ウォーハンマー　エンドタイムズIII　カイン

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そして暫定措置としてテクリスが執政をティリオンが将軍としてウルサーンの防衛に当たる事になります。 ディーモン軍との何度かの戦いの後にティリオンとテクリス率いるハイエルフ軍はアヴェロンの森にある「月の尖塔」にて決戦に持ち込みます。 #WHFB_EoT　191

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多勢に無勢。ハイエルフ軍にとって厳しい戦いでしたがティリオンが「ン・カァリ」を一騎打ちで打ち破ります。 混沌の力が弱まったのを狙ってテクリスは女神リリスの神殿である「月の尖塔」から魔力を解放し、デーモンの軍勢を「混沌の領域」へ放逐する事に成功します。 #WHFB_EoT　192

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こうしてハイエルフ軍はスラーネッシュ・デーモンに勝利します。 しかしウルサーンが戦勝に沸くのも束の間、ダークエルフ艦隊がウルサーンに襲来したのでした。 #WHFB_EoT　193

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しばし前・・・。 イムリックが治めるカレドールにリリス神の旗を掲げたダークエルフ様式の軍船がやってきました。 その軍船にはテクリスと、イムリックへの贈り物（竜の卵）を持った正体不明の使者1人が搭乗していました。 #WHFB_EoT　194

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イムリックは訝りながらも、テクリスの勧めもありその使者と面会します。 そして面会の場で使者はイムリックにその正体を表します。 その使者は魔虐の王、メルキスその人でした。 #WHFB_EoT　195

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「貴様は、メルキス！！」「テクリス、裏切ったか！」 メルキスに切り掛かろうとするイムリックでしたがテクリスはなんとかそれを押し留めます。 #WHFB_EoT　196

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そんなイムリックに対し、メルキスはカレードルの地位と諸国に対する優位性を保障するゆえダークエルフ側に付くように勧告します。 そして、もし断るならカレドールは荒廃の憂き目に遭う事も・・・。 #WHFB_EoT　197

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聞き耳を持たないイムリックでしたが、テクリスの口からある秘められた歴史の真実が告げられます。 #WHFB_EoT　198

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それは本来為されるべき「不死鳥の王」の儀式は歪められているという事でした。 そして正統後継者はメルキスである事、正統後継者でない「不死鳥の王」が即位する故にハイエルフに呪いがもたらされ、歴代「不死鳥の王」は狂気に陥る事を・・・。 #WHFB_EoT　199

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これはイムリックには信じ難い事でした。これを確かめるためイムリックは初代”竜主”カレドールと霊的な交信を行ないます。 そして、この事が真実である事を確かめるのでした。 #WHFB_EoT　200

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イムリックは煩悶します。正当後継者であるメルキスの側に付くという事は仇敵であったダークエルフと信を結び、 仲間であるハイエルフ達に自らの剣と竜の歯牙を向ける事を意味します。 #WHFB_EoT　201

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しかしカレドールの置かれている政治的な状況は悪いものでした。 そして歴代「不死鳥の王」が偽りの存在であった真実もイムリックの心に去来します。 ・・・そして、イムリックはある重大な決断をします。 #WHFB_EoT　202

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しばらくのち・・・。 上陸したダークエルフ軍は「暗き剣のマルス」を筆頭にウルサーンの五つ門の一つであるイーグルゲートを攻めていました。 先のスラーネッシュデーモンとの戦いで関門の防備は万全とは言えない状態でしたが、ハイエルフ軍は果敢に防衛します。 #WHFB_EoT　203

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２度の突撃をしても持ち応えるハイエルフ軍に業を煮やしたマルスはとうとうデーモンの力を解放します。 あわやデーモンに飲まれるかと思われましたが、ドゥルサラが封印をコントロールする事に成功しハイエルフ軍を蹴散らします。 #WHFB_EoT　204

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もはやイーグルゲートが陥落すると思われた時、ウルサーン諸王国の援軍が到着します。援軍は速やかに手薄な防衛箇所を補強します。 ダークエルフの３度目の攻勢も勢いを削がれ失敗するかと思われた時、カレドールの竜王達が駆るドラゴンの一団も援軍として到着します。 #WHFB_EoT　205

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心強い援軍の到着に沸くハイエルフ軍でしたが、その頭上に来たドラゴン達はあろう事かハイエルフ達に対して紅蓮の炎を吐きつけました。 そしてカレドールの地上軍もハイエルフに対して攻撃をしかけます。 #WHFB_EoT　206

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阿鼻叫喚の混乱に陥るハイエルフ軍。そしてその虚を突き、突撃をしかけるダークエルフ軍。 チャラスのチャリオット乗りは奮戦しますが、それも空しくハイエルフ軍は総崩れになります。 こうしてイーグルゲートは陥落し、その防衛軍は虐殺されます。 #WHFB_EoT　207

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「カレドール王国、背信す」その報がウルサーンを駆け巡りティリオンの耳に届けられます。 「もはや我慢ならぬ。不死鳥の王に面会する！」 #WHFB_EoT　208

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ティリオンは不死鳥の王が篭る「光輝の塔」に赴きますが、厳命により塔を警備するホワイトライオン隊長であるコーヒルと押し問答になります。 埒が明かないティリオンは門を叩き切り、押し通ります。 #WHFB_EoT　209

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しかし、不死鳥の王フィヌバールは塔の中で惨殺体として発見されます。その惨殺体は死後数ヶ月経っていました。 フィヌバールに何が起こったのか。 彼は見識を高める中で、偽りの「不死鳥の王」の儀式に気付き自らの運命と為すべき事の中で煩悶していました。 #WHFB_EoT　210

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フィヌバールは呪いである狂気にも蝕まれていました。 その中でも「偽りの戴冠」の真実に彼なりの結論を得ようとしてましたが、その意思をメルキスの魔術に付け込まれます。 そして何らかの形でフィヌバールは、その命を落としたのでした。 #WHFB_EoT　211

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@WH_fantasy 実は密室トリック風の設定になっていたりします。

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矢継ぎ早にフィヌバールの葬送が行われますが、ウルサーンを襲う非常事態にティリオンはより暗く激しやすくなっていました。 そんな彼を恐れ避けるハイエルフの廷臣達。 #WHFB_EoT　212

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そんな中「不死鳥の王」のボーディガードとしての信用と名誉を失なったコーヒルだけがティリオンを恐れずに助言を行います。 「今は火急の時だ。塞ぎ込んでいる場合ではない。早急に防衛体制を整え、将として軍を起こすべきだ」 #WHFB_EoT　213

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・・・その頃、アセル・ロゥレンでは。 アセル・ロゥレンの女王アリエル、女神イスハの化身でありました。 しかし病魔に冒されていたアリエルはアラリエィールの介添えも空しく、その息を引き取ります。 #WHFB_EoT　214