デモクラシー・ワークショップ第2回「インターネットとは何か」(スピーカー:野間易通)
- osomatu_san
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野間「参加者がネット上でひどい経験をするようになったのはいつ頃からなのか知りたい」 参加者から2ちゃんねる、mixi、モバゲーなどの声が。
2015-08-29 14:28:31野間「1994年、最初にネットにつないで3日後、専用のソフトウェアでアメリカオンラインにつないで見たときは既にレイシズムがひどかった。中心になってるのは若い子たちで、LAの~系、NYの~系、みたいに人種別で呼びかけていたり。カジュアルに根づいてる子ども同士のレイシズム」
2015-08-29 14:33:42野間「ネットはリアルにつながっているところとそうでないところがある。僕らはネット上で早くから在特会に触れていたけど、(ヘイトスピーチ署名を始めた)金展克さんは、路上に来て初めて在特会(やしばき隊)と接している」
2015-08-29 14:37:10佐藤「(周囲の在日を見て)差別は基本的になくなる方向にあるなとは思っていた。ただ僕なんかは大阪でひどい差別を見ているから、もっと徹底的に根絶しないとと思っていた」
2015-08-29 14:40:12野間「しばき隊を始めたとき『そんなことをやったら余計在特が調子に乗る』とか言われていた。無視したけどその通りだと思ってた(笑)でもその先に、ああいうのが減ると思ってた」
2015-08-29 14:41:15佐藤「(レイシズムを)増幅させたい一群が発生しつづけている状況がある。その人たちは要するにヒマつぶしでやっているわけですよね。それに対するブロック(予防)はやっぱり必要」
2015-08-29 14:43:43会場との話が続いたのでスライドに戻る。ネットワークのシステムを思いついた、リックライダーという人の話。論文ネット上で読めるそうです。 pic.twitter.com/9qXwfaHRzx
2015-08-29 14:46:12参加者男性「マクルーハンの主著は『グーテンベルクの銀河系』。『西洋文明は本によって作られた』がテーマです。歴史発展論などリニアな考え方が西洋文明に影を落としている。マクルーハンはそれに対して歴史はリニアではない、西洋化が文明を貧しくしたと言っている。これからは電気の時代だと」
2015-08-29 15:08:02野間「マクルーハンの有名な概念が『グローバル・ヴィレッジ』です。元々はディストピア的な考え方(マクルーハンのインタビュー映像を見せる)」
2015-08-29 15:11:18野間「マクルーハンは、メディアがつながり合うことによって活字印刷の発明以来続いた活字メディアの時代が終わる、と。次に出てくるのは村落共同体だけどそれは会話主体のコミュニケーションが主体となる暴力的な共同体なんだ(逆戻りである)という話をした」
2015-08-29 15:14:33野間「これは、ネット上でヘイトが生まれるしくみを語っているようなもの。マクルーハンは人がつながればつながるほどお互いが不寛容になり野蛮な社会が到来すると40年も前にインタビューで話しているけど、今まさにその通りになっている」
2015-08-29 15:16:24野間「インタビュー当時、インターネットはまだ全然出ていない。彼がこのとき想定しているメディアは『電話』。 冷たいメディア/熱いメディアという区分がありますよね。後者はラジオ・本など最後までストーリーが決まって、双方向的なコミュニケーションが生じないようなもの」
2015-08-29 15:18:55なんでそれが『ホット』なメディアなのか?という疑問の声が。 野間「情報量が多く、ハイレゾリューションなのがホットだということなんだと思う」
2015-08-29 15:19:54(グローバル・ヴィレッジについて) 参加者男性「60年代には『地球=ヒッピー村』のように捉えられていた。70年代以降、グローバル・ヴィレッジの悪い面をマクルーハンもどんどん強調していくようになったんだと思う」
2015-08-29 15:23:01野間さんがケンカを始めたのはいつから?という質問が。 野間「ネットにつなぐまではほとんどケンカしてなかった。イラク反戦のときに左翼掲示板に書き込んだのが最初かな。左翼からは『右翼』と言われ、ネトウヨからは『反日極左』と言われる。今とずーっと一緒です」
2015-08-29 15:24:52