2010のふぁぼりからなんとなくより抜き

二重に個人的。
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飛浩隆 TOBI Hirotaka @Anna_Kaski

どんな小説であれ、読者は作者がこめた情報の20パーセントも読めればたいしたもの、と思っている。自分も他の人の本を読むときは、これを肝に銘じている。

2010-01-05 23:36:21
芹沢文書 @DocSeri

魔法というのは扱いの難しい代物なので軽々に手出しせぬ方が良い。現実の理に挿入するにせよ別世界の理とするにせよ、その中で矛盾なく統合される理論体系が必要になる。「不思議な力」として扱うなら扱うなりの無矛盾性。

2010-01-06 14:58:06
芹沢文書 @DocSeri

例えばポーション飲んで傷が塞がるのは何故なのか。代謝加速で自己治癒してるのか時間逆転で傷付く前に戻るのか。それぞれに相応の描写というものがある。逆に「理由は判らないけど治る」なら、その現象の幻想性を演出せねばならない。幻想も理もない「魔法」は唯の御都合主義だ。

2010-01-06 15:01:37
本屋のカガヤ @kagayam

《ほれているとか、ほれていないとかいうことは問題ではない、ちょっとした好ましい人とか、きれいな人であれば何かのお礼心に物をおくる機会があって、その品物をえらんだりする気分は、なかなか得難いおんがく的なものである》室生犀星「えもいわれざる人」『随筆 女ひと』(岩波文庫)、p.9。

2010-01-07 21:22:37
@tamanoirorg

男が書く女もほぼ全てキモいんだが、女性読者はそのキモさも含めて「虚構」として読む術を知っている。同じように出来ない男性読者ははっきり言って無能なので退場すべし。公言までする奴は差別主義者なので人生そのものから退場すべし。RT @toyozakishatyou RT @abbsan

2010-01-08 17:40:47
m @Entwurf

「思う」「思い浮かべる」「思いつく」「思い出す」の違いを考えたとき、それを定義の中に求めると迷宮に入り込む。そのときヴィトゲンシュタインは用法を見ればいい、と言った。言葉は用法にある。根拠は結果が握りしめている。

2010-01-18 01:15:06
米光一成:ゲーム作家 @yonemitsu

安易な&必ず、って、どうだろう。「必ず」って言っても、違ったら安易じゃなかったって逃げられるから、こういう言い方って安易じゃないのかなぁという疑問。 RT @kamematsu 新聞サイトの安易な有料化は必ず失敗する、と時事通信改めTechWaveの湯川さん(@tsuruaki

2010-01-21 13:41:53
飛浩隆 TOBI Hirotaka @Anna_Kaski

RT 小説をひとに伝えるとき、言葉で説明するのはほんとに難しいです。どうしても「アイディアが」「文体が」とかスペックで説明しちゃう。で、そのうちスペックで読むようになっちゃう。自戒を込めて。@ogawaissui: RT @Anna_Kaski 映画とか小説はまだまだスペックが

2010-01-21 21:45:18
殊能将之 @m_shunou

小説のスペックだけを書くことがボルヘスやレムの独創であった。

2010-01-21 21:52:27
伊西 殻 @nankara_tr

恋愛かどうか明確でない(もしくは恋愛でない)微百合と、清らか(笑)とか、ひそやか(笑)とか、背徳(笑)とか、つまりは「こうあれ」みたいに勝手に押し付けられるように作られた百合は全然違うよなと思った。前者は好きだ、後者はくそくらえ。

2010-02-11 05:00:37
伊西 殻 @nankara_tr

あー、時にはセックスから恋愛が始まったり、なんかなぁなぁでぐだぐだな関係だったり、「美しくて清らか(笑)」だからじゃなくてただ単にAセクだからセックスしない関係だったりする、そういう百合ばんざーい。ただのレズビアンカップルものばんざーい。もっと増えろー。

2010-02-11 05:20:22
水木御大のおコトバ @gegelu

いやあ、あの天皇ってのは他人に頭を下げて人をアリガタがらせる演技ってのが、すごくうまくってねぇ(笑)…最高でしたよ、アノ時は。へっへっへっ(笑)。(水木しげる)

2010-02-11 08:39:03
yuki.MOANA @ykmoana

どんな人が相手だとしても、自分を理解してもらおうと尽力したい。しかし最もエネルギーを要するのは、わかってもらえないかも…きいてもらえないかも…認められないかも…という恐怖に打ちかつこと。逆にいえばそれさえできれば、あとは全力を尽すだけだし、悔いも残らないだろう

2010-02-15 05:21:44
kobeni / 海外雑貨ショップCordelia @kobeni

例えば10年、20年後に、いろんなカップルの形が認められたり、子育てもキャリアもどちらも取れるのが当たり前になったとして、「ああ自分の頃は、こうはいかなかった」と辛く思っても、それを当たり前のように空気のように感じて生きていく彼らを、笑顔で応援できるオバサンになりたいのです。

2010-02-18 22:10:15
小川一水 @ogawaissui

@ShinyaMatsuura あまり突っこむとにっちもさっちも行かなくなる感じですけど、トルメキア軍の機体もガンシップも、吸気口ないんですよね……。

2010-02-19 23:11:09
小川一水 @ogawaissui

あー、だめだ。吸気口とかどうでもいいんだ。飛ばしたいものがあれば腕力と妄想力で飛ばすぐらいでなければ。俺落とすほうじゃなくて飛ばすほうの人間なんだから。

2010-02-19 23:13:08
殊能将之 @m_shunou

テクノロジー的に未熟なのも悪いことじゃないな。綾辻行人でベーストラックをつくり、ジーン・ウルフのサンプルをオーバーダビングして小説を書いても、著作権侵害にはならない。パソコン上で直接やってるわけじゃなくて、頭のなかをいったん通してるからね。

2010-02-23 13:19:07
殊能将之 @m_shunou

中島らもの洋楽カバーは、歌詞は自分で日本語で書き、楽曲はCDを聴きなおして完コピなどせず、記憶をもとに演奏していたらしい。「そうするとほとんどオリジナルになる」と自分でどこかで書いていた。

2010-02-23 13:21:38
いとうせいこう @seikoito

結婚式でも運動会でも旅行でもなんでも、他人のホームビデオ映像を無音にして「これは殺人鬼の視線だ」と思って再生するとすごく恐くて、笑える。

2010-02-23 15:21:02
米光一成:ゲーム作家 @yonemitsu

すべての言葉にチャームがあるか。すべての行に支える力があるか。すべての段落に必然があるか。すべての並びに意図があるか。さあ、文章を推敲せよ。翻って、大仰な言葉をつらねるやつを信用するなと、主は言うのだ。

2010-02-23 17:07:32
@tamanoirorg

純然たる性欲なぞ人間には滅多にない。それはほぼ常に社会的な機能を担っており、つまりは支配と被支配の道具だ。

2010-03-10 00:29:48
源氏物語 @genji_m

源氏物語に女の人の死はいくつも描かれますが、その形容にもそれぞれの女性の特徴が。藤壺は「灯火などの消え入るやうにて」、紫上は「まことに消えゆく露の心地して」、大君は「見るままにものの枯れゆくやうにて」と。藤壺の「灯火」はお釈迦様の入滅になぞらえているといわれています。

2010-03-12 14:54:29
@hikarux_x

きみの混沌を愛す。我儘を、身勝手を愛す。そして献身を丁重に、だが断固お断りする。互いに痛みながら、互いのためにならないものを交換しあう。それを親愛のしるしだと勘違いしながら添い遂げる。そんな望み。

2010-03-17 01:15:04
石畑由紀子🦌歌集『エゾシカ/ジビエ』 @atelier_yi

私は誠実な読者だろうか。取りこぼさず、誇張せず、過不足ない等身大の魅力を見つめていられてるだろうか。歌を鑑賞するたびに想う、最近特に“ひろげすぎる”ことについて想う。感じることが好きなので、自分のなかで作用する繋がりでどんどん掘り下げてゆきがちだ。

2010-03-28 00:25:44
石畑由紀子🦌歌集『エゾシカ/ジビエ』 @atelier_yi

「イシハタさん、この作品はそこまで言ってないと思うよ」、と以前、詩の合評で言われたときのことを、忘れずにいなければ。私が私のなかだけで感じるぶんには、いい。けどなにがしかの作品評価が関わってくるとき、“ひろげすぎる”ことは作品にとって必ずしも幸福なこととは限らないんだ。

2010-03-28 00:27:31
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