【自分メモ】映画コンタクトで思ったこと2「SFの科学の面と、物語の解釈」

テレビで映画コンタクトを放送してたので、それを見た感想。 (先にまとめた感想に対して、今回はSFとしてのトリックについて考えた)
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れおポン @Leopon_A

ちょっと、映画「コンタクト」について想像したので、追記しようかなぁ。 その前に少し検索。

2015-07-17 18:58:42
れおポン @Leopon_A

あ、思ったよりも圧倒的な早さで目的の情報を見つけたw みんな、似たような疑問を持つということかな。 そして、その情報に価値が在ると思って記事にしている人間がいるってことが面白い。

2015-07-17 19:01:31
れおポン @Leopon_A

僕が知りたかったのは「地球の速度」。 宇宙空間に存在する星は、座標の絶対的基準を持ちにくい。 人間だったら、地球か太陽を基準にして、位置関係と速度を決定する。 多くの場合は太陽を基準にする。 地球が宇宙空間を移動する速度は、よくわからない。

2015-07-17 19:04:06
れおポン @Leopon_A

一般人が想像する「地球の速度」は、太陽を基準に、公転している軌道上の「線速度」だろう。 これは、約30km/sだそうだ。 でも、実用面で、人工衛星の位置関係などを知る場合には、公転じゃなくて自転が重要なので、宇宙事業関係の人の「地球の速度」は、自転かも? 約465m/sだそうだ。

2015-07-17 19:09:22
れおポン @Leopon_A

で、ちょっと思ったのは、ニュー・ホライズンズはじきに太陽系を飛び出す。この移動速度は、これまでは太陽系としての、太陽基準で捉えられたが、今後は「銀河」で考える必用…など無いんだけどw…でも、銀河を旅する存在になるので、銀河の回転を含めた速度で想像するのも在りだなって思った。

2015-07-17 19:12:18
れおポン @Leopon_A

太陽系が銀河を回る速度は、約220km/sだそう。 さらに、人間がいる銀河が含まれている「銀河団」での、銀河の移動が、約1000km/s。 それと、宇宙の別の視点で、「宇宙背景放射」と地球との速度がある。 宇宙背景放射は、ものすごく大雑把に言えば、宇宙の果て。 約390km/s

2015-07-17 19:17:34
れおポン @Leopon_A

光の速度が、299792km/s 宇宙空間の中で、それぞれの星の位置関係を見れば、それぞれに違った相対速度を持っているので、時間の進みかたが違う。 宇宙は、無数の時間が進んでいる。 それぞれの時間は、どのような形で繋がっているのだろう?

2015-07-17 19:20:50
れおポン @Leopon_A

星、という個別の存在で想像するから、「別々の時間」になるが、宇宙空間は「空間」という連続した繫がりであり、時間も連なっている。 この隣り合う時間は、どうやって繋がってるんだろう?

2015-07-17 19:22:13
れおポン @Leopon_A

こういうのって、GPSとか設計している人は、あるていど計算できたりするの?

2015-07-17 19:22:54
れおポン @Leopon_A

さて、映画「コンタクト」の話しである。 映画の重要なトリックとして、エリーの旅した時間「18時間」がある。 エリーが宇宙を旅したはずの18時間を、地球上の人は感じていない。 乗り物であるポッドが「落下しただけ」のように観測されてる。

2015-07-17 19:27:58
れおポン @Leopon_A

コンタクトのストーリーの中で、人間関係の重要な表現として、「人が光速に近い速度で宇宙を旅したら、相対性理論が示すように、旅した人の時間はゆっくり進み、その間に地球は何十年も経ってしまうだろう」という話しがある。 「エリーが帰ってくる頃には、みんな死んでる」という予想。

2015-07-17 19:31:06
れおポン @Leopon_A

物語の伏線と結末として、 ・「地球はどんどん時間が進む。宇宙に出たら遅くなる」 というフリに ・「エリーの18時間が、地球の一瞬だった(ほとんど観測できなかった)」 という関係で描いてある。

2015-07-17 19:34:01
れおポン @Leopon_A

僕は、「この関係を人類が解明したら、コンタクト(接触)の次の段階に進めるのだろう」と解釈したのだ。 エリーが地球外の知性とコンタクトしたにもかかわらず、それを事実として認識(観察)することが出来ず、判断できない人類。 そして、継続的なコンタクトを図ることは出来ない。

2015-07-17 19:38:28
れおポン @Leopon_A

コンタクトの物語は、「人類が地球外の知性と交流することは出来なかった」という結末である。 「最初の接触(コンタクト)らしきものはあったが、それを確認できず、人類は疑心暗鬼である」という、一種の悲劇だけど、それを「解らないものは解らないというのが科学的態度だ」とする物語。

2015-07-17 19:41:00
れおポン @Leopon_A

僕は、エリーの18時間が、コンタクトという物語の、SFの「科学」としての最大のミステリーであり、トリックだと思う。 で、「一定の解釈は設けてある」と思う。回答の無い、問題だけ出す作品も多いけど、コンタクトには「回答」はあるように感じる。

2015-07-17 19:44:19
れおポン @Leopon_A

で、この連ツイの最初の話しに戻る。 地球は、宇宙の中でどのような位置関係の中にあるか? という疑問。

2015-07-17 19:45:14
れおポン @Leopon_A

僕は、コンタクトの仕掛けは、ワームホールなんだと想像する。 エリーが「ワームホールを移動している時間」は、けっして「光速に近いわけではなかった」と、僕は考えた。

2015-07-17 19:47:07
れおポン @Leopon_A

コンタクトでは、ワームホールそのものが広大な空間の中に開いた「穴」であり、通常の空間の2点間で何光年もある場所を、ワームホールの中で測れば何万キロとか、そういう距離感で描いてあったのではないか。 エリーは、数千km/hで移動して、18時間だったのであり、光速より遥かに遅かった。

2015-07-17 19:50:37
れおポン @Leopon_A

「エリーの移動中、地球が宇宙空間を移動している速度の方が、圧倒的に速かった」 だから 「地球の方がずっと遅く時間が進んでいた」 ということではないか? それが「SF」の「科学」に基づいたトリックだったのではないか。

2015-07-17 19:52:21
れおポン @Leopon_A

そして、物語としては、人類が基準を「地球の外」に置いて考えることが出来るようになったとき、地球外生命と対等に付き合えるようになるのだろう、という締めくくりだったと解釈する。

2015-07-17 19:54:12
れおポン @Leopon_A

「地球を外から眺めて考えれば、エリーの18時間を解明できるはずだ」っていう仕掛けなんだと僕は思う。

2015-07-17 19:55:16
れおポン @Leopon_A

さて、僕の拙い文章で、コンタクトの解釈は伝わっただろうか?

2015-07-17 19:56:13