15:47

【開始地点:町】

ピエール @ydobon_egalloc

@tsgrTL 気がつくと『僕』は一人屋根の上で座っていた。 さっき潰されて挽き肉になったのは夢だろうか? 心臓はどくどくと早鐘を打ち、嫌な汗が背筋を伝う。 傍にいた猫は、目が合うとどこかへ行ってしまった。

2015-08-03 03:09:24
ピエール @ydobon_egalloc

@tsgrTL 前髪が鬱陶しく、首を振って避けて気付く。 髪が、伸びている。 僕の体を覆うように伸びた髪が、重い。

2015-08-03 03:11:53
ピエール @ydobon_egalloc

@tsgrTL アダムスファミリーでこんなのいたな…と軽く逃避をしながら自分の手を見ると、獣のような毛で覆われている。 なんだこれ、驚いて着ているコートを脱ぐと腕まで同じ状態になっている。 これではまるで先ほど自分を潰した「なにか」のようだ。 嫌な考えが思考を埋める。

2015-08-03 03:13:17
ピエール @ydobon_egalloc

@tsgrTL ポケットの中にあったはずの金のボタンがなくなっていた。

2015-08-03 03:13:30

記憶喪失のくせにアダムスファミリーのことは覚えてるボタンくん
屋根の上で時間経過

ピエール @ydobon_egalloc

@tsgrTL 嫌な思考を振り払い、なんとか落ち着いて屋根の横にある樹木を伝い下へ降りる。 どうやって登ったんだろう…、明らかに自分に不自然なことが起こっていることはわかるが、どうにもしようがない。

2015-08-03 03:23:09
ピエール @ydobon_egalloc

@tsgrTL 腕や手の毛は着ているコートで隠せるからいいとして、自分が見える範囲以外の箇所に異常がないか確認したい。『僕』は人目を避けながら、窓ガラスを探して町を歩く。

2015-08-03 03:30:53
ピエール @ydobon_egalloc

@tsgrTL 「ねえ」 突然後ろから声をかけられる。中肉中背の青年が立っている。いつの間に? 「握手しよう」 「はっ?」 なにいってんだこいつ、と少し引いた瞬間、ポケットに入れていた腕を取られ無理やり握手させられる。

2015-08-03 03:23:59
ピエール @ydobon_egalloc

@tsgrTL 毛だらけの手が露わになり『僕』は不快感と羞恥心で顔を顰めたが、すぐに痛みで顔をさらに顰めることになった。 青年のガラス片のような爪先が、『僕』の手に食い込んでいる。

2015-08-03 03:24:21
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