エレキギター、ベースにおける生音の歪みとは?

何度も同じ事いうの面倒なので質問してきた人に見せる用
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イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

そして縦振動ピッキングをピック弾きで再現する場合、アポヤンド奏法(といってもこれも指弾きクラシックギターの奏法なので正しくはないと思うけど)で近しい琴が出来ると思う。  先述の通りピックだと高次倍音を吸わないから基音の強調には至らない。

2015-08-30 08:32:29

訂正:琴→× 事→○

イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

ただこれをピックでやる意味としてはやはりダイナミクスカーブの存在。原理は分からないが縦振動ピッキングあるいはピックにおけるアポヤンド奏法をとると、何故かアタックのピークに至るまでの時間が短くなるんですよね。

2015-08-30 08:33:20
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

これどんな利点があるかと言えば「アタックだけ歪み、ディケイ以降での歪み率が下がり倍音が減る」という事。  これが何を意味するかと言えば「聴覚上の強弱がつく」という。

2015-08-30 08:34:21
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

電気的な歪み…ODやDIS、FUZZなどを深くかけると所謂海苔波形になって見かけ上のダイナミクスは無いに等しくなるんですが、スペアナで追っていくと総合的な音量が変わってないだけで倍音の比率自体は流動的なんですよね。

2015-08-30 08:35:18
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

まぁ…少し考えれば当たり前の話なんですけど、波形と言う見た目で分かる部分に騙されて「歪ませるとダイナミクスが死ぬ」みたいな誤解がうまれてるんじゃねーかな、と思う。

2015-08-30 08:36:01
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

逆に可能な限りクリーンな状態…入力ゲインマージンを大きく取ったディスクリートDIにエレキギターを直結させた場合…がまぁ例としては適切かな?  この場合、くっきりダイナミクスカーブが目視でき、強弱が明確についている状態…という風に見えてしまう。

2015-08-30 08:38:14
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

確かにアタックの音量とリリースの音量を見た時、明らかに音量違うんだから…というのは分かる。  でも音楽におけるフォルテッシモあるいはピアニッシモって単なる音量の大小ではなく、「聴いた時にそう聞こえる」事が重要なわけで。

2015-08-30 08:39:16
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

特に安物ギターにあるんですが先述の通り「見かけ上ダイナミクスが付いている」にも関わらず「聴覚上そうは思えない音」になっている。  これは何かと言えば「各カーブにおける倍音比率が殆ど変っていない」事によるものではないか、と考えている。

2015-08-30 08:40:36
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

音量は変化しても倍音の比率が変化しなければ聴覚上強弱が付いたように聞こえない…なんて論文僕は知らないし、そんな検証されてる例も知らないので全く持って仮説の域を出ないんだけど、経験上…少なくとも僕の中ではほぼ確信をもってこうであると思う。

2015-08-30 08:41:53

い  つ  も  の

お  ま  た  せ

イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

で、僕が言う所謂当り個体(ヴィンテージとも呼んでいる)のエレキギターやベースの話。  一般的なヴィンテージやハイエンドというのはよく「鳴る事を強調」している物が多いと感じる。  が、これ実はむしろマイナスなんじゃないかとすら思ってる。

2015-08-30 08:43:22
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

生音での歪み=共振によるもの…所謂鳴りにより発生するものとするならば、「良く鳴る」ということは「弱いピッキングでも歪みが発生しやすい」ことを意味するのではないか、ということ。  エフェクターで言えばスレッショルドが極端に下げられたリミッターやフルアップのドライブペダル。

2015-08-30 08:44:59
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

強弱が飽くまで倍音比率でしかないのであれば、より弱く弾けばいいじゃん…って話になるんですが、ご存じの通り極端にスレッショルド下げたリミッターやフルアップのドライブペダルってノイズまで持ち上げられるんですよね。

2015-08-30 08:46:15
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

生音でノイズ…ってのは自分でも笑ってしまう表現なんだけど、そうとしか言えないくらいに「良く鳴る」ギターやベースはミックスした時に邪魔な帯域が余りにも多いのが事実。

2015-08-30 08:47:01
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

生音においてもSN比と呼べるような何かが存在している…という仮説が僕の中にある。そしてそれを良好な状態にするためには「鳴りにくい、だけど強打においては適度に鳴る」という絶妙なさじ加減で造られたエレキギター、ベースである必要がある。

2015-08-30 08:48:10
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

極端な話、ほぼ鳴る訳がない重圧な鉄筋コンクリートで出来たエレキギターやベース、幾ら強くピッキングしたところで共振なんか微々たるものだろう。  ハイエンドに多いのがこの「強く弾いても殆ど鳴らない」ギター、ベースなんですよね。

2015-08-30 08:49:46
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

これをエフェクター(じゃないけど)などの電子機器に例えるなら「大きく入力レベルのマージンを取ったディスクリートDI」や、「大きなワッテージが設定されているソリッドステートパワーアンプ」なんかが該当すると思う。

2015-08-30 08:51:08
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

当然こいつらはSN比だけで言えばすこぶるいいんだけど、問題として「ほぼ歪まない」という問題がある。これはこれでSN比が良いだけマシと言えるが「時間経過による倍音比率の変化がない」という点では安物と同じ。

2015-08-30 08:51:56
イリヤスフィール概念 @1964_Tbass_Hi_Z

従って、僕が言うヴィンテージ(当り個体)は「強く弾けば鳴り、時間経過とともに音量が減衰する事で倍音比率が流動的に変化する楽器」である…と、今日をもって再定義しようと思う。

2015-08-30 08:53:20

縦振動ピッキングについて

もとい、「縦振動のタッチ」について

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