HoMe読書会第二回「アスラベス」第2週

J・R・R・トールキンの遺稿集 The History of Middle-earth 読書会のまとめです。 HoMe10, Morgoth's Ring, Athrabeth Finrod ah Andreth p.311 'Anon we may,' ~ P.316 'even before the wound?'
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LeJobard @LeJobard

エルフはあくまででも(現在の)アルダに属する存在なので、物事のアルダにおける性質そのものを見て、愛でる。 #athrabeth_2w

2015-08-30 22:10:34
LeJobard @LeJobard

一方で人間の本質はアルダの先(それが時間的にずっと先なのか、次元としてより高次のものなのか)に向かうという性質があり、エルフとは物事の捉え方が(実は)異なる。 #athrabeth_2w

2015-08-30 22:14:27
LeJobard @LeJobard

さらに言うと、エルフは人間のそうした性質に実は(極めて重大な)期待を寄せているのでは…と思います。(先の範囲ですが教授の註7にそのような事が) #athrabeth_2w

2015-08-30 22:18:57
LeJobard @LeJobard

しかしアンドレスは、というより人間はモルゴスの影響で、未来に目を向けるという本質そのものに恐れを抱くようになった。フィンロドはそれを正したがっているように感じます。 #athrabeth_2w

2015-08-30 22:25:04
カメハメ @Katsuobushield

フィンロドがアルダの行く末やその先まである程度見越して語るのに対して、アンドレスはそこまで遠くのことは分からないので、短命の存在なりの見方を示すしかないのかなーと。 #athrabeth_2w

2015-08-30 22:34:03
ぐら @gura58

遅刻でアスラベス2週目の感想です…どうもまだトールキンによる想定問答のように思えて、なかなか物語として読めないのですが(汗) #athrabeth_2w

2015-08-31 23:50:05
ぐら @gura58

「ヴァラールに会ったことないから、モルゴスの方が実在の実感がある」というのは、まさに「神に実際に会って助けてもらったことないから信じられない、悪魔の方が実在の実感がある」と感じてしまいがちな人間の考え方に思える。それに対して諭しているような。 #athrabeth_2w

2015-08-31 23:53:38
ぐら @gura58

アルダもいつかは滅びるというのも、最後の審判を思わせるような…これはキリスト教に限った考え方じゃないか。 #athrabeth_2w

2015-08-31 23:54:37
ぐら @gura58

ただもちろん、寓意を嫌ったトールキンがキリスト教の問答を反映するために書いたのではなく、トールキンの思想の中でエルフや人間の思想の立ち位置を設定しているのかな、と思いました。 #athrabeth_2w

2015-08-31 23:57:05
ぐら @gura58

人間はなんでマンドスの館に行かないのか?とずっと思ってましたが、もしかしてマンドスの館は天国ではないのかなと…。アルダを去って人間が行く場所こそ本当の天国なのかな、なんてことも思いました。だとするとやはり死は恩寵ということになるでしょうか。 #athrabeth_2w

2015-08-31 23:59:11
ぐら @gura58

あと、モルゴスが世界の主であり、抵抗するのは愚挙で無益、というアンドレスの考え方、まさにモルゴスやサウロンの得意とする、人の心に疑惑と絶望を植え付けるというやり方にハマってしまっているな、と思いました。 #athrabeth_2w

2015-09-01 00:07:05
ぐら @gura58

1週目で、もしかして教授自身の体験がこの問答に反映されているのでは…なんて思いましたが、2週目の内容を見ると明らかに違いますね(^^;)(モルゴスが世界の主だとか…)それで余計に想定問答のような気がしてしまったのですが。 #athrabeth_2w

2015-09-01 00:12:56
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