[R-18][艦ショタ]余所の提督に襲われた話と大鳳くん(？)と大鳳くん

マードラゴン @Mer_Dragon

一言聞けばわかる　秘書艦、大鳳の声だ。 「提督！」無事ですか、と続けようとした言葉を飲み込んだ。乱れた服、白く乾いたものが張り付いたスパッツ　何があったかは一目瞭然だった。 大鳳は自分とそっくりの姿をした提督に抱きついた。 枯れたはずの涙がふたたび溢れだした。 「大鳳ぅぅ……」

マードラゴン @Mer_Dragon

「すみません、もっと私が早く気がついていれば」 「……。」 「すみません……」 助けが遅かった大鳳に怒っていたわけではなかった。ひどく疲労したかれは言葉を紡ぎ出せなかったのだ。 コートで乱れた服を隠しながら、大鳳に連れられ自室に戻った。

マードラゴン @Mer_Dragon

備え付けのシャワーで汚れを洗い流す。穿たれた穴がじくじくと痛んだ。我慢して洗っていると、ごぽりと白濁が流れだし太ももを伝った。 ふたたび喉元にこみ上げるものを感じ声を殺して泣いた。 「提督……？」カーテン越しに声がかかった。

ゆびハモ @tainoyubiki

あー胞s　ｹﾞﾌﾝ精子が　あー

マードラゴン @Mer_Dragon

心配してか、大鳳がカーテンを開け覗きこんだ。それを見た途端体が勝手に動き、大鳳に抱きついていた。 しかしすぐ気づいて体を離した。大鳳の服が濡れてしまう。そう考えていたら今度は大鳳の方から抱きついてきた。 大鳳を抱き返し、声を上げて泣いた。 シャワーが大鳳の服を濡らしていった。

マードラゴン @Mer_Dragon

大鳳といっしょに湯船に浸かっていた。無言の時間がすぎる。 「すこし落ち着いた」ぼそっとつぶやいたが、浴室に反響して思いのほか大きく聞こえて口をつぐんだ。 たい方は少し安心した表情になり提督の方を撫でた。

マードラゴン @Mer_Dragon

これ何の話だろう

マードラゴン @Mer_Dragon

「大鳳」 「何ですか」 「なんでもない」 「そうですか」 優しげな声で応えられた。 再びしばらくの沈黙 「大鳳」 「何ですか」 「僕を抱いて」 「はい」 しばし沈黙 「はい？」 大鳳が気の抜けた声で聞き返した。

マードラゴン @Mer_Dragon

風呂あがり、バスローブを着た二人はベッドに腰をおろしていた。 大鳳の微妙に大鳳じゃない方がもじもじとしている 「(なんだかいつもと違う)」 もじもじしつつも大鳳の体に手を伸ばし、それからお互いに愛撫を始めた。 そしてお互いの口を重ね

マードラゴン @Mer_Dragon

長い口吻の後、互いの顔を離すと光る糸が橋を作った。 それじゃ、と大鳳がベッドに仰向けになる。大鳳じゃない方がその上に腰を下ろす形になり 「んんん？」 大鳳の副砲に手を添えると垂直に立たせ、その上に腰を下ろしていく 「あの、えと、提督なにを？」

マードラゴン @Mer_Dragon

大鳳の先端が大鳳じゃない方の入り口にあてがわれた 「だから抱いて　って」 「そういう意味だったんですか…っあぁっ？！」 腰がおろされ温かい肉壁が大鳳を包んだ。

マードラゴン @Mer_Dragon

必死に腰を振って大鳳を感じようとした。それは忌々しい記憶をそぎ落とそうとしているかのようにみえた。 「提督…ちょっと…痛いです」 提督自身も気持ちよさそうには見えなかった。目の端には涙が溜まっていた。 動きが止まった。 提督の体はわずかながら震えていた。

マードラゴン @Mer_Dragon

大鳳は震える体にそっと手を触れた。一瞬ぴくりと反応したあと、震えは止まった。 大鳳は自分と同じ姿を抱き寄せるとそっと頭をなでた。 むせび泣く声が平坦な胸を伝って響いてきた。

マードラゴン @Mer_Dragon

しばらくのあいだそうしていた。提督はいつの間にか泣き止んでいた。 「ええっと……」やっと口を開いたが、すぐ言葉に詰まってしまう 「続き、しましょ」大鳳がリードした。

マードラゴン @Mer_Dragon

「うん」 恥ずかしげに返事をした提督をごろりと横に倒すと、大鳳は提督の足を抱えた。 「えっ」 きょとんとした目で自分と同じ顔が見上げてきた。 対して大鳳がにこりと微笑んで言った。 「それでは今日は私がが責任持って提督を気持よくさせます！」 提督は笑顔のまま固まった。

マードラゴン @Mer_Dragon

翌朝、腰をおさえながらチェックアウトする二人の姿があった。 「(提督、昨日は抱いてほしいって　反撃してくるなんて聞いていませんよ！)」 「(大鳳だってやめてって言っても聞いてくれなかったじゃないか！潮吹きなんて拷問でしかなよ！)っぐぁぁ　お腹が」 「(うぅ　まだ腰が震える……)」

マードラゴン @Mer_Dragon

めでたしめでたし

マードラゴン @Mer_Dragon

あっ　この物語はフィクションです！フィクションです！！

マードラゴン @Mer_Dragon

捕捉。大鳳くんの到着が遅れたのは別室で眠らされてたからだよ　参照>最初のツイート