隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さんシリーズ

妄想をまとめました。
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車道 @Shadow_way

暖房の効いた映画館を出て、感動の余韻にほてった顔から吐く息は白い。 「(狼お兄)さん、この後どうする?一応ホテルの予約、取ってあるんだけど」 「い、行くっす。もうこの際(俺)さんで構わないっす。覚悟は、出来てます」 ‥‥ちょ、いいのかその姿勢。

2015-12-25 22:56:53
車道 @Shadow_way

‥‥しかし、俺もこの日のためのオナ禁が効いている。溜まってるんだ。今更、何もせず帰ろうという気には到底なれない。 ポケットの中で前を握る。それだけで、熱くなってくるのがわかる。期待してしまっている。悲しい性だ。 心の中でごめんと思いながら、行こうか、と促した。

2015-12-25 22:59:26
車道 @Shadow_way

交代で風呂に入り、さっぱりした狼お兄さんのしっかり引き締まった肉体。 腰にタオル一枚巻いただけの姿。俺と同じ格好だけど、ワイルドな体格は遥かに様になる。 いい身体してる、童貞なんて信じられない、そう言うと恥ずかしそうに俯く。完全勃起する俺。 彼のタオルを取る。平常時でも、大きい。

2015-12-25 23:04:01
車道 @Shadow_way

「寝てるだけでいい。初めてだから、軽く、ね」 ベッドに誘い、隣に寝かせて、洗いたてのまだ湿った胸の毛皮にそっと触れる。熱い。刻む心拍が速く、強い。 ゆっくり下のほうへ指を這わせていき、彼の童貞のそこに触れる。緊張のせいか、それとも怯えか、縮こまって今の俺とは正反対だ。

2015-12-25 23:05:42
車道 @Shadow_way

それからしばらく、色々とご奉仕してみたが、ついぞそこは立ち上がることはなかった。 「すいません‥‥‥」 と耳をぺたりと伏せながら、顔を隠すお兄さん。尻尾もへたれている。可愛い。顔にかけたい。 ‥‥でも、なんだか可哀相になった。興奮できない相手とのセックスが初めての相手なんて‥‥

2015-12-25 23:07:42
車道 @Shadow_way

ごめん。 俺はそう言って、彼の濃厚な匂いがこもる場所から顔を上げ、彼の脇に寝そべった。 「‥‥俺だけこんなんだからさ、手で抜いてくれよ」 そう言って笑い、手を導くと、少し緊張がほぐれたのか、彼はそっと俺の昂りを手で包んでくれた。 そうして、2回抜いてもらってから、眠りについた。

2015-12-25 23:11:26
車道 @Shadow_way

翌朝、帰りの電車で。 「‥‥やっぱ俺達、部屋でゴロゴロ駄弁って酒飲んだりゲームしてるだけのほうが、良さそうだね」 そう伝えた。すんません、と詫びる彼の凹み顔。 「‥‥半額セールのクリスマスケーキでも買って帰ろう。うちで飲み直そうよ」 と言うと、はいっす!と頷く彼の笑顔。

2015-12-25 23:20:46
車道 @Shadow_way

どちらも、電車の窓越しの朝日を浴びてどこか儚げで、だけどキラキラ輝いていた。 隣の部屋に住んでいるまだ自分の手で慰めたことしかない28歳ガッチリ系童貞狼お兄さん、いいぞ。 これはきっと、今後も俺の中で、愛しくあり続けてくれそうだ。

2015-12-25 23:22:02
車道 @Shadow_way

隣の(略)狼お兄さんクリスマススペシャル?おしまい。 メリークリスマス!

2015-12-25 23:25:10