がらくた鎮守府 '15夏イベ編

一部ゴア・スプラッタ表現あり注意。
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02Junks @junkworks

提督は基本的にやる気がない。大規模作戦ともなるとさすがに自ら作戦指揮を執るが、平時は立案から何から何まで艦娘任せ。提督自身の仕事は、毎日上がってくる報告や申請に目を通してハンコを押すだけ。 #がらくた鎮守府

2015-06-26 18:30:46
02Junks @junkworks

では普段はどうやって艦隊および司令部が運営されているのかと言うと、直属秘書艦にして腹心である叢雲を筆頭に、幹部とでも言うべき艦娘が数名存在する。彼女たちがそれぞれの部署を取り仕切り、時には合議し、最高責任者たる提督に報告や申請を寄越すのだ。 #がらくた鎮守府

2015-06-26 18:34:15
02Junks @junkworks

実戦部隊のエース・金剛。空母のまとめ役・赤城。巡洋艦のリーダー格・妙高。戦艦最古参にして訓練部隊教官・伊勢。兵器運用研究に明るい夕張。そして遠征・後方支援を取り仕切る龍田。時々異動や懲罰で増えたり減ったりするが、以上6名が幹部の基本構成となる。 #がらくた鎮守府

2015-06-26 18:41:58
02Junks @junkworks

最前線と後方支援の宿命とも言うべきか、このうち金剛と龍田は控えめに言ってあまり仲がよろしくない。その意見はいつも対立し、赤城や伊勢が宥めに回ることも多々。またそれぞれの派閥のナンバー2である比叡と天龍はもはや喧嘩騒ぎの常連である。 #がらくた鎮守府

2015-06-26 18:49:52
02Junks @junkworks

提督は「決闘は禁止」「軽い喧嘩くらいは相互理解のために必要」というスタンスをとっており、介入・仲裁する気も白黒つける気も皆無。さすがにエスカレートしすぎた時には「私情で艦隊運営に支障をきたした」との理由で懲罰を課すこともあるが、その程度だ。 #がらくた鎮守府

2015-06-26 18:55:58
02Junks @junkworks

・基本ほのぼの ・毎回誰かの首がもげる ・毎回誰かの手足ももげる ・最悪戦艦のツッコミで駆逐艦や軽巡が爆発四散する ・でも基本ほのぼの #自分のところの鎮守府をアニメ化したらこんな感じになる

2015-07-23 20:14:22
02Junks @junkworks

『提督ー、入渠許可ほしいっぽい』「いや待て今日お前に出撃はなかったはずだ、なんだそのテケテケみたいなカッコ」『白露姉さんたちとビーチバレーしてたら時雨ちゃんのアタック直撃したっぽい』「今は誰も使ってないからさっさと行ってこい」(こんな日常です) #がらくた鎮守府

2015-07-23 20:19:59
02Junks @junkworks

予備パーツが足りないがドックでのんびり再生を待つほどの余裕もない時、応急処置的に同型艦娘や、それすらもない場合同艦種の艦娘のパーツを補修に使うことがある。もちろんこのまま前線に出すとパフォーマンスの低下や様々な混乱を招くので、あくまで応急処置。 #がらくた鎮守府

2015-08-01 03:12:37
02Junks @junkworks

なので、不知火に声をかけたつもりが不知火の頭だけ応急的に使用している雪風だった、みたいなケースが割と頻繁に発生する。不知火の顔が「しれぇ!」と元気に返事する光景はなかなかにカオスである。これで混乱しないわけがないのでやはり戦闘には使えない。 #がらくた鎮守府

2015-08-01 03:15:36
02Junks @junkworks

数日ほど目を離したら、あの龍田までもがビーチバレー組に加わっていた。もちろん悪いことではないのだが、こうなると大規模作戦を控えている前線組とまた一悶着起こさないか心配だ。 #がらくた鎮守府

2015-08-02 01:50:22
02Junks @junkworks

前線と後方支援の仲が悪いのは非常によくある事だが、我が鎮守府でも例外ではない。金剛率いる主力組は遠征組を「命がけの仕事をしない軟弱者」と見下してはばからないし、龍田率いる後方組は「汗水たらして集めたバケツを湯水のように使われる」と毎日のようにぼやく。 #がらくた鎮守府

2015-08-02 01:54:14
02Junks @junkworks

幸いなのは、ビーチバレー組に主力の一翼を担う夕立・時雨が加わっていることである。つい先刻の扶桑・山城の乱入は、時雨の「やめなよ、大人げない」の一言で事なきを得た。二人は派閥に属さないながらも、数々の作戦に参加し戦艦にも一目置かれる猛者だ。 #がらくた鎮守府

2015-08-02 02:02:46
02Junks @junkworks

夕立、時雨、そして雪風、この3名はどうも「決して怒らせてはいけない存在」と認識されているらしい。一度何も知らないビスマルクが3人をからかい、翌朝五体バラバラの無残な姿でドックに運び込まれたことがある。夜戦火力恐るべし… #がらくた鎮守府

2015-08-02 02:07:06
02Junks @junkworks

艦娘は有機(肉体)無機(艤装)霊体(思念)三位一体の兵器であり、どれかが本体と言うことはない。ゆえに、全てが修復不能なほどに破壊されない限り、轟沈することはない。例えば艤装のみで帰還したとしても、正しいクローン体とゴーストを移植してやれば、再度の稼動が可能である #がらくた鎮守府

2015-08-03 01:11:14
02Junks @junkworks

もちろん記憶の欠損などが発生することはあるが、大規模な損傷の後にメンテやリハビリが必要になるのはどんな戦士でも、どんな兵器でも変わりはあるまい。 #がらくた鎮守府

2015-08-03 01:13:02
02Junks @junkworks

「だからと言って、いくらなんでもやりすぎじゃないの、あなたたち。大規模作戦も近いって言うのに……」溜息をこぼしながら明石が見下ろすのは、今時B級スプラッタ映画でもここまではやらないと言うくらいの、血の海、肉片の山だった。 #がらくた鎮守府

2015-08-03 01:21:18
02Junks @junkworks

とうとう主力組までビーチバレーを始めたのだが、そこはなにしろ腕力と度胸が自慢の主力組。後方の連中と同じじゃ面白くないと、よりによって実戦用の砲弾で遊び始めたのである。これではもはや本気で撃ち合っているのと何も変わりはしない。 #がらくた鎮守府

2015-08-03 01:24:10
02Junks @junkworks

「作戦前だからバケツは使うなって、提督からきつく言われてるの。ドックの順番が来るまで、その姿で我慢しなさいな」「あーん、こんなカッコいやだー!」「不幸だわ……」 #がらくた鎮守府

2015-08-03 01:30:02
02Junks @junkworks

余剰パーツの浪費もあまりしたくない状況ゆえ、応急修理担当の明石は、もう使えるものは何でも使った。それから数日の間、鎮守府内ではテディベア頭の山城、半分人体模型の隼鷹、キ○イダーか仮面○イダーWのような比叡・霧島などが闊歩する事態になったとか。 #がらくた鎮守府

2015-08-03 01:33:11
02Junks @junkworks

「補修は間に合いそうか、明石」『なんとかなると思います。作戦開始には少々遅れるかもしれませんけど』「十分だ。どうせ俺が動くのは毎度のごとく1,2日経ってからだ」『間に合わせるよう、最善は尽くしますよ』 #がらくた鎮守府

2015-08-06 18:56:58
02Junks @junkworks

明石はこの鎮守府の誰よりも、艦娘の仕組みについて精通している。それもそのはず、彼女の肉体部分・クローン体のオリジナルは、艦娘という兵器の開発・研究に深く関わった女性科学者その人なのだから。 #がらくた鎮守府

2015-08-06 18:59:30
02Junks @junkworks

オリジナルの持つ膨大な知識、その全てではないにしろかなりの割合が明石にも受け継がれている。なおオリジナルの科学者本人は、自身が艦娘適合者であると判明した際、大喜びの二つ返事でクローン体の作成を了承したとか。 #がらくた鎮守府

2015-08-06 19:02:09
02Junks @junkworks

なおクローン体は艤装・艦霊への適合をより高めるため若い肉体に作られているが、科学者ご本人の現在の実年齢は(軍事機密) #がらくた鎮守府

2015-08-06 19:04:19
02Junks @junkworks

「叢雲、作戦概要は出たか?」『第二次SN作戦、らしいわよ』「……あー、また行くのか。あそこに」『失礼します、提督』「ん、どうした鳥海」『ぜひとも提督にお話を伺いたいと、新聞社の方々が』「新聞社ぁ!?」 #がらくた鎮守府

2015-08-08 20:25:27
02Junks @junkworks

『なんでも、地獄と言われた一昨年の第一次作戦を完遂された提督に取材を行っているとか』「丁重にお断りしろ」『いいんですか?』「どうせ何を言っても、自分らの都合の良いようにしか記事にしないよ、あいつらは」 #がらくた鎮守府

2015-08-08 20:32:59
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