- karitoshi2011
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0【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』1995】間もなく来日するヨハン・ガルトゥング博士。日本の安保法案・集団的自衛権容認を憂えての来日。同氏には創価学会の池田名誉会長との対談があり、そこで日本国憲法第九条について話し合っている。両氏の発言から抜粋する。
2015-08-10 09:42:121【池田名誉会長・ガルトゥング対談『平和への選択』1995】日本国憲法第9条について(p88-93)ガルトゥング「私達に今必要なのは、各国が純粋に防衛的な戦力を保持し、国際的な共同体で合意された平和維持活動に参加するような世界です。言い換えれば、なすべきことは軍隊の廃止ではなく」
2015-08-10 09:42:512【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】「その役割を定義し直して、これを平和な諸国の共同体の一部分とすることです。もし私が日本の政治家であったなら、自国がこの非常に意義深い仕事に取り組む最初の国であることを誇りに思うことでしょう。日本の人々は「第九条」を廃止」
2015-08-10 09:43:103【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】ガルトゥング「「第九条」を廃止するところか、むしろ他の諸国に対して、たとえばこれまで他のどんな国にもまして海外で軍事介入をしてきたアメリカ合衆国に対して、このような条項を彼らの憲法にも取り入れるよう勧めるべきなのです。」
2015-08-10 09:43:264【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】池田「今回の自衛隊のカンボジア派遣をめぐっては、博士もご承知の通り、アジアの国々からさまざまな危惧の念が寄せられました。これもかつての拡大してやまなかった日本軍国主義の暴虐が、いまだ記憶に鮮烈に焼き付いているからでしょう。」
2015-08-10 09:43:475【池田名誉会長・ガルトゥング対談】池田「アジアの人々のそうした懸念を払拭するためにも、日本は国際貢献に汗を流すとともに、枠を踏み外さぬ自己規律の範を内外に示していかればならないと思います」「博士はただいま日米関係に触れつつ、アメリカ合衆国憲法の中にも日本国憲法第九条の考え」
2015-08-10 09:44:226【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】池田「(博士は)アメリカ合衆国憲法の中にも日本国憲法第九条の考えを取り入れるべきだと主張されました。私も同感です。日本国憲法が、安全保障の基盤を武力によらず。相互信頼による国際友好に置いていることはよく知られています」
2015-08-10 09:44:487【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】池田「とりわけこれまで国家主義の中核とされてきた交戦権を実定法の中で否認したことの意義は極めて大きいと思います」「米ソ対立状況に終止符が打たれ、新たな世界秩序が模索されている現在、私は改めて国連憲章そして日本国憲法の」
2015-08-10 09:45:088【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】池田「日本国憲法の初心に帰り、グローバルな不戦共同体の構築を目指すべきだと考えております。不戦の流れを世界的な潮流にしていくためには、国際世論の支持と盛り上がりが不可欠であり、それには各国の憲法に「交戦権の否認」を」
2015-08-10 09:45:229【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】池田「「交戦権の否認」を導入する運動を民衆レベルで起こしていく必要があります」ガルトゥング「私は拙著『90年代日本への提言』…の中で、日本国憲法の第九条は、和が容認可能とみなす軍隊の機能、即ち自国領域内に限っての」
2015-08-10 09:45:3510【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】ガルトゥング「純粋に防御的な防衛と国連の平和維持活動(平和執行活動ではない)を排除するものではない、という立場をとっております。国際警察、緊急事態の収拾、佐賀遺児の援助といった仕事は大いに必要なものです。」
2015-08-10 09:45:5411【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】ガルトゥング「軍隊の積極的な機能は、その適用範囲を拡げることができます。今日の世界には軍隊をもたない国が三十近くあり、そのほとんどはきわめて小さな国です。もしもこれら小国の近辺に戦争が起こった場合、たぶん大国が勝手に」
2015-08-10 09:46:1312【池田名誉会長・ガルトゥング対談『平和への選択』】ガルトゥング「押しかけて報告の保護者として振る舞うことでしょう。そのような恐れがある時には、何か面倒なことが起こる場合に備えて、そうした小国の招請によって、あらかじめ国連平和維持軍をそれら小国に配置しておいた方がよいでしょう」
2015-08-10 09:46:3913【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への…】「日本は軍事大国の仲間入りをしようとするのではなく、こうした方向への進展を積極的に推進し、そうすることで日本国憲法第九条を前向きに解釈することを奨励すべきでしょう」。池田・ガルトゥングの平和主義的な一致点を示してこの項は終わる。
2015-08-10 09:47:1914【池田名誉会長・ガルトゥング対談『平和へ…】「池田大作「二十一世紀の平和路線」を読む(2)」参照→ shimazono.spinavi.net/?p=721 池田氏はガルトゥンクの平和観に共鳴する立場。そのガルトゥンクは安倍政権の「積極的平和」は自らが創り出した概念の誤用だと述べている。
2015-08-10 09:48:0015【池田名誉会長・ガルトゥング対談『平和…】引用。間もなく「来日するガルトゥング博士に、安倍総理が「積極的平和主義」を旗印に掲げていることをどう思うかと聞くと、「私が1958年に考えだした「積極的平和(ポジティブピース)」の盗用で、本来の意味とは真逆だ」とおっしゃいました。」
2015-08-10 09:49:5416【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】ガルトゥングは集団的自衛権容認を「積極的平和主義」とするのは、その語の本来の意義の「真逆」だと。 huffingtonpost.jp/kenji-sekine/j… 以下も参照→ togetter.com/li/816101
2015-08-10 09:50:20The Huffington Post Japan 2015年06月25日
関根健次
「積極的平和主義」は概念の盗用 提唱者ガルトゥング博士が緊急来日
http://www.huffingtonpost.jp/kenji-sekine/japan-positive-peace_b_7651094.html
【積極的平和主義・人間の安全保障と安倍政権の原発災害対策】
17【池田名誉会長・ガルトゥング対談 『平和への選択』】なお、「池田大作「二十一世紀の平和路線」を読む(1)(2)」、「創価学会の平和主義と憲法9条解釈」(池田名誉会長とトインビー、クーデンホーフ伯との対談から)も乞う参照→ shimazono.spinavi.net/?cat=11
2015-08-10 09:50:43