【小児外科適応疾患まとめ】

薬学生にはほとんど縁が無いけれど、臨床に出たら出会う疾患をまとめたわ
1
新薬たん @ShinHiroi

【小児外科シリーズ】 お医者さんには常識なのだろうけれど、薬学生にはほとんど縁が無い、小児外科分野をまとめるわ

2015-08-10 16:35:23
新薬たん @ShinHiroi

【小児外科シリーズ】(先天性食道狭窄症) 食道壁の形成異常という内因性の要因による先天性の食堂狭窄。GERによる後天性と区別する必要がある。発生頻度は25000~50000人に一人

2015-08-10 16:37:51
新薬たん @ShinHiroi

【小児外科シリーズ】(食道アカラジア) 下部食道括約筋(LES)が嚥下に対して弛緩しないために発生する機能的な食道通過障害。食道の蠕動運動も障害されている。食道壁内神経節細胞の変性により神経性弛緩反応が障害される。学童期から成人期にかけて発症する

2015-08-10 16:40:57
新薬たん @ShinHiroi

【小児外科シリーズ】(Mogagani-Larry孔ヘルニア) イタリアの解剖学者Morgaganiが1769年に記載。横隔膜ヘルニアの3~4%を占める。胸骨左側をLarry孔、右側をMogagani孔としているが、合わせる場合が多い

2015-08-10 16:44:11
新薬たん @ShinHiroi

【小児外科シリーズ】(肥厚性幽門狭窄症) 生後2週から8週の間に発症し、生後3か月以降は発生しない。男児に5倍多く、白人で第一子に多い。Ramstedtの粘膜外幽門筋切開術が標準術式であるが、近年はアトロピン療法もよく用いられている

2015-08-10 16:47:38
新薬たん @ShinHiroi

【小児外科シリーズ】(壊死性腸炎) 新生児の最も頻度の高い消化性疾患。主に低出生体重児に発生する腸炎。未熟性、経腸栄養、人工乳栄養、細菌感染、腸管粘膜障害などが発生因子と考えられている。出生1000人に対して0.5~5人。死亡率は約15%と高率よ

2015-08-10 16:51:07
新薬たん @ShinHiroi

【小児外科シリーズ】(メッケル憩室) 消化器の先天性異常で最も頻度の高い疾患。胎生期の卵黄腸管の遺残のため、腸間膜の反対側にできる。60%は10歳までに発症するわ

2015-08-10 16:54:16
新薬たん @ShinHiroi

【小児外科シリーズ】(ヒュシュルプルング病) 腸管壁神経節細胞の先天的欠損による機能的な腸管運動障害。欠損している部を無神経節腸管と呼び、腸管輸送に必要な蠕動運動が障害されている。壁内神経は、アウエルバッハ神経と、マイスネル神経があるが、両者とも欠損しているわ

2015-08-10 16:57:32
新薬たん @ShinHiroi

【小児外科シリーズ】(先天性嚢胞状腺腫様肺形成異常) 肺の発育停止、または過誤腫的発育による先天性異常。通常肺の1葉に限局し、合併奇形は少ない。無症候性の場合も多い

2015-08-10 17:02:11
新薬たん @ShinHiroi

【小児外科シリーズ】(肺分画症) 前腸から副肺芽が生じ、正常肺とは別個に分化したもの。本来の気道系と正常な交通を持たず、大動脈から栄養血管が来ている。周囲から隔絶され、肺内型と肺外型に分かれるわ

2015-08-10 17:05:18