柳澤健「1985年のクラッシュ・ギャルズ」を読んでのライター・雨宮まみさんの感想

女子プロレスの一時代を築いたユニットとその周辺を描いたノンフィクション「1985年のクラッシュ・ギャルズ」を読んでのライター・雨宮まみさんの感想です。
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雨宮まみ @mamiamamiya

ライター。自伝的エッセイ『女子をこじらせて』で書籍デビュー。近著に『東京を生きる』『女の子よ銃を取れ』など。最新刊『まじめに生きるって損ですか?』、岸政彦さんとの対談集『愛と欲望の雑談』発売中

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雨宮まみ @mamiamamiya

仕事中ですが、ちょっとだけどうしても今言わせてください。この本、むちゃくちゃすごくて、読んだあともしばらく嗚咽が止まりませんでした/柳澤 健 の 1985年のクラッシュ・ギャルズ (文春文庫) amzn.to/1GaggB6

2015-06-20 00:36:35
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雨宮まみ @mamiamamiya

@mamiamamiya なんで今、この本を読んだかというと、先日スターダムの試合を観に行ったら、「プロレスキャノンボール」にも出演してらした里村明衣子選手がメインマッチに出てらして、その存在感に圧倒され、里村選手のことを知りたいと思ったら、友達にこの本を薦められたのでした

2015-06-20 00:38:44
雨宮まみ @mamiamamiya

@mamiamamiya で、そこに何があったかというと、世間が、周りが、家族が求める「女」になれない女の子たちの救いが、女子プロレスにあった、そんな時代の物語があったんですよ。物語があり、熱狂があり、多くの女の子の心を女子プロレスが救っていた。そして、その世界は崩壊していく。

2015-06-20 00:41:38
雨宮まみ @mamiamamiya

@mamiamamiya こんな最高の本があるかよ。物語も、著者の柳澤さんの文章も、すべてが最高で、行き場のない女たちの魂を救済してくれるようだった。そして、その救済はただ温かいものじゃなくて「あなたはあなたの戦場で戦いなさい」と言いながら、励ましてくれるようなものだった。

2015-06-20 00:48:59
雨宮まみ @mamiamamiya

@mamiamamiya 里村明衣子選手が、なぜわたしにとってあんなに輝いて見えたのか、その理由が少し見えたような気持ちにもなった。

2015-06-20 00:49:56