ソ連参戦後の最高戦争指導会議の混乱と変化

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芙蓉録 @Fuyo1945

1945年8月9日15:00 高松宮、木戸内大臣へ四条件案は皇室と民族の破滅であると説得するも拒否される 高松宮「条件附にては連合国は拒絶と見るの虞れあり」 木戸内大臣「四条件はやむを得ない」  #芙蓉録 #8月9日

2015-08-09 15:00:12
芙蓉録 @Fuyo1945

1945年8月9日16:00 重光葵と木戸内大臣が会談。重光は四条件での回答は「内外収拾すべからざる大事に至る恐れ」があると発言。皇室を守るためにも一条件での回答をすべきとの説得し、木戸内大臣はこれを受け入れる #芙蓉録 #8月9日

2015-08-09 16:01:30
芙蓉録 @Fuyo1945

1945年8月9日17:20 木戸内大臣、重光に対し「陛下は万事能く御了解で非常な決心で居られる。君等は心配はない。それで今夜直に御前会議を開いて、御前で意見を吐き、勅裁を仰いで決定する様内閣側で手続きをとる様にし様ではないか」 #芙蓉録 #8月9日

2015-08-09 17:27:22
芙蓉録 @Fuyo1945

1945年8月9日17:30 戦争指導にまつわる決議を行えないまま、第一回臨時閣議閉会。迫水久常内閣書記官長と松本俊一外務次官は「聖断」で事を運ぶ他手段がないと合意 #芙蓉録 #8月9日

2015-08-09 17:31:58
芙蓉録 @Fuyo1945

1945年8月9日18:30 第二回臨時閣議開催 外務大臣「完全なる一致ではないが、七月二十六日の宣言を基として、いかに対処すべきかを考ふるに、拒絶すべきではない。全部受諾し、終結をはかるの外はない」 #芙蓉録 #8月9日

2015-08-09 18:30:08
芙蓉録 @Fuyo1945

陸軍大臣「在外の我軍の方は、自主的撤兵の上、完全に武装解除し復員させたい。戦局は五分五分である。互角である、敗けとは見ていない」 海軍大臣「戦争を互角といふが、科学戦として武力戦として明らかに敗けている」 #芙蓉録 #8月9日

2015-08-09 18:31:04
芙蓉録 @Fuyo1945

陸軍大臣「会戦では負けているが戦争では負けていない、陸海軍間の感覚が違ふ」 海軍大臣「敗北とはいはぬが、日本は負けている」 陸軍大臣「負けているとは思わぬ」 海軍大臣「勝つ見込みあれば問題ない」 #芙蓉録 #8月9日

2015-08-09 18:32:02
芙蓉録 @Fuyo1945

軍需大臣「日露の時には英米が我を助けた。今は皆敵となった。原子爆弾の事は知らぬが、所信ある対抗策ない以上戒心を要する。一撃は加へ得るがあとはどうなる」 #芙蓉録 #8月9日

2015-08-09 18:33:02
芙蓉録 @Fuyo1945

農商大臣「武装解除は第二次であり止むなくば吞むべし。犯罪人は末の問題なり止むを得ない。原子弾には対策なし、今こそ適当なる時期なり。科学戦として軍もあきらめがつく、軍民間の忌まわしき思想も旨く解決されるであろう」 #芙蓉録 #8月9日

2015-08-09 18:34:03
芙蓉録 @Fuyo1945

この閣議においても一条件案派と四条件案派に分かれてしまい、意見は平行線のままとなった。なお閣議にて四条件案を支持したのは阿南陸相の他、安井藤治国務大臣、松阪広政司法大臣、岡田忠彦厚生大臣、安倍源基内務大臣 #芙蓉録 #8月9日

2015-08-09 18:35:03
芙蓉録 @Fuyo1945

帝国政府ハ右了解ニシテ誤リナキヲ信シ本件ニ関スル明確ナル意向カ速ニ表示セラレンコトヲ切望ス(了) #芙蓉録

2015-08-10 09:05:03