天晶
@tensyou99
清流のほとりに、自分は一人立っている。 深さは一番深いところでも、自分の膝下まであるかどうかだろう。幅も広くはなく、多少の振れ幅はあるが、どこも大体3メートルあるかないかだ。 #夢の話
2015-07-16 22:03:26
天晶
@tensyou99
汚れというモノを一切知らないような、美しい川辺だった。水はこれでもかという程に透き通り、水晶のようにキラキラと煌めいている。所々には水草も生えており、クレソンでも採れそうな優雅さが漂っていた。 さらさらと、静かな音を立てながら、川は流れ続けている。 #夢の話
2015-07-16 22:06:55
天晶
@tensyou99
上流から、おーいと、声がした。顔をそちらに向けると、流すよーと、男性が右手を振った。 自分が返事をすると、男性は木桶を川へと流す。周りでは数人の男女がそれを見守っていた。 木桶は川の流れに乗って自分の横を通り過ぎ、ゆっくりと下流へと流れていく。 #夢の話
2015-07-16 22:11:10
天晶
@tensyou99
自分は流れていく木桶を横目で見送ると、しばらくしてから、それを追うようにして川の中を歩いて下り始める。 さほど時間をおかずして、木桶に追いついた。木桶が水草に引っかかり、止まっていたからだ。このような障害ならば、もう少し重さがあれば振り切ることができただろう。 #夢の話
2015-07-16 22:14:52
天晶
@tensyou99
次は4本にした方がいいかもな。 そう思いながら木桶を持ち上げ、中を覗く。 木桶の中には、人の腕が3本、重なるようにして入っていた。 #夢の話
2015-07-16 22:21:56