【黄昏町の刀剣男士】黄昏町の怪物ログまとめ

「黄昏町の怪物」(http://shindanmaker.com/541552)のプレイログ。刀剣乱舞の二次創作要素あり。 「シロのへし切長谷部」「シロの燭台切光忠」で並行進行しています。軽く燭へし気味。
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チュートリアル&1日目(へし切長谷部)

シロ @siro_xx

最近ちょこちょこ見てて気になるのでやってみることにしよう #黄昏町の刀剣男士 入力欄の名前は「シロのへし切長谷部」でいきます 主命だよ長谷部 遊び方の画像はここ twitter.com/tasogare_yakub…

2015-07-18 00:32:55
シロ @siro_xx

『気付くと君はひとりきり。 黄昏色の町は知らない場所のはずなのに、妙に記憶にひっかかる。 聞こえてくるのは怪物の息遣いと、怯える住人達の囁き声。 君は、この町を抜け出すことができるだろうか?』 #黄昏町の刀剣男士

2015-07-18 00:37:47
シロ @siro_xx

[ハンドアウト]気が付くと、君は細い路地を一人で走っている。逃げていたのか追いかけていたのか、思い出すことができない。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547#黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541552

2015-07-18 00:40:31
シロ @siro_xx

[町]君の周りに枯木を置きながら、白衣の少年は得意げだ。「燃え死ぬと火に強い異形になるんだって」《少年を止めないなら焼死【魂-1/異形『火玉(火耐性、探索+1)』を入手】、力1以上で少年を戮せる【魂+1】 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547

2015-07-18 00:41:09
シロ @siro_xx

へし切長谷部/1日目】「……何処だ、ここは」周囲を見渡し、長谷部は口を開いた。長谷部。そう、へし切長谷部。刀の名で、己の名だ。声と身体がある?そう。そうだ。己は刀であり、刀でない。審神者の手で人の形となり具現化した「主?」疑問に答える声はない。見えるのは、黄昏色の町並みだけだ。

2015-07-18 00:47:00
シロ @siro_xx

ここにいない者を追いかけたかったのだろうか。それとも、得体の知れないこの町から逃げたかったのだろうか。気がつけば息を切らして走っていた。細い路地を駆け抜けて、やがて広い場所に出た。「よお、長谷部の旦那」背後からの声に振り向くと、白衣の少年が立っていた。「薬研……?」「ああ、俺だ」

2015-07-18 00:54:08
シロ @siro_xx

「何をしている」薬研は、その手に無数の枯木を抱えていた。それを一本一本、長谷部を取り囲むように置いていく。「知ってたか?燃え死ぬと火に強い異形になるんだとさ。皆焼のあんたには今更な話かもしれんがな」「――ッ、待て、薬研……!」火が放たれた。瞬く間に枯木が燃え、長谷部を包んでいく。

2015-07-18 01:03:21
シロ @siro_xx

炎の向こうで薬研の顔が歪んだ。あるいは、熱せられた空気が揺れたのか。焼かれゆく長谷部の視界そのものが融けたのか。「な……ぜだ」「……心配すんな。また会える」「薬研」「それまでの辛抱だぜ、旦那。達者でな」【魂9/力0/探索0】【異形『火玉(火耐性、探索+1)』】 #黄昏町の刀剣男士

2015-07-18 01:11:46

2日目(へし切長谷部)

シロ @siro_xx

[ハンドアウト]気が付くと、君は川べりで粗大ゴミにひっかかっている。水面がきらきらと、黄昏色にひかる。《開始地点[町]shindanmaker.com/541547#黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541552

2015-07-19 07:28:34
シロ @siro_xx

[町]突然、君は強い欲求に襲われる。住人がひどく美味しそうにみえてたまらない…。《力1以上の時、君は住人を食べることができる【魂+2】その際『牙』を持っているなら【魂+3】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547

2015-07-19 07:29:26
シロ @siro_xx

【へし切長谷部/2日目】「――ぷはっ!」長谷部は口の中に入ってきた水を吐き出し、咳き込んだ。身体の下に薄汚れた機械の残骸があり、もう少し遠くを見れば、そこが川だということがわかった。薬研の姿はない。燃えたはずの彼の身体も元のままだ。「夢、だったのか?」否。水面は未だ、黄昏色だ。

2015-07-19 18:06:45
シロ @siro_xx

兎にも角にもと彼は川に浸かったままの手を岸に伸ばし、重い半身を黄昏色の中から引き抜いた。酷く怠いがじっとしていても仕方がないと彼は歩き出す。川を離れれば、先程と変わらない町の光景が広がっていることに気づいた。また、視界前方、数十メートル先に人影が見える。彼は人影に近づこうとした。

2015-07-19 18:13:03
シロ @siro_xx

「――ッ!?」あと数メートルというところで長谷部は異変に気づいた。口の中が渇き、腹のあたりが不快に蠢く。脳裏を過ぎった衝動を、彼は否定しようとした。彼はその場で足を止め、蹲った。――腹が減った。あの人間は誰だったのだろう。黄昏色に輝いて、美味しそうだ。美味しそう。違う。――違う!

2015-07-19 18:19:26
シロ @siro_xx

――長谷部は、意思の力でその衝動を圧し切り、振り払った。顔を上げた時には、目の前の人影はもう消えていた。【生存】【魂9/力0/探索0】【異形『火玉(火耐性、探索+1)』】【死亡回数1】 #黄昏町の刀剣男士

2015-07-19 18:21:52

3日目(へし切長谷部)

シロ @siro_xx

[町]身の丈ほどの岩がずるずると君に近付いてくる。「寂しいんだ…一晩でいい、一緒にいておくれよ…」《岩の願いを聞くなら君は安全な寝床を得る【魂+2】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547

2015-07-20 07:15:50
シロ @siro_xx

【へし切長谷部/3日目】長谷部はまた歩き出した。理論上、世界というものは無限には続かない。同じ方向に歩き続けていればいつかこの町を出られるはずで、夜になればこの黄昏も闇に変わるはずである。そう信じて歩き続けたが、黄昏色の景色は変わらない。やがて彼の足は縺れ、転んだ。限界だった。

2015-07-20 09:12:06
シロ @siro_xx

うつ伏せに倒れた彼の耳に、重いものを引きずるような音が聞こえてきた。「寂しいんだ……一晩でいい、一緒にいておくれよ……」彼はその声に顔を上げた。大きな、成人男性ほどの大きさの岩があった。岩が喋っているのだ。「……はっ」とうとう気が狂ったかと、彼は己を笑った。「……好きにしろ」

2015-07-20 09:14:51
シロ @siro_xx

岩は、長谷部に寄り添って止まった。押し潰されて死ぬならそれはそれだと考えていた彼はやや拍子抜けしたが、やがて意識を手放した。束の間の、安らかな眠りだった。【生存】【魂11/力0/探索0】【異形『火玉(火耐性、探索+1)』】【死亡回数1】 #黄昏町の刀剣男士

2015-07-20 09:18:05

4日目(へし切長谷部)/1日目(燭台切光忠)

シロ @siro_xx

[町]「怖かったろう、ここなら安全だ」知らない男に招かれた民家のガレージには、大勢の住人が身を潜めていた。《所持異形2つ以下なら休息【魂+1】、異形3つ以上で戮される【魂-2/異形『棘(力+2)』を入手】》 #黄昏町の怪物 shindanmaker.com/541547

2015-07-21 06:09:14
シロ @siro_xx

【へし切長谷部/4日目】長谷部が目を覚ました時には、岩はもうなくなっていた。「……」景色は変わらず黄昏色のままだが、心身の状態は眠る前よりいくらかマシになっている。名も知らぬ岩に心のなかでそっと礼を言い、長谷部は再び歩き始めた。やがて、知らない男が長谷部に声を掛けてきた。

2015-07-21 06:17:34
シロ @siro_xx

幸い、おかしな食欲は湧いてこなかった。「何だ」「君はひょっとしたらあの喋る岩と出会ったのではないか?」「ああ」「それは恐ろしい思いをしただろう。こっちに安全な場所がある、ついてきなさい」「……」恐ろしい思いをした覚えはないが、長谷部は男についていくことにした。行く宛がないのだ。

2015-07-21 06:19:56
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