創作:勝花

勝花小噺。愛しさは募るばかりで。
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ワトは歩く城 @watokadu

鈴颯さんとりゃおサンの会話をそのまま文章にしてみた。雰囲気だけでも出てたら幸いm(_ _)m

2011-01-01 21:37:59
ワトは歩く城 @watokadu

→込み上げてくる。「起こしますか?」「いや」手を伸ばそうとした千歳を制し、花梨の肩をそっと抱いて上体を傾けその橙色の髪を膝に乗せた。「それでは掛けるものを」微笑ってその場を離れた妹に甘いと思われたかと自嘲するが、それでも膝に散る柔い髪を撫でれば慕わしい気持ちが募るばかりだった。

2011-01-01 21:36:39
ワトは歩く城 @watokadu

ことりと肩に小さな重みが掛かった。見ると隣りの花梨の頭が傾いでオレの肩に乗っていた。健やかな寝息の割に頬が赤い。「まあ。杯ひとつで酔ってしまうなんて」向かい側に座す千歳が袖の下でころころと笑う。一杯どころから舐めるくらいしかしてないはずだが。苦笑は出るが預けられた重みに愛しさが→

2011-01-01 21:36:00