隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんシリーズ

車道 @Shadow_way

そんなムードの中、 「今夜、お邪魔していいっすか？」 なんて言われてドキッとする。もちろんいいぜ。なんなら夜の相手もしてやるぜ。 「借りてきたDVD明日返却なの忘れてたんで、今夜一緒に見ましょう！」 あ、そうですよね。はい。 さすがだぜ、隣の部屋に住んでいる(略)狼お兄さん。

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暑くなってきて、隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんの露出がどんどん上がっている。 この分なら来月はパン一安定か。目のやり場に困るなあ、全く。 ガリガリ君買ってきたから、一緒に食べようぜ。

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隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんと宅飲み。 昼過ぎに目が覚めて、お互いにパン一で床に転がるようにして寝ていたことに気がつく。あー、立派な山がそこにあるなぁ。俺もお兄さんもビンビンで元気だ。 でも二日酔いで頭痛い。そんな朝。いや昼。

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隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんと、チューハイを開けながら話題のアニメを地上波で鑑賞。 なんだか途中から不機嫌そうだったので、あとで理由を聞くと「あんなにかわいい嫁さんと子供をおいて先立つなんて、狼の風上にも置けない奴っす！」と。

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「ははぁん、さては嫉妬してるんだな？」と茶化してやったら、「べ、別にそういう訳じゃ‥‥」と消沈。 俺が今夜にでもお前の嫁さんになってやってもいいぜ、と言いかけたけど、俺達男同士だもんな、子供かぁ‥‥と考え始めたら、こっちも複雑な気持ちに。 明日は、美味い焼き鳥でも食いに行こうぜ。

うえはらあゆみ @busutarou

お母さんとお父さんのFacebook。笑 pic.twitter.com/OnBUvHnjUD

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隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんが、ベランダにカルピスを置いて妙な姿勢で写メを撮っている。俺の部屋で何やってんだ‥‥。 その様子をこっそり、俺も携帯でパシャリ。んでツイッターに投稿、と。

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数分後、twitterを見た(略)狼お兄さんから 「ちょ、ちょっと(俺)さん！何貼ってるんすかぁ！消してくださいよ恥ずかしい！」と猛抗議。 やーだよ。すげえRTされてるし。通知で携帯が震えっぱなしだぜ。 と笑うと、えーっやだやだ！とダダをこねる(略)お兄さん、可愛い。

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フォロワーさんから 「彼氏さんですか？」 「いいケツしてますね！」 「俺のカルピス飲ませたい」 というリプが来ているのを見せると、顔を真っ赤にして狼狽える。いい反応だなぁ。 最近ほとんど同棲状態だし、まぁ、なんだ。‥‥俺の彼氏になってみない？

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‥‥なんちゃって。 と勢いに任せて伝えると、 隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんは、もじもじしながら 「‥‥で、でも最初は、好きになった女の人と、って決めてるっす‥‥」と。 あ、は、はい。左様ですか‥‥くっ。

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いや、まてよ？ 「最初は」ってことは、二回目以降ならオッケーって事なのか。脈無しって訳でもない‥‥？ ‥‥ううむ。焦らしてくれるな、隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さん。 ‥‥うっ、ムラムラしてきた。トイレ行こ‥‥

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ある暑い日、隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんが「『熱中症』の小さい『ょ』を大きくして言ってみてください！」と言うので、少し期待しながら「ねっちゅうしよう？」と返してみた。 すると、お兄さんはおもむろにその狼マズルを近づけてきて‥‥

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これはもしや！？と思った瞬間、俺とお兄さんの唇の間にスッと割り込む青い板。んん、これは‥‥！？ 「それじゃあ、熱中しましょ！」 うわ、これはサッカー日本代表の活躍をまとめた公式ブルーレイじゃないか。熱中ってそういうことかよ！ 「うち、ブルーレイ再生できないんで‥‥お願いします！」

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「ええー？！俺サッカーってあんまり‥‥」 興味なくはないのだが、下手にぬか喜びさせられたせいで拍子抜けしてしまった。‥‥いや、まてよ、思いついたぞ。 「‥‥うーん。じゃあ、ちゅうしてくれたら、いいよ」 「え‥‥！？」 俺の提案に、呆気に取られたような顔をするお兄さん。

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「う‥‥じゃ、じゃあ、目閉じてください」 おうおう。目を閉じる。よし、どんとこい。 ‥‥ちゅ。 頬にほんのり軽く触れる感触。そこかよ。 「これで、いいっすよね？」 「‥‥‥ま、いいか。しょーがねーな、朝まで付き合ってやるか」 「やったー！」 満面の笑顔。まぁ、少しは進展‥‥かな。

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短い夏休み、友人との2泊3日の旅行からようやく帰宅。 すると隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんが早速やってきて、「(俺)さんどこ行ってたんすか！もー寂しかったじゃないですか！」とまるで恋人のように突っかかってくるので、旅行だよ、と。

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そしたら案の定「俺も行きたかったー！」と大騒ぎ。 ごめんごめん。でも、今回の旅行の面子はお互い共通のセフレでさ、朝から晩まで凄かったんだぜ。だから経験のない狼お兄さんは連れていけなかったんだなぁ。 そう伝えると、うっ、と押し黙る、狼お兄さん。よしよし。今度は二人でどっか行こうな。

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その晩、二人でどこへ行くかで盛り上がる。 「そうだ！山登りたいっす！富士山！」 登山装備とか持ってないだろって思ったけど、 狼お兄さんなら身一つで軽く登ってしまいそうだ。 セフレとの旅行もよかったけど、狼お兄さんの楽しそうな横顔を見てると胸が暖かくなる。 さて、どこにしようかな。

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隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんの朝食は、松屋で鮭定食とか食ってる。

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すっかり寒くなった。仕事帰りに、隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんと「おつかれさま」と時折交わす立ち話も、寒さのせいか短くなりつつある。 クリスマスはどうするの、と聞くと、言わないでくださいよ、と、案の定の返答。

車道 @Shadow_way

「(俺)さんはどうするんすか？」 「んー、例の子誘ってデートしに行こうかなって。まだ声かけてないけど」 またあのセフレ君っすか、と言いたげな怪訝な表情。そして、「俺とは、遊んでくれないんすね‥‥」と。 おいおい、なんか凄くメスっぽい切ない顔してるぞ。大丈夫か、童貞狼お兄さん。

車道 @Shadow_way

「しょーがないなぁ。じゃああの子を誘うのはやめて、狼お兄さんを誘っちゃおうかな？」 「え？で、でも悪いっすよ‥‥いいんすか？」 「もちろん。でも代わりに、夜は俺の上で腰振ってもらおうかな」 へへへ、と、わざと下品に言ってやる。すると童貞狼お兄さん、耳を真っ赤にして。

車道 @Shadow_way

「‥‥か、考えさせてください」 あ、あれ？そこは怒ったり茶化す所じゃないのか。そして彼は何も言わずに、自分の部屋に引っ込んでしまった。 「え、ちょ‥‥」 ばたん。 あちゃ‥‥。な、なんか、ごめん、隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さん。

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クリスマスに続く(？)

車道 @Shadow_way

隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんと、デートに来ている。 あれから首を縦に振ってくれて、ランチ、ショッピング、ゲーセン、ディナー、映画まで来たのはいいけれど、いまいち盛り上がらず黙り込んでしまうのは、この後を考えてしまうからだろう。